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A5、A4黒毛和種の雌牛の一頭買い「肉の田じま」

引越し後のサーヤの夏のボーナス御馳走は牛肉!

夏のボーナス御馳走の定番は、ここ3年くらいは代官山の「叙々苑」だった。
コース料理を3人で2セット注文、足りない分を単品で注文するスタイルで楽しんでいた。

越す前は代官山まで行っても良いくらい気に入っていたのだが、「叙々苑」はもちろん江東区では錦糸町にもある。

そして、ネット検索ではコースが20%くらい安価なのだ。
きっと品揃えやコースなどは変わらないだろうから、安いのならお得じゃない?と考えたのはユフィ、錦糸町の「叙々苑」は嫌だ、と文句を言うのはジャック。

と言うことで、近くでおいしい牛肉が食べられるお店探しをする。
何件かあった内の「田じま」を選んだのはサーヤ。
早速予約を入れたのが、8月始の土曜日のこと。


【引用・食べログ
『東京食肉市場内の牛内臓卸問屋 こだわり抜いたA5、A4黒毛和種の雌牛のみを一頭買い』
雌肉は融点が低く脂が上質で食べやすく、甘みが強くコクがあるのでクセになり、女性の方にも食べやすいです! 卸問屋の強みを生かし、新鮮な内臓や黒毛和牛のA5、A4をリーズナブルな価格でご提供、東京の下町で新鮮な肉とおいしいお酒をご堪能下さい。


松阪牛、田村牛など但馬系の雌牛で月齢30ヶ月以上まで肥育されたものを仕入れ、約2週間程熟成させた『特別な牛肉』と言うことで、「まだ松阪牛を食べたことがない」サーヤはとても喜んだのだ。

当日、早めに出かける前に「レストランではなく焼肉屋さんだから、服装はラフでいいよ」とのことで、ちょっと肩透かしを食う。
座敷なんだそうで、しかも本当に「焼肉を食べる店」らしいのだ。

「叙々苑」同様にコースを2人前注文して、足りない分は単品でと言う流れのつもりが、慣れないお店なのでコースが選び難かったのと、2人前からの予約だというので席だけ予約にしたのが失敗。

コースは3つ「松坂」10.000円「竹」6.500円「梅」5.500円。
とってもリーズナブル、叙々苑みたいにオシャレでないだけに肉を食べるには最高かも…。

錦糸町行きのバスで20分くらい、少し歩いた道路沿いに赤々と賑やかな店構え。
後から聞くと1階は精肉屋で、2階が焼肉、3階はしゃぶしゃぶとすき焼きとステーキのお店らしい。
庶民的な感じで、階段が狭くて急だし、人が並んで待っているし…。

店内は左奥に厨房、左手前にテーブル席、右の大部分が座敷で掘りごたつ式の卓がたくさん。
すでに席は満杯で、子どもも大人も沢山居るから、凄く庶民的で過ごしやすい。
子ども大嫌いのジャックも文句が言えない雰囲気で、黙って座った。

要するに下町の焼肉屋さんで、おしゃれやステキな雰囲気は皆無。
ただただ美味しい肉を楽しむ場と言うこと。
まずは飲み物注文、瓶ビールとサーヤは梅酒のソーダ割り、そして肉の注文。

まずはタンから始め、盛り合わせをお願いしたが「特選松阪牛三昧(2~3人前)」とか「一本切りカルビ」とか、めぼしい肉は「売り切れ」続出。
特別メニューの品は全てが品切れ、要するにコースで予約注文で品切れなのだ。

でも「タン盛り合わせ」は大丈夫だったので、まずは味わうことにする。
出てきた皿には「タンナカ」「タンシタ」「タン元」「ノド元」の表示が…。


切り方がとても厚いから、今までの焼肉屋さんのタンとは別物とすぐに分かった。
「タレと塩と味はどうなさいますか」と聞かれ、分からないのでと頼んだら3品出た。
「山葵と醤油」「生姜とタレ」「胡麻塩」の3種類が出た。


タンナカから始め、タンシタ、タン元、ノド元と食べ進めて、その食感にびっくり。
全てが全く違う食感で、しかもそれぞれに別々の柔らかさがある
「タン」1種類で驚いたのだが、なるほど牛にこだわりのある肉屋の味は侮れない。
わさび醤油もタレも塩も、みんな美味しいから迷うよね。

ジャックは歯の治療中で、しかも肉はあまり得意ではないから「桜ユッケ刺し」を別注文。


次の注文から「売り切れ」が続くのだが、「ともかくメニューにあるものは全て松坂牛ですから」と言われて、メニューとにらめっこ状態。

「三角バラ」と「イチボ」の盛り合わせに、『松坂牛』の札が付いて来た。


曰く「固体番号」「飼育地」「農家名」「発行食肉公社」「発行日」等々が記されている。
別にここまで徹底していなくとも、信じますけどね…


それから普通に「カルビ」や「ロース」を頼んで、かなり満腹になった。


「ナムル」とか「キムチ」も頼んだが、ジャック曰く「焼き肉屋さんではないから味わいは?」だそうだ。
なにしろ渋谷の行きつけの焼肉屋さんで、何十年も本場ものを食べていたので、ちょっと物足りないのは仕方のないこと。

「叙々苑」ほどには洗練されていないし、肉が確かに美味しいし柔らかいのは分かった。
最後にジャックが定番の「ユッケジャンスープ」と「ご飯」を頼んで完食。
ジャックのこだわりは「クッパ」と言うご飯が入ったものではなく、自分でご飯の量を加減できる食べ方だ。

『食べログ』の口コミに、「肉をそのまま出している感じ・焼肉屋の味付けは無い」とあったが、わが家では肉には大満足
味付けも人それぞれで好みが分かれるから、おいしい肉そのものが味わえるなら「安くて良い肉提供の店」はとっても好みだ。

デザートは「アイスクリーム」か「杏仁豆腐」「マンゴープリン」と普通だったので、今回はスルーした。

サーヤが「今度はコースを予約してもっと美味しいだろう肉を食べる」と言っている。
ユフィとしては、「ステーキ」も魅力だし、しゃぶしゃぶもすき焼きも食べたい。
ランチには、安くて美味しい焼しゃぶ定食や丼物、すき焼き御前、カツカレー、ハンバーグなどもあるらしいし、1階の肉屋のコロッケは評判の味だとか。

いやあ、独りでランチに通っちゃおうかなあ。
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