やましたさんちの玉手箱
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ドアリース コロナ渦の半年

年明けから夏越の祓まで

ながーいご無沙汰、なにしろとんでもない日々の積み重ね、令和に入ってから良いことなし?
ただし我が家は安泰、要するにパソコンに向かうのが面倒臭くなった?
年取った言い訳かも知れない、それでも月日は過ぎていく!


令和2年の年明け

静かな歳になるよう祈ったのに飛んでもない日々が待っていようとは…。
まあ、ともかく前回と重なるが生協のシンプルな注連縄と、ジャックに頼んだ松と南天のドア前の正月飾りでスタートする。


注連縄を外し、椿の花で一気に華やかに、でもえらく簡単に済ませた。

続いて「節分」は例年通りにスーパーの「柊に豆がら」の市販品。
助かるよね、考えなくても済むから…、そうじゃないと「柊の枝」探しが待っている。


つづく2月から3月は、百均で見つけた小さめのリースに綿の実と小花くっつけて、桜?の吊り花を添えてみた。
花だけじゃ寂しいし、でもなんだか季節も何も分からない…


特売で購入した枝ものが凄かった

特筆したいのは、玄関ドア外の花活けの枝もの。
正月明けの残り物処分なのか、「辛夷」「ネコヤナギ」と「薔薇」「きんぎょそう」「菊」花1輪ずつのセット。
他にも様々な組み合わせがあったが、長持ちしそうなので選んだ…


見事にカンは当たり、半年も次々と「辛夷の花が咲き」「ネコヤナギはふっくら銀色の芽が膨らみ花になって葉が生え」なんと半年も持った。
見事な赤い薔薇が加わっていて、これで500円はお買い得

来年も狙いたいがどうなるかな。
辛夷の花が咲き、桃の枝を添え、雪柳も入れて、大きな辛夷の花陰にチューリップものぞいているから、季節毎に花を添えていた訳。



春は春らしくしたいのに赤い実

ドアの飾りに赤い実のツリー。
手に入れたのは目の前の公園だと思うが、何の実なのかが分からない。
検索してみた、これかなと思うのが「イイギリ・飯桐」という房状になったもの。
または、「サンゴジュ」「ゴマギ」など…。


でも秋に生る実だから、春まで残っているかな?
小鳥が好むらしいし、小鳥は公園に沢山居るし…。
ともかく見つけたのが春なんだから、そのまま束ねて吊るした訳。

ドア横の花活けの枝ものは健在で、後から添えだ雪柳や桃の枝に金盞花が春らしい。
ベランダの沈丁花の鉢も添えてみた。


そして5月は凡庸な花、でも綺麗

なぜだか、5~6月って紫系の花が多いような…。
コロナ渦もあって、食料以外の買い物はしたくないし…。
なので買い置きの100均の花、多分「ラナンキュラス」を飾る。


最盛期は4月らしいが、様々なカラーがあってとても魅力的な花だ。
そういえば、写生した覚えもあるが、画は見当たらない。
なにしろ「断舎利」を世田谷でしてきたから、探すのがとても大変。

その分、外の花活けには凝ったつもり。
コロナのお陰というかなんと言うか、毎日散歩に出るからあちこちの緑が気になる。
で見つけたたけ長の草、そっと舗道脇の草叢から頂いてきた。


猫柳の葉が生き生きと茂ってきて、辛夷は花が散った後進展なし。
紫の花カンパニュラを束で買って来たので、ドンと華やかに真ん中に
緑のたけ長の草がびったりはまって、ユフィはご機嫌。

カンパニュラは『風鈴草』とも呼ばれるらしいが、宮沢賢治の「銀河鉄道」で覚えた花。
別名または園芸種で「ホタルブクロ」とも言うらしい。
カンパニュラは言い難いから、ホタルブクロの方が覚えやすい。

でも姿かたちに少し違いはあるみたい。
「風鈴草」や「ツリガネソウ」とも呼ばれて、古くから親しまれてきたとか。
6月には紫が良く似合う

だからアジサイの華やかなリース

紫の花といえば紫陽花、昨年から用意しておいた花。
洒落たリースを見つけて『来年はこの形にしよう」と思っていた。
しかし、花数と色合いが食い違ってしまい、真ん中にまとめた。

サーヤ曰く「やっぱりドアには丸いリースが似合う」と…。
まあ、今年は簡単に済ませてしまった分、言われても仕方が無い。
コロナ渦が落ち着いたら、気合も入るのかな…。




鉢植えを添えたらどうなるか

猫柳がとっても元気、外の花活けもほっとけない。
毎朝、ジャックが水が足りなくならないように気をつけてくれる。
で、切花はあまり長持ちしないから、鉢植えの花を買ってきた。

ピンクのペンタスと白い小花の塊を1鉢を二つ。
花活けの縁ギリギリに沿えてみた。
でも、白い花がどんどん散ってしまい、緑の小さな葉だけに…。

見栄えは良いが、始末が大変、散らかっちゃう。
その上に「上げ底」していたから、ズコンと落ちちゃった。
でもペンタスは次々と蕾が咲き続け、1ヶ月以上持っちゃった。

外用花活けの活用、「枝もの大成功」「鉢植えまあまあ」の五分五分。
秋はどうなる?


そして茅の環を作った

八坂神社をまつるようになって、様々な日本の「まつりごと」に興味が出てきた。
「茅の環潜り」もその一つ。
1年を半年に分け、6月末日と12月末の2回、茅の環を潜り、半年間の穢れを払う行事

本当は京都まで行ければ良いのだが、いろいろと事情が許さない。
去年は東京大神宮にお参りし、茅の輪潜りもして来た。
その時は白い穂がついた草で、小さな輪にして神棚に供えたっけ。

今年は健康のために散歩が毎日だったから、早くから目をつけていた公園の稲系の草草。
6月下旬の時まで残っているはずが…。
刈り取りが始まり、「さて、手作りするか」の時には綺麗に刈られた後

ちょっと考えたけど、色々と用意したものを持って行って見た。
ものの見事に端から端まで刈られていて、残っていない。
夏が来るから「綺麗サッパリ」整理しちゃったんだね。

広い公園をぐるりと回って、むしろ刈り取られた後の草の方が茅の環にし易いと考え直した。
で、刈られた草に手が届く所に腰掛、鋏や元にするリース、麻紐を広げて用意、雨の降らないうちにと、刈られてもまだ青い稲形の草を束ねていく。


で、出来上がったのがこのドアリース型の「茅の輪」と言うわけ。
穂がついている草もあったから、バッチリ。
来年のことは分からない、なにしろ公園の掃除次第なんだから…。
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