やましたさんちの玉手箱
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メジロが群れをなして来た

小さな蜜柑はやっぱりヒヨドリに横取りされる

ジャックの記事で「お久しや メジロが来たりて みかん喰う」がありましたが、昨年の秋も深まった頃。
たびたび、とても多くのメジロが群れをなして近所を飛び回る姿を見るようになり、とても不思議に…。
ユフィのパソコン部屋は庭に面した窓辺なので、窓の曇りガラス越に小さな姿が飛び回っているのを確認できるほど。

このときはまだ、ミカンを上げようとは思っていなかった。
だって、ヒヨドリに横取りされるのは明白だったからなのだが、あまりに多くのメジロに浮かれて小さなミカンを購入してくる。

ヒヨドリ対策として、ヒヨが止まり難い細さの枝に園芸用の棒を結び付けての急遽の策。
ジャックも浮き浮きと、ミカンを刺し止める場を作ってくれた。
ミカン半分ずつ2箇所に刺して、準備が調うと直ぐに来訪のメジロが…。
枝先のみかん

なにしろ数が多いから、次から次へと順番待ちで、窓の外にはメジロの影がひっきりなし。
休日の午後などは、外出していたサーヤが「ビックリした」くらいに群がっていたらしい。
お向かいの庭の柚子の木と、我が家のミカンに来ていたようで、人影を見ると一斉に飛び立つ。
突いた跡
半分突いた跡

街中の、しかも駅近くの住宅街では、多分珍しい光景だったかも知れない
ジャックの記事には、近くの公園から緑の樹木地帯を経ての遠征ではないか、と推測していたのだが、緑地帯はなんとか確保されていたのかも知れない。

「メジロ」でリサーチし、繁殖以外の季節では群れで行動することを知る。
特に花の蜜が好物だとか、早春の梅の花に集まるらしい。
以前あった前のお宅には、梅の木が5本もあったから、頻繁にメジロが来ていたことにも納得した。
捕まえてもらって冬の間飼っていたこともあったのだが、野鳥は飼育禁止なので、春には放してあげたっけ。

群れでの訪問は、日を経るごとに落ち着いてきて、数羽が訪れる落ち着いた日々になる。
1日に1個の割合で、半分に切ったミカンがきれいに無くなるペース。
時々玄関の扉の影から撮影して、なんとか成功したのだが、姿がかなり遠くて小さい
メジロ

以前のメジロは「たぶん番いの2羽」ではないか、と思っていたのだが、今回は3から4羽が順番で突つきに来ている様子だ。
その内に、中身だけではなく外皮の部分まで食べた後が…。
皮まで食べる

「メジロは外の皮までは突かないぞ」と思った通りにヒヨドリが時々姿を現す
メジロはミカンの縁に止まって突くから、しなった枝でも問題は無いが、ヒヨドリはしなって落ちたミカンも食い散らかす無法者。

何回か細い枝先に変えてみたが、どうやってもヒヨドリに追い払われて食いちぎられるので、ユフィの我慢も限界になる。
メジロにはかわいそうだが、ヒヨドリのためにはミカンを買って上げたくない。
例えは悪いが、中東の悪名高いイスラム国の兵士みたいな感じかな。

身銭を切っても上げたいミカンは、メジロ達の食事やおやつなら喜ばしいが、悪者に感じるヒヨドリには渡したくないのだ。
ということで、ミカンは2ヶ月は続かなかった。
それでも時々は、窓の外に鳥影は見られるので、その度に「ゴメンネ」とつぶやいてはいる。
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