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終活 あの壇蜜さんがキャラクター チョーまじめな季刊誌

ソナエ 終活読本 日本初の終活誌 誕生
いつか迎える「その時」。人生を美しく仕上げるための季刊誌


 7月12日の「今日のニュースにひと言2013年7月」で書いた「死に方情報誌」の新聞広告をサーヤが見て、ネットで買ってくれた。決して、私が万一の場合にソナエたものではないので、念のため。

 編集経験者としてヤラレタ、と書いたように、よくぞこのテーマの雑誌を刊行してくれた、との想いがあったものです。この「終活」という名乗りですが、もちろん、就活や婚活と同じノリのものなのです、がこのフレーズがあったからこそこの、人生の終末という末香臭いテーマが比較的受け入れやすく、ある種軽い興味で本作りが出来たのではないか、とジャックは思っています。終活というフレーズがなかったら、この本は発想されなかったのではないか、とも思われます。

 そして、驚愕は壇蜜のキャラクターが全面に出たことです。
 壇は文字通り、仏壇の壇であり、蜜は供え物の意味があったということです。
 彼女は様々な免許を持つ一方『エンバーミンク』(遺体を消毒、保存、修復処理すること)の技術を習得していて、200ものエンバーミングを体験している、ということでした。この雑誌売れ行きは分かりませんが、ある程度の成功があったとすれば、「終活」と「壇蜜」に止めを刺しますね。
終活2

 以下、ジャックが読んだ「ソナエ」批評。
この本は産経新聞出版局の発行なのですが、いわゆる新聞社系の週刊誌(週刊朝日 サンデー毎日)が、出版社系週刊誌(週刊新潮 週刊文春 週刊現代 週刊ポスト)に比較して、下世話でもある好奇心、特集にかけるエネルギー、硬軟とりまぜた取材網などでは及ばないという歴史と現況があります。
 私の記憶に間違いがなければ、産経新聞社も過去に「週刊サンケイ」という媒体を持っていて、立ち行かなくなり、現在発行されている「週刊SPA」に衣替えした経緯を持っています。
  
 なにを言いたいかというと、週刊誌作りと同じように、上から目線と常識のオンパレードで、気を引く好奇心がどれほど溢れているか、が興味のマトでした。これは今まで書いたように、壇蜜がありあまる興味を抱かせたのではありますが。
 
 壇蜜さん、お盆で紫地の浴衣や、喪服姿で登場するのですが、下世話な私なんかは、次のページをめくると、もしや、なんてつい思ってしまうのですが、そうしたことは杞憂。セクシーな死に方、についてちょっとだけ話していますが、最後までまじめです。

 私がいちばん面白かったのは『時空を超え、供養され続ける墓 「八重の桜」登場人物の墓のトリビア』でした。登場人物たちのはかの案内と歴史を振り返っていますが、人気番組を別の角度から見るには興味のある記事でした。しかし、この記事「供養の形を考える」というテーマの一つとして取り上げただけです。表紙にもなく、目次にもタイトルが並んでいるだけで、どんな記事を読ませたいか、というメッセージが感じられません。
終活

 特集になっている『死生観』 『相続』 『癒し』なども、どの雑誌でもやれそうな記事で新鮮味がありません。

 私が次号から読みたいとしたら、いや、もし私が編集長だったら、こんな記事を載せたいですね。
○歴史と墓地めぐり
 先ほど紹介した八重の桜の登場人物の墓のトリビアが面白かったので。
○病院か自宅か
 現在、病院で死を迎えるのが常識になっています。在宅医療はまだまだ少ないようですが、在宅医療を看板に掲げる地元医療機関も増えているということです。是非知っておきたいですね。
○施設か家か
 病院の話とかかわってきますが、自宅介護の限界になったとき、どうするか。ユフィの母が死んで、葬儀、法要でいとこが集まった時、あるいとこが10年を越す施設で最後を看取った例で“私は失敗した、おばさんは幸せだった”と話していたことが思い出されます。実例がいくつも欲しい。
○宗教と葬儀 
 これは主として、海外の葬儀事情が知りたいのです。
○家で葬儀を出す
 地方でも葬祭の施設が整っていて、自宅での葬儀はあまりお目にかかれませんが、自宅での葬儀をあげた、あげるつもりの家庭は見てみたい。余談ですが、ジャックの育った葛飾の自宅では、次兄 祖父 祖母 三兄の幼児 母 父 と6件の葬儀を自宅で行いました。昔の家は葬儀をやるために建てられた、といってもいいほど機能的です。
○壇蜜はいつも登場するのか
 創刊号の客寄せパンダじゃないだろうね。彼女が手がけたエンバーミングの例を聞かせて欲しい。
 まあ、そんなところ

 そういえば、ページ最後の読者プレゼントで(読者プレゼントが問題になっているれど、こんな本にもあるんです)で、壇蜜さんのサイン入り番傘(赤)ってのがあるのですが、そのサイン『壇蜜と 梅雨は常に ぬれている』 最後に壇蜜の壇蜜たるものが出た。だけどこれ当たっても外でさせないよな、家に置いといても奥さんから“あんた、これなに”なんて言われるのオチだもんね。
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