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世界のマーケット巡り
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04 デパートを全部地上に並べたみたら モンゴル・ウランバートルの 生活市場
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モンゴル、ウランバートルの『ナラントール市場』は世界最大級の生活市場ではないでしょうか。とにかく、わざわざ断るまでもないのだけれど、生活雑貨、衣料、家具など、例えて言えば、デパートにあるものを全て、地上のワンフロアに並べたような市場なのです。従って、市場は広い、観光客向けのものではないので、買う商品を決めて出かければ、なんていうことはないのだけれど、私のように、何でも見てみたいような人には、限りなく広い。なので、全ての店の印象などとても言い表せません、写真に撮ってみたくなった店を中心に、ご案内。
 
市場の入り口 右は場外で車の屋台販売
ウランバートルは現在、車の渋滞で大変なようですが、私が訪れた数年前も大変なもの、車で市場に来る人も多いので、市場にたどり着くまでもまた大変でした。私が行ったときは、場内に入るのに50トゥグルク(日本円約５円程度)でしたが、現在は無料だそうです。
ここでは食料品はほとんど見かけません。まあ、生鮮野菜、魚介類はほとんどありませんので、場内で見つけたのは、私が密かに期待していた馬乳酒。これがまた、アバウトというかおおらかというか、かわいいお姐さん(ジャックはお姐さんをみると、つい寄り道したくなっちゃうのですが)が大きな甕に入れた馬乳酒を量り売りしています。といっても、計量しているわけではなくて、アルミのお椀に、ざっ、と入れてくれます。まず最初に訪れた店ということになりますが、いっぱい飲むとお腹にくる、と言われていたので、親指と人差し指で「少し」と合図してみたつもりが、返って逆効果、姐さん柄杓でたっぷり入れてくれました、にこにこ顔で。ここは、日本人のがんばりどころ、日差しを浴びながら、モンゴルの草原を思い浮かべながら、数分かかって、飲み干しました。お味は、そうですね、ヨーグルトのようでもあり、甘酒のようでもあり、名前のとうり牛乳の味ではありませんでした。
馬乳酒売り場の姐さん スポーティーな出で立ちがミスマッチだけれど 青い甕がなんともうまそうに見えます
モンゴルに出かける前、知人の女性から乗馬に使えるようなブーツがあったら買ってきて、と言われていたので、靴売り場を探しに。ありました、それも数件の店が並んでいます。選ぼうと思ってみたら、アララ、右足だけが揃って並んでいたり、色もサイズも違うものが並んでいたり、フツー、靴って左右同じものが並べてありますよね。探す楽しみがある、といえばそれまで、おばさん屈託がありません。
 
左：おばさん 靴はちゃんと揃えてよ 右：この帽子地元ではよく見られます
私のもうひとつのお目当ては、いわゆる民族衣装。といっても伝統芸能などで使うものではなく、日常着。もう一つが帽子。こちらも、ありました、数件、ジャックは寄りました、かわいい姐さんの店、買いました、何着も着替えさせてくれました。モンゴルのお姐さんたち、みんな親切です。そうかといって、絨毯買えません、カバンもここでは買えません、Ｔシャツを買おうと思ったのですが、ここではアンダーシャツ風のものばかりなので、アドバイスに従って市内のデパートの土産品売り場に行くことにしました。
 
衣装売り場で もちろん買いました
ここは空港、団体さんご到着 ではありません。カバンの売り場
フブスグル湖の青空個人市場
モンゴル旅行で人気のオプショナルツアーの一つ、ロシア国境のフブスグル湖。この湖の群青色の美しさは、当サイト『クローゼット』－『モンゴルのいい色って 何 それ 初夏の色』で紹介していますので、そちらをどうぞ。
私たちが湖畔のゲルに到着して、水辺に行こうと見てみると、家族がピクニックをしているような光景がありました。こんなところで、と、それにしても広げているのがずいぶん多いな、と思って近づいてみると、なんと、土産品を並べている個人マーケットでした。小物、アクセサリーなどいろいろ。
売っているのは子供たち。中に親分風のお母さんが一人、私が近づいたらいきなり“ドゥ ユウ スピーク イングリッシュ”ときました。さすがのジャックもつい、言葉が出ませんでしたよ。
彼らはどうやら、ゲルに泊まる観光客用に店を開いているようです。ただし、ゲルの敷地に入ったり、ゲルを訪ねて売ったりしないように、約束されているようでした。中に男の子が一人、ちょっとだぶだぶのスーツを着ていて、身だしなみを整えているのでしょう、微笑ましい店員ではありました。
いい色のジャケット 湖にぴったりの色 |
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