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とても素敵な通勤路

 当サイト「納戸」で『餞別 そして 錫でも書いたのですが、訳あって10月から千葉県内のある病院で働き始めています。なにも好き好んで、世田谷から片道2時間あまりもかけて行かなくても、という声も聞こえるのですが、以前一緒に働いていた男が、ここで現在主任を務めていて“ジャックさんまた一緒にやろうよ”という甘言に乗せられて通う事になってしまったのです。
 最寄の駅からバスで10分かかります。せっかちなジャックなので、始発のバスの時間まで待つのが嫌で、雨が酷くない限りは30分あまり歩いていきます。ジャック歩くのは平気ですから。

 何回かバスを利用して、コースも分かって歩き始めました。仕事場のおばさんに話したら、半ばバカにされたんですけどね。でも“それだったら桜並木を歩いたほうがいいんじない”と教えてくれた道。時間は同じくらいです。
 この道、一遍に好きになってしまいました。折から木々が色づき始め。道には色とりどりの落ち葉、朝の木漏れ日、行きかう人もほとんど無し。

 メジロがやってくるように、小さなみかんを用意して、半分にした実を枝に刺して楽しみにしているのに、大きなヒヨドリがギャーギャー鳴きながら、丸ごと獲って行ってしまうので、我が家では嫌われ者なのですが、この並木は、私が通ると、鳴きながら枝を伝っていきます。この声は、我が家でのものと違って、なにか元気付けられる鳴き声でもあります。

正にジャックのために用意されたような道なのです。東京に住んでいながら、こんなに素敵な通勤路を歩けるなんて私だけしか経験できないと思いながら、毎日往復、行きかっているのです。

 この道、ご案内しましょう。
通勤路の1通勤路の2 朝の木漏れ日
11月1日 朝6時45分頃 木漏れ日の道。


公園の時計は6時45分 太極拳に励むご近所さんたち。

並木道に沿った小川の1小川の2
この並木道はこんな小川に沿っている。

民家の庭の1
庭のみかん庭のレモン
仕事場近くのお宅の庭 みかんがすずなり、食べ頃になったらどうするんだろう、と毎日考えながら見上げている。右はまだ青いレモン、かなり大きい。

洋館実るのは何これもレモン
帰り道では、右手に小川、反対側には広い庭のある家、いろいろな実のなる木があって楽しめる。

柚子の実みかんのようだが
これは柚子ではないか、と思われる。

川沿いの柿木 落ち葉たまり
紫陽花とスイトピー水仙
黄色い花イタリア料理店
左上は小川沿いにある、持ち主不明と思われる柿の木、ある日ご近所さんと思われる男性が、三股使って実を採っていた。並木道の真ん中に大きな木、落ち葉たまりになっている木があるかと思えば、紫陽花と水仙の芽があり、春になると黄色の花が咲き出すのが楽しみになる。並木道が終わる角にイタリア料理店。

不思議な実
並木道が終わっても、あちこちに実をつける樹木あり。

すずなりの柿の実
駅の間近、駐車場にポツンと一本の柿の木、ただしこんなにすずなり、ちょっとグロテスクでもあるが。
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