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NHK「花子とアン」 衣装が楽しみ その2

連続テレビ小説 花子とアン Part1 (NHKドラマ・ガイド)
妹のかよの衣装特集記事を見て

NHK「花子とアン」 衣装が楽しみ その1」でも書いたが、花子の妹はカフェの女給なので、明るく華やかな衣装が多い。
真っ白なフリル付きエプロンが仕事着だから、どんな色柄の着物でもよく似合う。
NHKの公式サイトでも、最近「かよ的ファッション」として掲載されているから、人気が高いのだろう。

その『ギャラリー6』の内容は、「明るく可愛い」をテーマにしたもので、衣装スタッフが大正から昭和初期にかけての和服を探し出し、かよのために仕立て直したものらしい。
はい、納得!

昔の着物は小柄な女性の多かった時代なので、全体的に裄も丈も短めに仕立ててある。
今流行の昔の着物を売る店で求めると、全体的に小さくて「おかしい着付け」になるのを経験した人もいるはず。

かよだけではなく、しっかりと各々の女優さんに合わせて、仕立て直しがされていたのだから、違和感なく見ていられたということ。
銘仙と呼ばれる当時の着物地は、ポップな柄やキュートな色が特徴なので、かよのイメージにはぴったり。
白エプロンとの組み合わせが、とても鮮やかだ。
銘仙の羽織姿と女給姿
引用/NHK連続テレビ小説「花子とアン

さて、ユフィが注目していたのが「半襟」との組み合わせだった。
当時ではあまり見かけない「格子柄」が多いように感じていたのだが、やはり衣装部の特製で、現在の生地のチェックが使われていたみたい。
「ギンガムチェック」や「タータンチェック」など、チェック柄の端切れを使用している半襟が「かよのポイント」になっているとか。

なるほどね、現代のチェック柄と銘仙の鮮やかな対比は、まさにプロならではの仕事と言うことか。
花子の半襟も気になってはいたのだが、こちらはチェックではなく、細かな模様のよう。
放送では一瞬の間に流れていくので、「かよ的ファッション」や前回の「宇田川先生のファッション」のように見られると納得できるし、それに楽しい。

かよの着物は年を重ねていく内に、銘仙からお召しに変化しているようだ。
少しずつ生活にも余裕が出てきたのか、年齢を感じさせる衣装部の配慮か。
半襟は依然としてチェック柄のようなのだが、「悲しい恋・郁弥との死別」を経て、かよがどう変化していくのか、も注目のところ。

現在の進行は「関東大震災」で、9月の設定なので半襟は花子もかよも白っぽい無地。
夏には柄物の半襟は確かにうっとおしいかも…。
ユフィはどうも半襟が気になるのか、「花子の半襟の着付けは締まりすぎていて苦しそう」と感じている。
人妻なのだし、子持ちでもあるのだから、もう少しゆったりとさせても良いのでは…。

その点、かよの半襟の着付けは程々でよく似合っている。
着付けの人の癖というか、特徴なのだろうか。
「その1」で書いた下襟が出すぎている癖は、最近は気にならなくなったが、今度は詰め過ぎだ。

それと、蓮子様の不思議にも触れるが、出産後1年で切られた髪は伸びていないし、赤ちゃんは1年も経った子のようには見えないくらい小さいし、震災で駆けつけた駆け落ち男と去る場面では草履を履いていたし…。
洋館暮らしだから、土足の生活ではないということか?
1年以上も1室に閉じ込められていたのに…。

視聴者って煩いねえ
あ、宇田川先生の記事もあって、黄色い羽飾りで新聞記者に「蓮子の駆け落ち事件」を語る場面、いささかビックリしたけれど、ご当人も驚いたみたい。
断髪で和服に「大きな羽飾り」はおどろくよなあ


 NHK「花子とアン」 衣装が楽しみ その1
 NHK「花子とアン」 衣装が楽しみ その3
 NHK「花子とアン」 衣装が楽しみ その4
 NHK「花子とアン」 衣装が楽しみ その5
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