やましたさんちの玉手箱
ユフィの記事
読切
Powered by amaprop.net
TOP > ユフィの部屋 > 宝石

アメジスト/紫水晶は2月の誕生石



むらさきは日本人好みの昔からの色

そう、むらさき色は、日本では昔から親しまれてきたカラー。
赤みが掛かった色合いから、青が強いものまで、紫色は非常に豊かに変化する色だ。
仏教などの宗教でも、紫は最高の位として位置づけられているし、貴族の間でも好まれてきた。
「源氏物語」で語られているヒロインも、「紫の上」「若紫」と称されているのだから…。

ユフィの「やま玉」でのイメージカラーも紫なので、若い頃から好んだ色合いだ。
ただ、洋装では身に着けにくい色合いでもあり、ユフィは専ら和服での紫が多かったのだが…。
紫水晶・アメジストは、宝石としては量的にも多く産出されるため、価格的に安いものが多い。

また、紫色の濃淡が色むらとして確認されると、価格は更に安くなる。
水晶の色変種の中では、最高の色とされていて、紫色が深く色むらの無いものが高品質とされている。
写真のアメジストの中で、色むらのあるのは大きなペンダントトップだ。

このペンダントは、デザインでも分るように外国で購入したもの。
宝石店ではなく、アクセサリー店での買い物で、デザインが凝っていて気に入ったのだろう。
海外のアクセサリー店は、アメジストやアクアマリンなどのものが当たり前に売られていてとても買い易い。
シンプルなセーターやシャツには似合うと思ったのだが、あまり身に着けることは無い。

もう一つのペンダントトップは、多分甲府の宝石工場を見学したときのものだと思う。
いかにも和風な趣のあるデザインで、しかも色合いが濃くて美しいのが特徴。
価格が思い出せないのだが、何万円もの金額なら求めなかったろうから、程ほどのものなのだろう。

リサーチでは、濃い紫で透明感があるものは高価とされているようだが、なにしろ甲府と言う宝石の街の工場での買い物で、思い切ったという想いが無いから、何千円と言うものだろう。
金細工なので色合いは少し薄めだが、金の縁とりのイヤリングとセットで使用することも多かった。

生産地は、ブラジルやウルグアイが主要とされていて、その他各国で採れている。
日本でも宮城県白石市の雨塚山や、鳥取県などで「加賀紫」と賞賛されるものが産出されているとか。

パワーストーンの意味や効果は、『愛の守護石』『真実の愛を守り抜く石』なのだそうだ。
高貴な色としての他に、愛と慈しみの心を芽生えさせる宝石とされていて、真実の愛を守るパワーがあるとか。
ヨーロッパなどでは、「素敵な恋人を招き寄せる石」「高まりすぎた情熱を穏やかに冷ます石」とも言われていて、恋愛成功のサポートに良いようだ。
最近起こっている「ストーカー殺人」などをもアメジストで抑えられないかな、と考えてしまった。

スピリチュアルパワーの強い石で、「ストレスを癒して穏やか」にし、「インスピレーションを高める」とされている。
生涯に渡ってアクセサリーとして、身に着けることが良いとされているようだ。
結晶構造の波動から、「豊かな感受性を高め」、「邪気や誤った情報に惑わされず」、「冷静な判断力を得る」などの効力も持つらしい。

色合いも、落ち着いた濃紫あり、若い赤紫あり、アクセサリーとしての用途も様々。
ブレスレット、ペンダント、ネックレス、リング、イヤリング、ピアス、そして、日本特有の数珠まであり、しかも高価はないので、購入しやすい石だと思う。
クリアで美しい紫のものは、少し高価になるようだが、宝石として最初に購入するには親しみやすい石だろう。

おまけとしての伝説や言い伝えを。
ギリシャ神話では、アメジストは美少女の化身なのだそうな。
月の女神の女官「アメジスト」が、酔った酒の神・バッカスの戯れで、猛獣に襲われそうになった瞬間、女神が白水晶に変身させたらしい。
酔いから覚めたバッカスが、反省して葡萄酒を水晶に注ぐことで、美しい紫色の宝石になったという話。
アラ、甲府で購入の葡萄デザインのペンダントは、この伝説から作られた?

語源には「酒に酔わない」と言う意味があり、古代ローマではアメジストで作られた酒杯で酒を楽しむことが流行ったとか。
現在でも、アメジストを持っていると『二日酔いしない』とされるらしいが、本当かなぁ。
でも、身に着けていなくても持っているだけで効果があるなら、男性にたまの誕生日プレゼントにも良いかも…。

キリスト教では、「司教の石」として崇められていて、宗教儀式の際には全ての人が指輪として身に着けたと伝えられている。

ヒーリング効果として、「血液を浄化して解毒作用を高める」「皮膚病や不眠症の治療に用いられる」などの、実用面としての効果もあるとされているようだ。
Powered by amaprop.net
▲ページTOP