やましたさんちの玉手箱
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パジャマはショッキングピンク

母が逝く何年か前、そろそろ寒くなってくる頃なので、暖かなパジャマを新調しようと母に聞いてみた。
ユニクロが近くに出来たので自分の分も買おうと、広告を持って母の部屋へ。
「どれがいい」と聞いた私がびっくりしたことに、指差したのはショッキングピンクのパジャマ。
「えっ、これ!」と驚く私に「そりゃ、綺麗な色がよいに決まっているじゃない」と一言。

いつもパジャマなどは、母には聞かないで買ってくる。
薄紫とかグレイとブルーの花柄とか、母の好みの色をよく知っているつもりだったのに…。
ピンクも濃いピンクだなんて、多分元気な頃は絶対身に着けなかったろう。
子どもや学生の頃だって、こんな色は出回っていなかったはずだから、最後のチャンスといえば言える。
ホームと病院と家の往復では、考えられない色だ。
ともかく希望通りのパジャマを購入して帰り、早速着せてみる。
色白で白髪の母にはよく似合う。
本人も大満足な様子
ヘルパーさん達にも褒められて、とても嬉しそうだったことを思い出す。

最近は私も、ピンクとグレイの組み合わせでパジャマを着ている。
家の中くらい明るい色のものを着て、気分転換をしたほうが良い、とても納得。
欧米の老婦人を見習って日本人も明るい色を身に着けることをお薦めする。
赤は老人に、より似合う。
肌色を明るく見せてくれるから。
着ている服が明るいと、気分も明るく楽しくなるはず。
試してみてください。
最初から決め付けないで…。


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