やましたさんちの玉手箱
ユフィの記事
連載
01 ワタミの宅食で11ヶ月頑張りました
02 ワタミの宅食でパートをした理由
03 世田谷地区進出の初出勤
04 安全な食事を安全にお届け
05 ワタミのまごころさんは身だしなみから
06 お試し5日間コース注文
07 お客様とのお付き合い/その1
08 お客様とのお付き合い/その2
09 お客様とのお付き合い/その3
10 雨が降ろうが、槍が降ろうが…
11 パート中のトラブルいろいろ
12 歳末のワタミは売り込みで多忙
13 大雪では自転車を押して配達
14 ワタミ最終章は 仲間との思い出
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ワタミの宅食でパート

05 ワタミのまごころさんは身だしなみから

紫外線防止のキャップと保冷剤入りのタオル

7月8日から5日間、ワタミに「お試し」を頼んでサーヤと夕食に食べた。
ちょうどこの日から梅雨明けで、猛暑の一週間の始まりだったから、まごころさんのOさん、真っ赤な顔で汗びっしょりで届けてくれた。大変でしたね。
そう、私も思い出した。保冷剤でいっぱいで、自転車の保冷箱が重かったことを…。
パンパンの自転車の箱と保冷剤保冷袋

Oさんの自転車の前後の保冷箱も、運搬中冷やす為の保冷剤と、留守宅に置く為の保冷袋でパンパンに張っていた。
気温25度以下で保冷剤がお弁当1個につき1個、30度35度と上がるにつれて、保冷剤は増えていく。

留守宅には保冷箱や保冷袋に入れ、指定の場所に置かなければならないから、その度に保冷剤が減っていく。
私の場合は、とにかく重いのが苦手なので、保冷剤も最小限度の数で済ませていたが、Oさんはしっかり全て乗せていた様子。

最後の金曜日、冷たいウーロン茶を用意しておいて、飲んでもらった。
一気に飲み干したから、かなり喉が渇いていたのだろう。
一応飲み物は用意してあるようだが、「ぬるくなっているので」と言っていたから、保冷箱は満杯なのだろう。

少しずつ、以前の配達のことを思い出してきて、まだ手元に残しておいたものを写真に撮った。
首に掛ける社員証、留守だった場合に一言書くためのメモ帳、名刺、領収書と献立表・月刊誌などを一つにまとめるクリップ、集金用の小さな袋などをまとめて入れていたチャック式の袋。
この袋は、集金用の袋ともども透けて見えるのがポイント。
集金袋は小さいが、万札が広げてぎりぎり入るので見やすい。
ブルーの小物入れ

今回もらったOさんの名刺の裏の言葉が、ワタミのまごころさんの仕事に対する心構えを端的に表している。
「まごころ宣言」として、笑顔で元気にご挨拶、毎日名前でお声掛け、清潔な身だしなみ、の3つを約束しているのだ。
以前の名刺の裏はメモになっていて、多分お客様が何かメモするためのものだったのだろうが、ユフィは今回撮影の為に裏返してみて、はじめてこのメモに気がついたから、あまり意味が無かったのかも…。
名刺の裏の言葉集金用袋・クリップ・名刺の裏のメモ

笑顔も挨拶もお声掛けも、全ては真心の表れで心の問題なのだが、ユフィが一番気を使ったのが「身だしなみ」だった。
だんだん暑くなってくると、長ズボンが鬱陶しくなって来る。
ある男性のまごころさんが「短パンを許してくれれば楽なのに」とぼやいていたが、服装には結構厳しくて、短パンもサンダルも駄目。履物は運動靴と決められていたし、サンダルは自転車に乗る際に危ないのは確かだ。
なにしろユフィは、一応はファッションの世界をチョコッと齧ったことがあるから、服装から入る癖がある。
まごころさんは、すごく鮮やかな目立つオレンジ色のエプロンが制服だ。
この色に合わせるとなると、白黒かジーンズの色くらいしかない。
で、始めの5月の爽やかな季節は、黒のシャツにパンツ、黒の帽子という姿が多かった。
所長が口が上手で「カッコイイですねぇ」とおだててくれたから、気持ちよく仕事が出来た。

だんだん暑くなってきて薄着になると、昔何かの仕事用にしていた白のポロシャツを探し出し、夏用のジーパンに、ポケットいっぱいのベストを合わせていた。
ジーンズで統一したスタイル

このポロシャツ姿は、後輩の50代そこそこの女性が、格好良く来ていたのが刺激になったのだが…。
彼女、「紫外線が強くなる時期だから日焼け止めをしっかりと塗って」と言うユフィの言葉を受け流し、1ヵ月後真っ黒に日焼けした腕が恥ずかしくて、「長袖しか着られない」とこぼしていた。
「だから言ったのに…」とユフィ…。

7分袖の薄物を着る場合でも、日焼け防止の手袋は必需品で、初夏用の黒と、真夏用の白とベージュのレースを服装に合わせて使用していた。
サンバイザーは、仕事を始めて1ヶ月もしない風の強い日に飛ばしてしまい、どうしても見つからなかったので、そのまま配達は出来ない、と思い、仕事の途中で三軒茶屋の衣料品店まで行って買った。
あご紐付きなので、以後飛ばされずに残っている。
サンバイザーと紫外線避け手袋

この衣料品店は、ユフィの若い頃からある店で、ポケット沢山のベストもこの店のもの。
男女共に多くの種類があり、もう一つのジーンズのベストもここで購入したが、女性用ではない。
男性の、多分釣り用などのベストではないか、と思う。
ポケットが沢山付いている便利性は、色々なものが入ること。

必需品の携帯電話、領収書や名刺、ペン、自転車の鍵、ハンカチ、etc…
エプロンのポケットにも3つ仕切りがあり、入れられるのだが、自転車をこぐ時に太ももに当たって動きにくいのだ。
男性では、このエプロンがいろんなものでパンパンに膨らんでいる人も居た。
しかし、いくら便利なベストでも、普通の主婦の生活に戻ると着るチャンスはないに等しい。

今さらに気づいたのがも社員証として首に掛ける名札の裏の言葉。撮影で裏返すまで見たこともない。
不良まごころさんの代表かもしれない。説明もなかったしなぁー。
経営基準と目的が記されているのだが、まごころさんとしては名刺の裏の言葉のほうが実感として分かる。
社員証社員証の裏の言葉

清潔な身だしなみは大切。ひと目でその人の内容まで分かるから、怖いといえば言えるかもしれない…。

夏の配達時に更に必要なものは、「クールスカーフ」だ。
色々と試した結果、タオル地で出来た袋状の細いマフラーに、小さな保冷剤を入れて首に巻く。
ユフィは2回近くの街を回っていたから、家から主張所に着いて1回目を回り、冷蔵庫内に冷やしておいた保冷剤を取り替えて2回目を回り、帰宅するまで首に巻いて持たせた。
ということで、夜のうちに8個の小さな保冷財を冷凍庫に用意し、4個は持って行って出張所の冷蔵庫の隅に菓子缶で保管する。
タオル製のマフラーと保冷剤

一緒に濡らしたお絞りも箱に入れておき、ここでマフラーの保冷剤を取り替えるときに汗を拭いていた。
そして、麦茶をボトルに詰めて冷凍したものを自転車の前の箱に入れて、時々口にしていたが、この麦茶より効き目のあったのが「塩飴」で、熱中症予防にはこれが一番効くみたい。
今年の夏は最初から猛暑なので、「塩飴」を買いに行ってみたが、同じものが見当たらず「塩キャラメル」を買ってきて仕事中なめている。

このパートでは、ひと夏の暑さで汗が出たこともあってか、2キロ近くの減量になったと思う。
配達の時間帯も、暑さが厳しくなるにつれてどんどん早くなり、お客様に「早いわねぇ」と驚かれながらも回っていた。
今回の「お試し5日間」のOさんは、12時半の時間通りに運んでくれたけれど、一番暑い時間帯の配達は大変だと思う。

それでも変更は難しい。
最初のまごころさんが決めてしまった時間帯なので、お客様がその時間帯で納得しているから…。
ユフィも午前中とお願いしての配達だったから、お留守の場合は置いてくる手はずになっていた。
社員証と一緒に吊るされた鍵は、不在用保冷箱の鍵。
利用するお客様は少なかったが、その話もまた後日に…。

それに午前中の配達は、1時間くらいの差なら事前に承諾を受けていれば許してもらえるけれど、夕方の5時までのお届けの約束が、車などの渋滞などの理由で遅れると、お客様はとても心配するらしい。
夕食は間に合うのか?と…。

こうして振り返ってみると、ユフィが一番出来なかったことは、何かのときに「まごころ通信に、一言メモを書く」ことだったように思う。
なごころ通信のメモ

適切に暖かい心を記す一言」は非常に難しい。
その意味などを含めて、次の機会には「お客様との交流」を書こうかと思っている。
その前に「お試し5日間の万菜弁当の記事」が必要かどうか、サーヤ管理人に聞かないとらならないが…。
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