やましたさんちの玉手箱
サーヤの記事
連載
01 紫外線(日光)アレルギー発症!?
02 ステロイド薬とは何か?そして転院へ…
03 光線過敏検査ってこんな検査
04 肌も血液検査結果も大変なことになった!
05 一番怖いのは「脱ステロイド リバウンド現象」
06 副腎皮質ホルモンに良いサプリメントとは?
07 治療中の肌の変移(恥ずかし写真画像付)
08 プロトピック軟膏とステロイド薬の違い
09 アレルギー体質はしておこう パッチテスト
10 アレルギー専門皮膚科がすすめるスキンケア商品
11 UVカットの日傘は選び方に注意!
12 UVカットのマスクと帽子で完全防護!
13 肌治療の中間報告とピーリングリフレッシュ
14 日焼け止めクリームで勘違いしがちなこと
15 窓からの紫外線をフィルムとクリームでブロック
16 意外と役立つ!紫外線チェッカーの面白い実験

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アレルギー奮闘日記

16 意外と役立つ!紫外線チェッカーの面白い実験

最近気になっていた、紫外線量をチェックするグッズ「紫外線チェッカー」というもの。
これを買おうかどうしようかな~と思っていた。
紫外線量は気象庁のデータや毎日の気象ニュースで強弱を大まかに把握することはできるが、自宅・職場などの立地条件や、車・電車・日傘利用などの生活環境によってかなりの差が出てくるはずである。
特に紫外線アレルギーの人には、日常の生活環境における紫外線量がどのように出てくるのかは敏感になってしまう。

まず、気象庁のHPに行くと1997年~2008年の平均化した月別データを見ることができる。


日最大UVインデックス(推定値)の月別累年平均値グラフ
引用:国土交通省 気象庁
これを確認すると、やはり4月~9月は要注意だね。紫外線アレルギー体質は3月から対策を始めておきたいところ。
ただ、これは大まかなデータにすぎない。

やはり紫外線アレルギーは一生の付き合いになるので、少なくとも周囲の紫外線量の変化と影響は把握しておきたい。
というわけで買いました、紫外線チェッカー
紫外線チェッカーは本格的な機器も色々と出ているが、自分は会社員で毎日の生活が決まっており、休日はインドア派なので短期間で簡単に調べられるもので十分とした。

この商品はプラスチックのような造りで、ブレスレットになっている。
ストラップもあるが、あえてブレスレットにしたのは常に身に着けているものの方が身体に与えられる紫外線を把握しやすいと思ったのだ。
それに、顔に降りかかる紫外線が気になるときは手を顔や髪に持っていくなど自然な仕草ですむしね。


このブレスレットの四角い部品が、紫外線をキャッチして色が変わる仕組み。
色が変わるというのが何か楽しいかもしれないな~というのも、この商品に決めた理由。これを見て二人の子持ち同僚が「あ、その日光を浴びて色が変わるアクセサリー、ディズニーランドで沢山売っていたよ」と言っていた。なるほど、子供には楽しい商品だろう。

さて、早速実験してみましたよ。
この実験を行ったのは梅雨入りした6月。
まずはカンカン晴天の日を狙って(体質的には狙いたくもないが)、直射日光にさらしてみた。

真っ白なブレスレットが、ギューンと濃い紫に変色。
思ったより色が変わるのが早く、最高濃度になったので、かなりビビった…。


すぐに屋根のある庭に入ってみると、スーッと色が抜けて、ほんのりピンクに。
直射日光かどうかで、相当違いが出るのがわかった。こんなに違うのか…。

これは色々な場面で変化の差が大きいかもしれないな、と思って会社への通勤で実験してみた。
会社は港にあり、空間的にはかなり広いところにある。出勤時は立ち並ぶビルの陰になっているので、直射日光はあたらない。


朝の8時ごろ

夕方の18時ごろ

ビルの陰になっていて直射日光はあたらないが、けっこう色が強く出ている。空間が開けているので周辺からの光の反射が入っているのだろう。
つまり日陰でも安心できないということ、どこでも日傘必須だね。
同じ場所でも夕方の18時ごろになると色が薄くなる。夕方は紫外線がだいぶ和らぐようだ。ということは、外出の必要があるが時間帯にこだわらない場合は、早朝より夕方の方が良いということだね。
気温的には早朝の方がよいが、紫外線的には夕方の方が良い、という発見である。

ただし、同じ日陰でも以下のようなパターンがある。

ご覧のとおり、カンカン照りの日陰に入っているが、色がかなり薄い。ここは朝の駅のホームなのである。
周囲が建物で密集している狭い空間にあり、屋根が低くコンクリート製なので日陰としての効果が強いのだと思う。そういえば、自宅の庭に入るときも色がかなり抜けていたが、あれも同じ条件だった。
つまり、視覚的には「狭くて暗い場所」に入れば、紫外線はかなりブロックできると思って良いだろう。

つぎは、日傘での実験。
サーヤの使っている日傘は「サンバリア100」という、UVカット率100パーセントのものである。(めっちゃ高い
その日傘で実験してみた。

この日は曇りだがブレスレットは紫色に変化している。
さて、日傘をさしてみると…。(顔の位置で撮影)

サンバリア100 2000円の中国製

おぉ!ブレスレットが白い!バッチリUVカットできてますな、さすがサンバリア100!
試しに同じ曇りの日に2000円の中国製の日傘をさしてみたが、ピンク色になっている。半分くらいしかカットできていないのがわかる。
プレスレットではなく、自分の手首を見ても、サンバリア100は黒い影になっていてるが、安価な日傘だと光が入って赤っぽく見えてるんだよね。
どんな日傘を選べば良いのかは、こちらに詳しく書いているのでぜひ参考にして欲しい。「11 UVカットの日傘は選び方に注意!

さて、次に気になっているのは窓からの紫外線はカットできているのかどうか、である。
特に職場は大きな窓ガラスに囲まれているので「イヤー日光がいっぱい入ってくるー」って感じで不安だったのだが、ブレスレットをつけて出勤してみると…。

あら?白い?
このビルは築10年程度の新しい方なので、窓にはすでにUVカット加工のされているものを使っているのだろう。
おおいに安堵して仕事に励めそうだ。

ちなみに、電車でも同じだった。古い電車はわからないが、少なくとも都心を走る電車は窓にUVカット加工がされているのか、職場に居るのと同じ白い反応だった。
電車での写真も撮りたかったが、こんなところでシャッター音は盗撮に思われかねないので(笑)ご容赦。

ということは、すでにUVカットのフィルムを貼っている自宅の窓も同じ効果が…?
自宅には日当たりの良い2階の大半にUVカットのフィルムを貼っているのである。詳しくはこちら「15 窓からの紫外線をフィルムとクリームでブロック」。
通販のフィルムを素人で貼っているので、効果はそんな期待していなかったが、実験してみると…。(曇りの日)

窓を開けた状態 UVカットのフィルムを貼った窓

おおぉ!窓を開けて紫になっているのが、窓を閉めてみるとスーッと白くなっていく
これで通販+素人作業レベルの商品でもきちんとUVカットできているのが確認できた!
やはり便利である、紫外線チェッカー!

なお、このように紫外線に当てることで色が変化していく商品(全体的に1000円以下)は寿命がある。一定稼働時間を過ぎると反応しなくなるのである。
今回の商品は「稼働時間で800時間まで」とのことなので、一日中紫外線に浴びさせるとして1ヶ月ちょっと。でも実際には多くても一日に数時間程度なので、3ヶ月は持つだろう。効用が切れても普通にアクセサリーとして使い続けることもできる。
もっと長期間的に紫外線をチェックしたいときは、機器商品を使うと良いだろう。

紫外線は目に見えないだけに、対策しても不安を覚えてしまうものだが、このように視覚化できる商品を使うことで明確な効果が見て取れるのはありがたい。
紫外線アレルギーの方々には、日常生活がどのくらい紫外線に影響されているのか把握するためにも、この実験を実施してみて欲しい。特に自宅の室内と職場はチェックしておきたい。
それに、これは子供心にも楽しいものがあるので、プレゼントや夏休みの宿題の自由課題にもオススメ♪

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