やましたさんちの玉手箱
ユフィの記事
連載
01 ワタミの宅食で11ヶ月頑張りました
02 ワタミの宅食でパートをした理由
03 世田谷地区進出の初出勤
04 安全な食事を安全にお届け
05 ワタミのまごころさんは身だしなみから
06 お試し5日間コース注文
07 お客様とのお付き合い/その1
08 お客様とのお付き合い/その2
09 お客様とのお付き合い/その3
10 雨が降ろうが、槍が降ろうが…
11 パート中のトラブルいろいろ
12 歳末のワタミは売り込みで多忙
13 大雪では自転車を押して配達
14 ワタミ最終章は 仲間との思い出
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ワタミの宅食でパートしました

06 お試し5日間コース注文

おかずだけの万菜コースを頼みました

7月の始め、ワタミの宅食に「お試し5日間コース」があるのを知り、写真も撮りたいし、味も見たいしで依頼。
8日から5日間、「万菜コース」を頼んでみた。
そして、だんだん思い出してきたパートの頃のこと。

電動自転車の前後に備え付けられた保冷箱、前には留守宅用のボックスや保冷袋を入れていた。
後の箱には、お弁当が最大36個くらい入る。
正方形に近い形で、3種類の弁当は組み合わせを考えながらの積み込みになる。
自転車後の青い保冷箱

まずは正方形の「万菜」を隅にきっちりと重ね、空いた部分の立てと横に、長方形の「おかず」楕円形の「御膳」を重ねる。
仕切り用のマット状のものもあり、上手く詰めると36個入るようだ。
ユフィは最大20個が限界で、それ以上は2回に分けて往復していた。
各弁当のチラシ

ということで、回るお得意様の順番通りに積んで置くのだが、最初のお宅が一番上に、最後のお宅は下になるようにする。
空いた弁当箱は、届けた弁当と交換でもらうので、少し空いた隅に縦に重ねておき、半分くらい終わった段階で空き弁当箱を下に入れ、これから配る分は上に乗せてすぐに取り出せるように工夫する。
余り人通りの多い場所ではやり難いので、抜け道の途中とか、配達先の塀の陰とか、工夫したものだ。

出張所に戻ると、各々の空き弁当箱を、種類別に箱に収めなくてはならないから、配達しながら空き箱は整理して重ねなくておく必要がある。
目茶目茶に放り込んでおくと、帰ってからの手間隙がものすごく掛かるのだ。

夏には保冷剤が必需品で、配る家庭1件に1個の割合で持っていく。
前にも書いたが、気温の上昇によって、留守宅へ置く分の保冷には最大3個が必要になる。
今回はユフィが在宅で受け取ったが、以前の保冷用の発泡スチロールの箱ではなく、折りたたみ可能で手軽な保冷バッグを使用している様子。
写真用に1個の保冷剤を入れて、置いていってもらった。
もちろん、バッグも保冷剤も回収はしっかりする。
保冷バッグ

さて、肝心のお弁当の話だ。
「万菜」は真四角の弁当箱で、密封されている証拠の透明な帯が、周りをしっかり覆って押さえている。
以前より幅が太くなり、はがれにくくなっているように思う。

最初の頃は、この透明な帯が細くはがれやすくて、持ち運びに気を使ったものだ。
日付と原材料名が印刷され、貼られている。
弁当箱の絵と帯封の色が、日によって変わるのだが、最初の日はかぼちゃであとの毎日は筍だった。
南瓜の絵たけのこの絵

この絵には思い出がある。
四季の野菜や果物、恵比寿様の絵があり、私は朝早い出番なので、その季節の絵を密かに選んでいた。
午後になると残った分で数合わせしなくてはならないから、絵を選ぶ余裕はない。と言うか、多分気にしていない人ばかりだったと思う。

冬は梅、大根。春なら筍、苺。夏は胡瓜、茄子。秋はかぼちゃ、柿。等々。
沢山積んである大きなスチロールの箱から、探し出していた。
どうしても見つからない場合は「恵比寿様」で我慢したりして…。
そこまで気使いしたこと、気づいたお客様がいらしたのかかどうかは疑問。
今思えば、自己満足だったかも知れない…。

5日分の写真と料理名を一応参考のために記す。

7/8 (月) 446kcal 塩分4.9g
『鶏と根菜の黒酢炒め』「ゴーヤチャンプルー」「野菜の肉味噌がけ」「大根と蒟蒻のピリ辛」「インゲンとじゃこのお浸し」「さつま芋とおからのホクホク和え」「春雨の中華サラダ」「オクラ」
7/8の弁当

7/9 (火) 429kcal 塩分3.8g
『真ダラの沢煮あんかけ』「煮卵と野菜の坦々ソース」「昆布と野菜の炊き」「彩り切干大根」「ひじきとごぼうの金平」「マカロニツナサラダ」「金時豆」
7/9の弁当

7/10(水) 434kcal 塩分4.4g
『豚肉のねぎ味噌焼き』「白身魚のスィートチリソース」「ごまこんにゃく」「中華風卯「大根とがんもどきの煮物」「人参とコーンのグラッセ」「カニ風味サラダ」「漬物」
7/10の弁当

7/11(木) 551kcal 塩分4.2g
『ミックスフライ』「鶏肉と春雨の炒め」「枝豆稲荷と椎茸の炊き合わせ」「野菜とクラゲの和え物」「大根と牛蒡のベーコン炒め」「インゲンとコーンのグラッセ」「蒸し鶏のごまサラダ」「枝豆」
7/11の弁当

7/12(金) 553kcal 塩分4.8g
『牛肉のデミトマト煮込み』「海老クリームカツ」「南瓜とさつま芋のそぼろ餡」「彩り野菜の甘酢」「ブロッコリーのごま和え」「白滝の明太子和えバター風味」「くわいときのこのガーリックソテー」「漬物」
7/12の弁当

万菜のおかずは平均して8種類。最初の『』が一応メイン・主菜で、7~6種類の副菜と漬物が入っている。
レンジにかける前に、酢の物や漬物になどの冷たいほうが美味しく食べられる紙カップ入りのものは、取り出すように注意書きがあり、口頭でも伝えられる。
ユフィは始めてのお客様の場合は、最初の日にお渡しするメモにも書きとめておいた。

前の週にお届けの色々なパンフレットに、細かく書いてあるのだが、しっかり読んでいる方は少ないように思われる。
書いてあっても、口頭でお伝えしても、全部忘れてそのままレンジにかけてしまい、「漬物が温かくて美味しくなかった」と言う苦情が出たりするので、うるさいくらいでちょうどよいのだから。

5日分見ていると、食べてしまったときには気がつかなかったが、一応洋風・和風・中華風とメニューは出来ていて、メインに合わせた副菜になっているようだ。

お客様の問い合わせで「同じメニューが月に何回くらいありますか?」と言うものがあり、電話を受けたスタッフが困っていたが、あの頃もそう思ったが、今ではっきりと「同じメニューはありません」と返事が出来る。

同じメニューを作るほうが難しいと思うから…。
季節も違うし、仕入れも様々だろうし、すべてが機械ではなく、手作りが信条のワタミの宅食。
よくまあ、これだけの種類のものを作って詰めているな、と感心する。

とても自分の手では作れないし、食材も揃えられない。
8種類のおかずはどれも1品は少量だが、重なった食材がないのも見事だ。
栄養士の苦労は大変なものだろうな。ジャックに言わせれば「それが仕事だから、当然」と言うだろうけれど…。

最初の月曜日のおかずが、なんだか少ないように思えて、思い出したことがある。
あるお客様が「小鳥の餌でもあるまいし、なんだ、このチョコチョコしたおかずは」と怒ったと言う話。
思い出したらおかしくなってしまった。
ユフィも感じたことなので…。

食べる身になれば、2口3口でなくなる副菜は、みみっちい感じがするかもしれない。
万菜はお年寄りには多すぎる量なので、最初は沢山おかずが欲しくて頼んでも、やはり「多いからもったいない」と中の「おかずコース」に変更するお宅が多かった。

前の週に次週の献立表と成分表をお届けすることで、介護中の方が自宅での手づくりを工夫し、介護される方と分け合って、上手に食べていらしたお宅も何件かあった。
要するに、ご自分のお宅の状態に合わせての利用が賢い選択だと思う。

味は薄味だが、元々我が家では薄味のほうなので、サーヤからは何も文句はなし。ジャックは全く手さえつけなかった。
ユフィはコロッと万菜が届くことを忘れていて、いつものように献立を考えてしまったから、テーブルはそれこそ満菜の状態になってしまったが…。

最後の日、「娘がダイエットにも良いかも、と言ってました」と伝えたら、O氏は「細かく調理してあるから、お年より向きですよね」と言っていた。
暑い中、5日間お世話様でした
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