やましたさんちの玉手箱
ジャックの記事
読切
TOP > 納戸 > 雑貨

傘立てから 花入れに

「世田谷時代」で我が家が使っていた傘立ては、ご覧のような、壷状、ブルーの陶製のものでした。私がユフィと結婚して、家に来たときから使っていたような記憶があるので、その前から、ユフィの母が使っていたものと思われます。高さ46センチ、内径21センチ、で10キロ以上もあると思われるもの、玄関を掃除する時は、両手で抱えて外に出さなければならないほどでした。

 そして、引越し話が持ち上がったとき、サーヤは“新しいマンションでは、新しい傘立てを買うので捨てていく”というのです。まあ、新しいマンションでのことはサーヤ任せなのですが、何年も使っていたもので、外見もきれいなものなので、なんとかならないものか、と考えを巡らせていました。
 そこで思いついたのが、玄関の外、ポーチに花入れとして使えないか、というものでした。しかし、この容器は、飾りの穴がたくさん付いていて、水を貯めることができません。また、丈が高いので、普通の花では隠れて見えなくなってしまいます。

 そこでジャックが思いついたのが、ごく、簡単なこと。まず、スーパービバホームで、プラスティックで、ズン胴のバケツを探して、この壷の中に納まる大きさのものを探すこと。あとは、世田谷からいくつか運んできた植木の鉢を、上げ底として利用するということでした。何やかやと、書いてきたけどたいしたことじゃない、でも、傘立ての変身には楽しみがありました。

 正月を迎える第一回の花入れから、五月の新緑を迎える頃までの三回分を紹介します。花はビバホームの花屋さん、背の高いものもいろいろ揃っていて、選ぶのもけっこう楽しみました。ジャック生花の経験なんてありませんが、見繕いで楽しんでいます。


正月用の玄関の和飾りは付けましたが、新しい花入れにも、松と南天のような赤い玉の枝(なんというのか分かりません)と、梅の小枝と、柳のシルバーの枝。何とか正月らしくなったか。


3月末に飾ったもの。猫柳の穂が付いたもの、椿に桜の小枝。桜はすぐに散ってしまったが、葉が出てきたので、そのまま生かす。


5月初めに。桜の枝と猫柳は1本残ったのでそのままに。赤い実の付いた枝と、ピンクの小花の枝、背の高いのは、コデマリ。


で、現在の傘立て。サーヤには悪いけど、なんか、ツマンナイ。でも、傘立ては傘が立てられれば良い訳で、別に文句はない。
▲ページTOP