ヘアカラー１０年の歴史

09　昔ながらの白髪染め・ビゲンにたどり着く

白髪染めはいや　カラーリングがいい

と、言ったのは、11月初旬のＮＨＫテレビ「あさイチ」での華道家の雁屋崎省吾さん。
彼の金髪は、２０代からの「若白髪」の結果なのだそうだ。
白髪と元々の黒髪と金髪と、少し日にちが経つとヘアースタイルに３色が見えてくるらしい。

ユフィは５０代で白髪染めを始めたけれど、最近では４０代から白髪を染める女性が多いのだとか。
ストレス社会だからか？と思ったけれど、遺伝やら髪質やら色々と原因はあるし…。
で、ユフィが１０年以上悩んだように、世の女性達の多くが悩んでいる様子。
まずは番組の流れに沿って進めることに…。

『ヘアカラーの種類が多すぎる』ことから。
メーカーの数も多いのに、それぞれのメーカーから出しているヘアカラーの種類がまた多い。
それぞれに基本は３種類あり、クリームタイプ・泡やムースタイプ・液状タイプに分かれていて、更に色味に分かれている。

部分染めやポイント染めには、「クリームタイプ」がお勧め。
しっかりと密着するので、狭い範囲には使いやすいが、広い部分には粘り気が強く手間と時間が掛かる。
「泡・ムースタイプ」は、染めやすいので部分染めにも全体にも…。
美容院のスタッフは「お勧めしない」と言っていたけれど、理由は聞かなかった。

「液体タイプ」は全体染めに良いとのこと。
液状なので垂れやすく、部分染めには向かないらしい。

ユフィのように、まずは美容院でカットと共に基本のカラーに染めてもらい、部分染めのみヘアカラーする人には「ビゲンの白髪染め」はベストみたいだ。
白髪染めの最初のほうはトリートメントタイプだったので、違和感があったのは粉状だったから。

それと何しろ安かった。
下北沢のドラックストアで、３００円を少し切るお値段。
今までの１／１０なのでびっくりしたけれど、内容量は６グラムの粉。

パッケージがユニークというか、古臭いというか、江戸時代の浮世絵のような紙箱入り。
ドラックストアの片隅で見つけたときは、「あっ、あった」「うわっ、古い」と一瞬思ってしまった。
なにしろ、その棚一面に上記のような種類豊富な「ヘアカラー」が溢れていたのだから…。

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「昔からのお得意様が、ずっとお使いのようです」とのスタッフの言葉に納得。
この「ビゲン」をお勧めの知人は、ユフィよりもお歳上の方だったから。
昔ながらの「白髪染め」を、未だに愛用しているということは、「ビゲン」がとても良い白髪染である証拠でもあるし…。

中身は粉なので、染めたい量だけ使用が出来る。
水に溶いて使うのだが、足りなければ足すことは可能。
要するに、自由自在に使用可能な「白髪染め」ということ。

全体染めには不向きかもしれない。
１瓶の量が少ないのだから…。
全体に染めても３箱１．０００円くらいだけれど、塗る手間が大変そうだ。

この「ビゲン」が一時ドラックストアから消えたことがあり、焦ったユフィはアマゾンで手に入れた。
この２ヶ月くらい入荷なしの状態で、「全部引き上げたから」とスタッフも理由は知らない様子。
製品に問題があったと言う訳ではないらしいのだが…。
ドラックでなら、１個でも２個でも必要分を購入可能だが、アマゾンなので３個購入。
なぜか、ドラックストアより高かった…。
小さな茶色の小瓶

そう言えば、上手な部分染めの方法も「あさイチ」で放送していたっけ。
どうしても後髪は染めにくいので、アップやまとめ髪には白髪が目立ってしまう。
家族が協力的ならお願いすればやってくれるけれど、できれば１人でやりたいのが本音。

その染め方は、放送を見た人にはよく分るだろうが、文章ではどうだろうか。
まずは前髪が半分と、後ろ髪半分に分けての塗り方。
前髪は鏡で見ながらできるので省く。

後ろ髪は、真ん中で分けて半分ずつ『八の字』で塗っていく方法。
左半分は真ん中から左下へ刷毛を使用して塗り、右半分は右下から斜め上に刷毛を使用する。
腕が疲れない方法らしい、次のときに試してみるつもり。

カラーリングの色の決め方は、『瞳の色より薄め』がベストだそうだ。
若い頃の髪色は、記憶もだんだんぼやけてきているから、瞳の色という基準はありがたい。
鏡で、多分始めての『瞳の色』観察をしてみた。

真っ黒ではないが、かなり黒っぽく見える。濃いこげ茶色かなぁ。
最近のテレビは、瞳の色がよく見えて、日本人でも「茶系統」が多いのが分るが、ユフィはキチンと和風だった。

この瞳より濃いカラーだと、肌色がくすんで見えて、老けるのだとか…。
ブラックに染まってしまったときの違和感は、黒くて老けて見えたせいかも知れない。

ユフィの場合の前髪部分の白髪染めは、こめかみに白い毛が目立つようになったら染める。
なぜかは知らないけれど、前髪の生え際部分だけ白髪にならないようなのだ。
美容院でも確かめたので、間違いはないと思う。

上から見た頭

写真でも分るように、薄くなった生え際の部分は白髪が見え難い。
薄いろに染まった部分と、その奥の頭頂に近いところの白髪がはっきりしている。
前髪部分は白髪ではないのが不思議なのだが、そのお陰で部分染めの期間が少し長くて助かってはいる…。

サーヤ曰く「ビゲンで染めると、艶がよくなるね」。
そう、最初のときから思ってはいたが、艶々と美しい髪質になっているのだ。
昔ながらの「白髪染め」と言ったって、科学の進歩もあるのだから、「昔通りの作り方」ではないのだろう。
前髪は黒い