やましたさんちの玉手箱
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豊洲運河沿いに飛び来るトリとり鳥

スズメからユリカモメまで

最近の季節ごとの楽しみは、ちょっと老人臭い自然の贈り物「花」と「小鳥」の様々な姿。
我が家のアムールの楽しみと重なるのは「ベランダに来る鳥」の姿。
ジャックのような「雀焼」の趣味は無いし、渋谷での子供体験には小鳥は無かった。

世田谷での暮らしでは、庭先の鉢植えのみかんに来ていた「メジロ」と「ヒヨドリ」くらい。
そしてベランダのちっちゃい菜園を食い荒らした「鳥達」と、少し馴染みができていたっけ。

運河沿いのマンションに越してから、朝方や夕方に、多分辰巳の森に行き来する鳥の影は見ていたし、秋には目の前の公園の実のなる樹に沢山の鳥が群がっているのも見ていた。

なんだか「鳥が多い」とは感じていたが、実際に近くで見聞きしていたわけではないから、どんな種類が居るのかはわからなかった。

ある日、区役所に行くことがあって、遊歩道を歩いていた時に見つけた『緑道の鳥たち』の看板。


こんなに居るんだな、と楽しみが増えた瞬間だった。
「メジロ」「ヒヨドリ」「スズメ」は世田谷でも見ていたし、「ハクセキレイ」もたまには見かけていたが、他の鳥は見た記憶がない。

見たことが無い鳥に、興味が湧くのは当然のこと。
ジャックは辰巳公園が散歩の範囲だから、多くの鳥を見かけている
世田谷にも古い公園には、木々が茂っていて鳥も多かったから、我が家に飛来した鳥たちのねぐらはその公園だったのだろうと思う。

で、このところベランダのクッキーのおこぼれを食べに来る「スズメ」の数が増えてきていて、朝などには、カーテンが開くのを待っていたり、隣近所のベランダ付近に居たりするようになってきた。


今に管理室に通報されるかも、と思いつつ「可愛い」し「アム君が喜ぶ」し、朝のエサやりは続いている。
ユフィも時々、朝食のパンくずをまいてあげたりもする。
「スズメ」の姿も世田谷では少なくなったのか、あまり見かけなくなっていたし、声も聞かなくなっていたので、なんだか嬉しかったりするのだ。


そんな中、時々大きな黒い鳥も来るようになった。
ジャックが「辰巳の森にたくさん居る」という鳥は、推察するところ「ムクドリ」らしいと分かった。


「ヒヨドリ」よりも一回り小さく、黒っぽく頭部部分には白い部分があり、メスは茶褐色で一回り小さいらしい。
ベランダにとまっているのはメスかもしれない、そう大きくは感じないから。


ついさっき、飛んできて止まった鳥、大きくて真っ黒に見えた。
きっとオスだろうと思った、カラスみたいでアムールも怖がるかも…。

辰巳の森のムクドリ

「ムクドリ」を検索、名前の由来が「ムクの実」を好んで食べるから、と出ていたので「ムクの実」も検索、物好きな人が食べて美味しいと言う味わいは「味噌の味」なんだそう…。

別の解釈では「非常に甘く美味」とあったから、実際に食べてみないと分からない。
辰巳の森にはあるのだろうか
食べてみたい気持ちがムクムク…。

子ども時代を渋谷で過ごしたので、田舎風の体験は多くないユフィだが、一人っ子だった為に休みの時には、親戚の家で長いお泊りをしていて、自然には少し触れている。

小鳥のさえずりも耳にはしていたから、全くの都会暮らしでもなかった訳。
流石にマンション生活では、小鳥のさえずりまでは望めないのだが、「ちゅんちゅん」と言う「スズメ」の声は近くに来るので聞こえるし、アムール同様に楽しみになった。

急に寒くなった朝、運河を覗いたら白い鳥の姿がいっぱい。
遠くて写らないかと思ったが、カメラを向けて拡大したのが次の写真。
多分「ユリカモメ」だろう。


かもめの一種で、秋に北方から渡って来て、春過ぎには帰っていく鳥。
現在は東京都の「都民の鳥」として指定されているらしい。
『ミヤコドリ・都鳥』の別名もあるんだって。

カモメ科のこの鳥、古代や中世では『ミヤコドリ』とも呼ばれていたらしいが、実際には別にちゃんと「ミヤコドリ」は存在していて、ハトより大きくくちばしと脚が長く赤い、背中が黒で腹が白い、というあまり優雅ではない鳥のこと。
近年は、東京湾でも観察できるんだそうで、ちょっと見てみたい気もする…
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