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古石場川親水公園の牡丹園を目指してバスで行く

江東区にある町名牡丹町は 牡丹が縁の町名だって

亀戸天神の藤祭りがちょっと思惑外だったのに、懲りずに牡丹園にチャレンジしてみた。
調べたところ、古石場川親水公園という場所にあるらしい。
1989年開園とあるので、古くは無いし、しかも無料の牡丹園とのこと。

綺麗な牡丹見たいけど、藤の花も今ひとつだったから期待は50%。
「期待」と「駄目かも」半々でバスでの行き方を調べた。
門前仲町から徒歩5~6分かな。
迷うといけないのでパソコンから地図をコピーして持参。

乗り継ぎは面倒くさいから、カーブスに行った帰りに「門前仲町」行きのバスで直行する計画。
いつもなら、豊洲で乗り継ぎなのでそのまま直行は初めて。
カーブスで運動を済ませてからの牡丹観賞なので、運動靴は重いし邪魔になる。
前日に折りたためる室内履きをビバホームでゲットしておく。

重たいバッグ担いで行くのは粋ではないし、だから昼飯用のサンドイッチをイオンで購入、飲み物は家からコーヒーの小さい缶を持参。
とっても身軽なスタイルで出発。

牡丹町と言う命名が気になる 目指すのは牡丹通り1丁目

近くに牡丹町というゆかしい町名があることは、新聞広告に時々入るチラシで知ってはいた。
調べてみると「牡丹を植えた屋敷が多かった」「牡丹の栽培が盛んに行われていた」とのこと。
阿波徳島藩の屋敷があり、江戸名園の一つとして「牡丹」が評判だったらしいこと。

また、明治期に錦糸町付近にあった牡丹園に通う職人さんが多く住んでいたこと。
どうやらそんな理由があるらしいのだが、「牡丹町」「牡丹通り」なんて素敵じゃない

で、牡丹観賞に出かけるにあたって、錦糸町の牡丹園が気になる…。
「本所四ツ目牡丹園」と言って、明治時代にとてもにぎわった観光地だったそう。
惜しくも関東大震災で消滅してしまったらしく、『牡丹橋通り』という名前だけはしばらく残っていたよう。

「古石場川親水公園」内の牡丹園なので、この「古石場」というのも気になる…。
江戸城を築く際の「石置き場」があったらしく、川で運搬していたらしい。
近隣の川をつなぐ木材用の掘割・運河だったようで、現在ではその機能は新木場に移っているそう。

跡地を「親水公園」として整備したらしい。
「牡丹」「バラ」「紫陽花」などの季節の花々が楽しめるとのこと。
江東区のホームページでは、「水辺の香り」をテーマに延長が0.8km、面積1.6haで、海水の流れる水路には「あさりが発生」することもあるんだそう…。

残念 見ごろは終わっていた 

バス停「門前仲町」から歩くこと5分、見つけた「牡丹通り」を歩いていると橋を渡った先に公園が見えた。
で、戻って橋の下を覗いたら、牡丹らしき花の姿が小さく見えたので降りていく。
帰りにじっくり見たら、橋のたもとに『牡丹園』の幟が立っていた。


細い流れが続いていて、その両脇に牡丹が植えられている。
しかし、今年はやはり開花が早かったらしく、殆どが散ってしまった後。
勢いの良い花姿は望むべくもなく、少し力尽きかけた花々がちらほら。
でも、全て散ってしまった訳でもなく、蕾の株もあるにはあった…。



説明では「45種」「381株」の牡丹が植えられているとのこと。
淡い紫の「紫雲閣(しうんかく)」、純白の「島根連鶴(しまねれんかく)」、深紅の「春紅殿」などが見られるらしい。



ユフィの頭の中の『牡丹の花』は、上野の「東照宮牡丹苑」のようなイメージ。
百花の王とも賞される大きな花姿が特徴で、「富貴花」「縁起花」とも呼ばれる花。
しかも珍しい品種も多く、岩や和傘などで情緒たっぷりの苑内は、圧巻の一言。

古石場の牡丹は、まだ若い樹が多いのか、見た目が「豪華・華やか」とは言えない。
芍薬みたいに「草」のような見た目なのだ。
「牡丹は樹木」で「芍薬は草」なんだそうで、冬の越し方が全然違うらしい。
葉を見たら一目瞭然、牡丹はぎざぎざで艶が無く、芍薬は丸みのある葉で艶も良いらしい。


散り際の良いのは牡丹、一気にハラッと散ってしまい、芍薬はチラリハラリと散るらしい。
そして咲く時期も晩春と初夏に分かれるそうな。
ユフィの感覚としては『牡丹』の方が格上、「芍薬」は花屋で買える花のイメージが強い。
『中国の国花』というイメージもあるはずなのに、なんとなく日本的な花という感じ。

ともかく、咲いている花を求めて川の端をそぞろ歩く。
咲いている花は全て写真に撮り、離れている花は後でアップにしている。







11枚くらい撮って角を曲がると、幼児達が大勢居る。
幼稚園なのかな、お迎えのママ達も集っていて賑やかだ。

戻って牡丹を眺めながらのランチとも思ったが、ベンチが無かったことを思い出し、先に歩いて「終わってしまった藤棚の下のベンチ」で休むことにする。
カーブスでプロテインを飲んでいたので、小さなサンドイッチとコーヒーで充分。

最後に盛りの花姿 ありがとう

走り回る幼児を眺めながらのランチを済ませ、遊具などのある公園を横切って牡丹通りに出ようとした時、公園の端の花壇に綺麗に花開いた牡丹を見つける。
しかも大輪で真っ盛りの勢いのある花姿。




近々と花を眺められて、思わぬ拾い物をした気分になった。
亀戸天神のように美味しい味わいは見つけられなかったが、最後の思わぬ拾い物に心が軽くなったのは事実。
亀戸は2度と行かないつもりだが、牡丹園は真っ盛りを見てみたいので、次も来たい。

で、帰り道、門前仲町からはちょっと歩いたので、次のバス停があるはずだと歩いてみた。
ありました、ただし行き先が豊洲方向ではなく、月島経由の新橋行き?
「月島」なら乗り継いで帰れる、と嬉しくなって丁度来たバスで2駅。
月島駅前で降りてしまって大失敗。

豊洲方面へのバスは、月島3丁目がベストだったので、歩くことに…。
亀井戸の時も「スカイツリー駅前」までバスで行ったのに「豊洲方面」のバスに乗り継ぎができなくて、錦糸町まで戻って乗り継いだのだ。
まだまだバスでの行動が板についていない。
性懲りもなく、次は「菖蒲」「あやめ」を見たいと調べている…
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