やましたさんちの玉手箱
ユフィの記事
読切
TOP > ダイニング > 季節のもの

この夏は とうもろこしの頂き物が重なった

新潟産と長野産 思わぬ味比べに秋まで大満足

夏はとっくに過ぎ去ったのに、すっかり忘れていた『とうもろこしの頂き物』、来年では申し訳ないので、遅ればせながらアップしてもらうことに…。
お向かいのおば様の息子さんは、新潟のお嫁さん宅に居るので、時々新米や野菜の届け物があると「おすそ分け」下さる。

今回も夏の終わりごろ、沢山のとうもろこしを持って来てくださった。
とても嬉しく、有難く頂戴して「どうして食べようか」と思っていたとき。
またまたインターフォンが響き、今度は角の奥さんから「おすそ分け」が…。
「もぎたてだから」とのことで、同じ日にとうもろこしがいっぱい

5本ずつだったから、ちょっと考えて3本はお隣に「おすそ分けのおすそ分け」をしたが、「とうもろこしの頂き物が重なって…」の口ぞえに、「我が家はそういうお付き合いがなくて…」と返答され、「余計なことを言ったかな」と反省。

さて、新潟産と長野産、写真では違いがよく分からないが、太くてガッシリタイプが新潟で、少し細身の若々しいタイプが長野。
葉っぱの状態も厚手タイプと薄手タイプに分かれ、ヒゲも太くていっぱいで茶色になっているのと、細くて緑色が綺麗なままにのとの違いがある。
緑がきれいなとうもろこし

気候や土、育ち方の違いもあるのかも知れないが、種類も違うのかも、ね。
で、調べてみたら、一般的に食用として栽培されるのは「スイートコーン・甘味種」と呼ばれるものらしい。

黄粒種と白粒種、それに黄と白の混じった種があるらしい。
そして更に種類が分かれていて、黄粒種には8種類が上げられている。
持って来て下さった奥さん方が、種類まで知っていらしゃるとは思えないから、品種の違いは分からないまま。

ただ、長野産のとうもろこしは全国4位の出荷を誇っているらしいし、寒暖の差も適しているようで、「とうもろこし街道」と呼ばれる場所もあるとか。
旬の時期には、直売店が並び大賑わいになるらしいとは知った。

特に気になるのが「生でも食べられるビュアホワイト」の味で、採れたてはフルーツのような味わいなのだとか。
「おすそ分け」なのに、要求するのはどうかと思うが、食べてみたーい
でも、産地で新鮮な内に味わうのがベストとか、じゃあダメじゃない

「新鮮な内に味わうのが野菜の美味しさだ」と言う事は充分に知っているので、早速に皮をむき、ヒゲと枝を切り落としてレンジにかけることにした。
量が多いから、大なべで茹でるのではなく、レンジ蒸にするほうが早いと判断したのだ。

ラップしてレンジ
皮を残してレンジ

調理リサーチでは、皮を全部?いでラップに包んで蒸す方法と、最後の皮で包んだまま蒸す方法が載っている。
更に皮の上からラップして蒸す方法もあって、迷ってしまう

マアイイヤ、面倒くさがりでズボラなユフィは、両方やってみたのだが、どちらが美味しく蒸しあがったのかは「わからない」状態、ダメじゃない
でも、薄皮とラップと二重にする理由が分からない、美味しかったら良し訳だし…。

新潟産は太くてがっしり、実の入りも良く甘味は程々で、味わいもほどほど。
長野産はみずみずしくて実は柔らかめかで、甘味があるような気がした。
でもこれって種類の違いではなく、新鮮さの違いなのでは?

新潟と長野では、流通の差があるような気がする。
特に長野産は「採れたてだから早く」と持って来てくださったのだから、実家で栽培していたものかも知れない。
新潟産は、自家栽培がどうかは聞きそびれたけれど、「おすそ分け」に根堀葉堀は聞けないしね。

何はともあれ、レンジ蒸をその日はそのまま味わい、残りは冷蔵と冷凍に分けて保存することにした。
折を見ては小出しにしながら、10月始めまでは食卓に上がったから、今年はとうもろこしをいっぱい食べられて幸せだった。

冷凍にしていると水分が出るのと、小さく切り難いのが難点だったけれど、バター焼きにして塩や醤油をかけて、とっても美味しかったので感謝!
▲ページTOP