やましたさんちの玉手箱
ユフィの記事
連載
01 ワタミの宅食で11ヶ月頑張りました
02 ワタミの宅食でパートをした理由
03 世田谷地区進出の初出勤
04 安全な食事を安全にお届け
05 ワタミのまごころさんは身だしなみから
06 お試し5日間コース注文
07 お客様とのお付き合い/その1
08 お客様とのお付き合い/その2
09 お客様とのお付き合い/その3
10 雨が降ろうが、槍が降ろうが…
11 パート中のトラブルいろいろ
12 歳末のワタミは売り込みで多忙
13 大雪では自転車を押して配達
14 ワタミ最終章は 仲間との思い出
Powered by fun9.net
TOP > ユフィの部屋 > パート

ワタミの宅食でパート

01 ワタミの宅食で11ヶ月頑張りました

ワタミの宅食は休めない

一昨年5月、都内に「ワタミタクショク」がオープン。
後に「ワタミの宅食」に改名。
新聞の折り込み広告で応募し、成城での区民会館で面接を受けてのスタート。
年配の人が多く、30代の自家用車で配達希望の女性も何人かいた。
奥様風の2人、すぐに意気投合していたが「続くのかな」と心配していた通り、2ヶ月くらいでリタイア。
1人はお子様の病気で、1人は時間が思ったよりかかり過ぎるため。
お弁当を配達し、前払いの集金をし、弁当箱の整理と集計とかなり煩雑で忙しい。

最初「大丈夫? 続けられる?」と面接のときのスタッフをすごく心配をさせていた私は、週5日を1年近く頑張った。
しかも1日も休まず、腰痛や膝痛でも接骨院に毎朝寄って治療を続けながら仕事していた。
その頑張りの理由は「待っているお客様がいらしたから」以外にはない。
独り住まいの方も多く、家族がいらしても食事は別になさっていたり、お体が不自由だったり、奥様がご病気だったり、仕事の合間の昼食だったり、その理由は様々だったけれど、待っていてくださるのは皆様同じ。

ユフィは午前中を仕事時間にしていたが、夕食の配達なので午後5時までに配達すればよいため、皆さんがそれぞれの都合の良い時間帯で動いていた。
自家用の車の人と、ワタミの電動自転車を借りる人の2通りあり、ユフィは自転車で宅配。
この自転車がすごく重い。
子供を前後に乗せて走っている電動自転車をよく見かけるが、多分あんな感じかも。
私の後釜に来てくれた40代の主婦が、「あ、同じくらいですから大丈夫です」と言っていたから。
前後に重い保冷用箱付き電動自転車

弁当箱は洗浄して使いまわしにするタイプで、チルドと電子レンジ両用のために重いのだ。
中身が入っていてもいなくても、重さにあまり変わりがないので、行きも帰りも荷台の重量には余り変化はない。
36個くらいは入るのだが、男性は前の荷台にも積み、更に袋に入れて吊るすのでものすごい状態になる。
見場は非常に悪い。私は20個が運搬の限界。
終りの頃は35個くらいあったので、2回に分けて配達していた。

配達用の自転車での転倒が3回。
なにしろ自転車本体が重いのと、お弁当の重量で起こすことが出来ない。いつも男性が近くにいて、起こすのを手伝ってくれて、すごく助かった。

大体は「これくらいなら大丈夫」と無理をしたときに転ぶ。
例えば、急坂で細い道を上りそこなって、一度降りてから乗り直した時などだ。
自転車を引いて上がるよりも、乗って漕いだほうが楽だ、と思うから…。
加齢でバランス感覚が衰えているから、登り坂での発進は問題ありなのだ。

パンクは私用・仕事用で2回ずつあったし、配達先のトラブルも何回かあった。
それでも、雨が降っても、風が吹いても、真夏のカンカン照りでも塩飴を口にして、降雪や凍った雪道では引っ張って、1日も休まず通った。
研修のときに1年間の流れは聞いていて、1週間のうち5日間はなにがあっても休みなし、1年間のうち正月3が日のみが休みで、台風でも大雪でも臨時の休業は皆無。
3種類の弁当チラシ

耳にしていたのと、実際の仕事では大きく差があるのは何でもそうだと思うが、かなり厳しい仕事ではある。
大晦日はお節を配って回ったから「自分で自分を褒めてやりたい」という言葉が身にしみた11ヶ月半だった。

結局膝を痛めてしまい、次の人が決まるまで3ヶ月待って止めた。
接骨院の先生曰く「膝の使いすぎ」だとか。
腰も2ヶ月目位で痛め、朝治療して配達に向かい、ふわふわした力の入らない足元で家々を回ったことを思い出す。
膝の間節を痛めてからも、朝接骨院で治療して湿布を張り、サポーターを巻いて冷えないようにしながら、次の人が決まるまではと頑張った。
4階までのマンションの階段が、痛くてきつかったことも思い出に変わっている。
初回用の説明書

40代の若い女性が後を継いでくれ、若い力で40個以上の弁当を1度に配達することになり、5日間一緒に研修で回ってみて、「任せても大丈夫」と安心して辞めることが出来た。
仕事が終了して1ヶ月くらいで、膝痛もある程度までは改善した。

収入は1ヶ月で3~4万円位で、時間給にして700~750円位だと思う。
半分ボランティアだと思っていたし、体を動かす仕事なので痩せたから良かったのかもしれない。
血圧で通院している医院の先生に「痩せましたねえ」と褒められもした。
膝の間節の痛みがなければ、もう少し続けられていられたのかもしれない。

昨年の5月からは、ネットサーフィンで見つけた在宅ライターの仕事にチェンジ。
1日中パソコンの前に座るパートに替わり、楽になったので当然太ってしまったが、今度は肩凝りと腰痛が心配になり、週1回身体のメンテナンスのためと、接骨院通いは続けている。

今回使用した写真は、サーヤと相談して取った2013年7月の「お試し5日間」でのもの。
色々な資料を届けてくれたので、そのチラシやまごころさんのO氏の写真を使用している。
連載で続けることにしたため、細かな思い出やトラブルなども随時載せていくつもり。
書いている内に、少しずつ思い出してきているし、写真も挿入できそうなので、何回になるかは分からないが…。

今回は連載1作目。続きは、この記事の左上にあります。
Powered by amaprop.net
▲ページTOP