ユフィの記事
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天然素材のケーキ 「大地の菓子 ラ・テール」
夕食後の皿洗いの代償はケーキ
サーヤは「職業病の腰痛」で、たびたび長い間受け持っていた「夕食後の皿洗い」の免除に、「ケーキか朝食のパン」の購入を持ちかけてくる。
帰社後に渋谷を経由するため、とても好都合なのだ。
今までにも、「皿洗いの代償」は時々あったのだが、このところとても頻繁になってきている。
ということで、昨年の11月から今年の3月まで、新しく見つけたケーキ屋のケーキが週末毎に食べられる、というわけ。
珍しかったのが、「無添加の素材使用」という点で、ともかく「できるだけ作り手の顔の見える素材と、自然のあるがままにこだわっている」らしい。
考えてみたら『不思議』ではなく、お菓子やケーキなどの素材は全て天然自然のものから作られている。
甘味の砂糖や蜂蜜、素材となる小麦粉やミルク・チーズ、トッピングなどのチョコレートやフルーツ等々、どれもこれも天然自然の贈り物なのだ。
なんとなく、ケーキは人工的なお菓子と思い込んでいたようなのだが、一番最初のお菓子は「天然素材」で作られていたに違いない。
確かにそれはそうなのだが、実際に「天然もの・無添加もの」でのお菓子作成は、かなり難しいことだろうし、高価にもなるはずで…。
我が家は『ケーキ』に的を絞っているが、お菓子全般いろいろと揃っている様子で、贈り物などには最適な店だと思う。
本店は、世田谷の三宿に15年ほど前にオープンし、サーヤが購入しているのは「渋谷東急フードショー店」だ。
前回のケーキ購入の店・キャトルの近くだが、キャトルよりは少し狭い。
それでも店内厨房があり、パイやシュー皮など焼いているようだ。
昨年11月から味わい始めたため、今現在の「ラ・テールのサイト」には、もう載っていないケーキもあり、名前はわからないものもある。
「自然素材を使用」しているための、季節もの重視のためらしいのだが、こういうケーキ屋さんも珍しいかも…。
うろ覚えの味わいと写真で「ごめんなさい」なのだが、クリスマス近辺に「ショートケーキ」は食べた記憶がある。
ものすごく「普通の味」で、サーヤが「無添加ってこういう味なの?」との感想だったと覚えているが、「癖のない自然の味わい」ともいえるかも知れない。
包装がとても丁寧でいつも、週末に2個ずつ買ってくるのだが、小さな箱に動かないように曲がる工夫を施した厚紙で覆い、保冷材と共にきっちりと詰め合わせてくれている。
最初の1個、「イチジクとチョコ・果樹の花」だけは定番中の定番とかで、かろうじてサイトから見つけ出した。
チョコレートも「ラ・テール」の定番の味だそうで、なかなかの味だったと思う。
もうひとつは栗が添えられているから、秋の景色をあらわしているのだろう。
デザインが変わっていて、「面白い」と思ったのを覚えている。
次の2品は、どうやらクリスマスのケーキだろうか。
チョコレートケーキは層になった複雑な味で、食べ応えがあった。
もう1品は、サツマイモがメインのように思うが、味は普通だったような…。
ショーケースに見えている「いちごショートケーキ」は売れ筋の定番で、2個しか残っていないようだ。
デザインもごく普通でホールを切った形だし、特筆する味でなかったのだが、『食べやすく優しい味』ということで人気があるのだろうか。
ここからは名前のわかるケーキたちになる。
ショーケースにも出ているし、味もしっかり覚えているものが多くなる。
「いちごとカシス」は、真っ赤な丸いケーキで、酸味と甘さのバランスが絶妙の味。苺・カシス・木いちごの組み合わせに、濃厚なカスタードクリームがたっぷり。
とっても可愛い「ふんわりうさぎ」は、姿のように優しい味。
ムースがとても軟らかく、ほんのりとオレンジ風味のクリームがお子様向き。
「カフェノワール」は、オーガニックチョコレート使用の濃厚なクリームに、コーヒーのブリュレを合わせた大人の味わい。
ナッツとビターとクリームの2種類のチョコがトッピングされていて、大満足。
「ネーブルオレンジのティラミス」は、国産のネーブル使用だそうで、コーヒー味のココア生地とクリームチーズを重ねたティラミス風。
しっかりと食べ応えがあり、ネーブルの爽やかさも味わえて嬉しい味わい。
細長い「抹茶オペラ」は、7層も重ねた味がポイント。
抹茶風味のバタークリーム・ケーキ生地・ジュレ・ミルクチョコのハーモニーが楽しい。表面のデザインは変わるようだ。
「あまおうのモンブラン」は、通常は栗で表現されることの多いケーキ。
白いクリームの中にはね福岡産のイチゴの王様・あまおうが一粒包まれている。甘すぎず、酸味もほどほどの春の味だ。
「ハーモニー」はブラックベリーをアールグレイの香りをつけたショコラムースで包んだ濃厚な味。
ベリーの爽やかな香りと酸味が特徴で、ハーモニーの名前がぴったり。
そして、定番の「シュークリーム」は「大地のシュー」という名前で、しっかりとした厚め生地が食感を感じさせる。
焼きたてのシューでの提供を心がけているための店内厨房と分かった。
カスタードクリームのみと、生クリーム入りとの2種類あるらしい。
「欲張りユフィ」には、両方の味が堪能できるもので…。
ショームースの中が、だいぶ春らしくなっているみたい。
定番メニューのシュークリームに続くのが『大地のプリン ウ・オ・レ』。
放牧自然の卵黄・熊本阿蘇のジャージーミルク・オーガニックシュガー・オーガニックバニラの4種類のみのプリン。
低温でじっくり焼き上げた食感は滑らかで濃厚で爽やかさも含んでいる。
細長い牛乳瓶風の容器もレトロな雰囲気で楽しいし、スプーンもユニークなデザインで食べやすいかも…。
(ユフィ母がこのプリンが一番美味しい!と言ってました。byサーヤ)
結論でーす。
定番の大地入りネームのプリンは、さすがに通年人気だけあって「食べ応えは充分の味わい」だった。
特にシンプルなシュークリームやショートケーキは、物足りなさを感じたのだが、今までの自然な味わいではないケーキに毒されているのかな?
複雑な層になっていたり、中身に仕込まれていたりするものが、ユフィには嬉しい味わいだったのだが、3ヶ月以上天然の味のケーキに慣れているから、他のケーキの味をどう感じるかは、またつぎからのお楽しみ…。
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