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ヘアカラー１０年の歴史
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04 ふんわり柔らかな染め上がりがお気に入り
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カラー・ド・ボーテの７色
美容院＋サンカラーは、5年くらい続いたと思う。
仕事が一時中断し、2年後再開までの間、美容院でのヘアカラーが経済的にきつくなってきた頃、毛が細くなりつつあったのでシャンプーの良いものを探していたとき。
広告でブラック･ケアを知った。
サーヤと一緒に購入、毛質に合っていたのか続ける内に、「カラー・ド・ボーテ」の広告が同封されてきた。
まだヘアカラートリートメント全盛の前で、ユフィの直感で「これはいけるかも」と思った。
美容院代より安く、「自宅でシャンプーしながらトリートメントを兼ねてヘアカラーできる」という手軽さと経済性は、その頃の私にはぴったりに思えたから。
もともと髪色の薄めの私には、そのソフトな染め上がりがとても気に入った。
若い頃から「脱色・ブリーチしているの」とよく言われていたほど、黒髪には程遠かった私の髪。
美容院ではとても上手に元の髪色を表現してくれ、気に入っていたが、自分の手で簡単に染められるこの方法は、非常に満足感を与えてくれたのだ。
その内にお得意様担当まで付き、電話でのやり取りの中で「新色が出ました」「何色と何色を何対何であわせて使用すると効果的」などの情報も入手。
実際に新色が出るとスタッフ全員で試すそうで、結果報告ももらっていた。
ブラック・ダークブラウン・パープル・アッシュ・ダークグレイ・ディープブラウンの7色。
このうちブラックはジャックが使い出して、今もそのソフトな染め上がりを気に入っている様子だ。
私はパープルとブラックは使用しなかったが、他の５色は順繰りに使用し、結果を確かめてみた。
担当者も実際には私の髪を見てはいないし、髪質も関係してくるのだから、アドバイスも大変だったと思う。
同じような髪質のスタッフが居たらしく、その人のお試し結果も教えてもらっていたから、心強くもあった。
結局ダークグレイとディープブラウンの混ぜ具合を研究し、やっと落ち着いた髪色に。
少し明るめのソフトなダークブラウンで、年恰好にぴったりだと自分では満足していた。
この年齢で髪を染めていないとは誰も思わないだろうから、見苦しくなければよかったし…。
まとめ買いで10本購入。かなり安くなった。
ところが、サーヤがこの私のヘアに不満だったらしい。
「老けて見える」と言う。歳相応なのに…。
子供としては「何時までも若い母でいてほしい」らしい。
少しでも若く見せてくれということ。
その結果、まとめ買いの残りも少なくなり、親しかった担当さんも退社して換わり、なにもかもが変更の方向へ。
ヘアスタイルを整えるために美容院へ行く度に、どこの美容院でも必ず言われていたのが「緑色に染まっていますね。何をお使いですか」という言葉。
自分では正面か前脇くらいしか見えず、ソフトな染め具合が気に入っていたのだから、まったく緑色には気づいていなかった。
あまりにもそう言われるので、半分面倒くさくなってはいたのだと思う。
そして、サーヤの薦めるDHCのヘアカラートリートメントに変えることになる。
それが、迷走の始まりになってしまうとも気がつかずに…。
最近気づいたのだが、芸能人の中にも『ふんわり柔らかな色調のヘアスタイル』の女性がいる。
要するに、年齢相応のヘアカラーであり、ヘアスタイルだ。
『美容院でヘアカラー』している結果なのかどうかは分からないけれど、私もあのような色合いにしたかったのに…。
元には戻せない髪色に未練たらたらなユフィ。
ヘアカラーに大騒ぎした夏が、またやって来た。
今年の暑さは尋常ではない様子。
髪色は、今年の夏は落ち着いている。
もちろん、『ふんわり軽い歳相応の柔らかさ』ではないけれど…。 |
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