やましたさんちの玉手箱
サーヤの記事
連載
01 紫外線(日光)アレルギー発症!?
02 ステロイド薬とは何か?そして転院へ…
03 光線過敏検査ってこんな検査
04 肌も血液検査結果も大変なことになった!
05 一番怖いのは「脱ステロイド リバウンド現象」
06 副腎皮質ホルモンに良いサプリメントとは?
07 治療中の肌の変移(恥ずかし写真画像付)
08 プロトピック軟膏とステロイド薬の違い
09 アレルギー体質はしておこう パッチテスト
10 アレルギー専門皮膚科がすすめるスキンケア商品
11 UVカットの日傘は選び方に注意!
12 UVカットのマスクと帽子で完全防護!
13 肌治療の中間報告とピーリングリフレッシュ
14 日焼け止めクリームで勘違いしがちなこと
15 窓からの紫外線をフィルムとクリームでブロック
16 意外と役立つ!紫外線チェッカーの面白い実験

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アレルギー奮闘日記

11 UVカットの日傘は選び方に注意!

みなさん、UVカットのための日傘を買うとき、何に気をつけていますか?

まず、意識しようとしているのは「UVカット率」のはず。
でも、最近の日傘はいずれも「UVカット率98%」以上のものがほとんどだよね。60%とか70%とかって見たことある?あまりないね。
きっと技術・性能が優れてきて、ほとんどの日傘が値段に関係なく高いUVカット率を誇っているのだろう…と思ってしまうが、実を言うと日傘のUVカット率ってメーカの自己測定申告で表記されている。

え、つまり…どういうこと?
つまりは、実際の検査によるUVカット率がたとえ60%でも、自己測定申告だから「UVカット率99%」だと表記して販売することができる、というわけだ。
これは日傘に限らず、化粧品でも自己申告になっている。
エーッ、というより、私はそれで納得した。
なぜなら、今まで日傘を何度か購入して使用したことがあるが、99%も遮断できているような気がしないんだよね…殺菌スプレーとかも自分が期待しているほど殺菌はできていないのが実態だというのも知っていたし、メーカの表記はあまり鵜呑みにしない方が良いと思っていたのだ。

それじゃあ、どんな日傘を買えばいいの?
サーヤも紫外線アレルギーについて勉強するまでは、メーカのUVカット率表記をそのまま受け入れ、安価・デザイン優先で日傘を購入してきた。
が、後から色々なことがわかってきて「今の日傘ではだめだ」と思い、後から高額でも質の良い日傘を購入したので、これを比較しながら説明してみることにする。

まず、日傘のUVカット率としては、単純に「白」より「黒」の方が遮断率は高い
白は光を反射し透過させるので、黒で吸収させた方が良いのである。
また、日傘や帽子の内側が白いと、地面からの光の反射が日傘や帽子の内側でもピッカピカと反射するので、せっかくの日傘や帽子が役に立たなくなってしまう。
だからUVカットのため日傘や帽子などを購入しようとしたら、黒を選んだほうが良い。

でも、黒い日傘や帽子とかは、熱を吸収して熱いのがイヤなんだけど…
その場合は、外側が白くて、内側が黒いものを買えば良い。この商品はなかなか見当たらないが、外側で光を反射し、内側で光を吸収させれば、暑く・熱くならずにUVカットをすることができるのだ。意識して探してみて欲しい。

さて、サーヤの持っている二つの日傘を比較してみよう。
最初は茶系で2,000円以内と安価、中国製、晴雨兼用のものを選んで購入していた。これを「日傘A」としよう。
後から勉強して購入したのは、外側が白っぽく内側が黒い日傘で、11,550円(ぐはっ…)と高額、日本製、晴雨兼用のもの。これは「サンバリア100」というUVカット率100%の日傘。
茶系の安い日傘
●茶系の「日傘A」
サンバリア100の日傘、内側が黒い
●「サンバリア100」

百聞は一見にしかず、二つの日傘を陽にかざしてみよう。

日傘Aの内側アップ日傘Aの内側の全体図
●日傘A
ご覧のとおり、室内だとこげ茶色の日傘が、太陽を通すと透過してきて薄い茶色になっている。布の網目があるからどうしても光や紫外線を通してしまうわけである。

サンバリア100内側のアップサンバリア100内側の全体図
●サンバリア100
ん?太陽を透過してるというより、内側の方が明るすぎる…。
これね、紫外線・赤外線・可視光線を100%防ぐという特殊な製品だから、太陽の光が全然見えなくて、反対側からの光が映ってしまってるんだよね(笑)。
ちょっとカメラアングルに苦心して(ユフィ母に手伝ってもらって)、右側の撮影に成功。内側が完全な黒になっているのがわかる。それだけ、太陽光を遮断できているということ。

お次は、実際に日傘をさしてみたときの画像をお見せしよう。

●日傘A

●サンバリア100

違いに気づきましたか?普通の日傘は光の透過があるので、内側はある程度明るくなっている。サーヤは後ろ向きになっているが、振り返れば顔がはっきり認識できそうだね。
逆に、サンバリア100はカット率100%なので内側がかなり黒い。ビルの細い路地に入り込むみたいな感じになってる。以前にこのサンバリア100している時に知人が撮影してきたところ、顔が真っ黒になっていたのでびっくりしたことがある。

というわけなので、普通の安価な日傘だと、UVカット率はあまり高くないと思ったほうが良いだろう。
また、販売表示では「完全遮光」という言葉があるが、これはあくまで「可視光線」を遮断するものであって、UVカットを示すものではないことに注意。
この完全遮光という言葉で、UVカットも完全遮断…と思いそうだが、全く別物である。
「まぶしいのがイヤだから」という目的なら良いが、UVカットを求めるなら製品選びには気をつけたい。

日傘がメーカの自己測定申告なら、何を選んでよいのかわからない…とお悩みのことだろう。
たとえ高額でも、確実に完全にUVカットしたい!とお考えなら、「サンバリア100」というメーカをオススメする。
これは三つの光線(紫外線・赤外線・可視光線)を完全遮断するものであり、製品について非常に詳しい説明をしてくれているので信用できると思う。また、高額な製品だけに、半年間の保障・修理をしてくれている。
種類が非常に豊富で、大型サイズや折りたたみ、男性用もあるのが嬉しい。
メーカ直売のようなので、現在のところ楽天やアマゾンでは購入できない。ぜひ「サンバリア100」で検索してメーカのHPで確認・購入して欲しい。

サーヤはこのサンバリア100を愛用している。赤外線も遮断しているせいか、これを利用していると太陽光のチリチリ感がなく、日傘の中が涼しいのである。
個人的にはかなりオススメ!

でも、サンバリア100の製品はほとんどが万を超える高額なものばかりなので、金額的にとても(汗)…(または失くすのがコワイ)と思う方は、以下の商品を紹介するので、検討してみて欲しい。
※なるべく、日傘の内側が黒で顔がすっぽり入るものを選びました。(紫外線アレルギー対策なら横や下からの反射を防ぐよう、包み込むデザインが良い)

完全遮光フリルモード深張り長日傘

売り上げランキング: 26,613

デザイン的には普通のものがいい、もう少し安価なのがいい、晴雨兼用がいい、男性でも使えるもの…は以下のものをどうぞ。
(安価なため壊れたというレビューがあるが、効果の高そうなものを選びました)


あと、日傘のUVカット率は寿命がある。日傘そのものは何年でも使えるが、UVカットの効果は徐々に弱まってしまうのである。
目安としては3年なので、サンバリア100ではない普通の日傘を購入する場合は、3年をめどに買い換えた方が良い。

紫外線アレルギーには、日傘はほぼ一年中欠かせないと思う。
日焼け止めクリームでも対応できるが、一年中使うとさすがに肌に負担がかかるし、冬は乾燥しやすくなってしまうのが難点。
まぁ真冬に日傘は違和感があるでしょうが(笑)、人目なんか気にしてられるか!ってのがアレルギー体質の宿命(涙)なので自分を守るために頑張ろう!

今回、紫外線対策グッズとしてまとめて一つの記事にするつもりでしたが、日傘だけで長くなってきたので帽子やマスクなどは次回に紹介します。
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