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母の日から母の日まで咲いたカーネーション

 2021年3月31日、我が家のベランダ側のガラスドアの手前に、冬を部屋の中で越した植木が10鉢ほど並んでいます。その中の一つ、カーネーションがピンクの花を二つ付けて居ます。

冬越しした鉢、左からサンパチェンス ブーゲンビリア 球根ベコニア


見るも哀れな鉢になってしまったカーネーション、咲き続けていて捨てられない。右は同じ日にユフィが買ってきた切り花のカーネーション、10日ほどでお役御免となった。 

この鉢、実は2020年の母の日の前、おそらく4月の初めに豊洲のビバホームの園芸売り場で買ってきたものだったと思います、ということは、365日を迎えて咲いていることになるのです。去年、いつもなら、花が咲き終わったものから捨てていき、その時の季節の鉢をベランダの花壇に、次々に置いていくのですが、どうもなかなか咲き終わることがなく、秋口までそのままでいたのではないか、と思うのです。そんなに目立つものでもなく、特に目にかけていたわけでもないのに、咲き続けていたのですね。

 さすがに寒くなってきて、下部の葉は枯れてきて、茎も伸びてきたのでそろそろ捨てよう、と思ったのですが、一輪、また一輪と花がつくので、捨てるわけにも行かず、枯れ葉をむしって支柱を立て、部屋の中へ取り込みました。水は直接土にはかけず、鉢皿が空にならない程度にあげていたのです。

 とにかく、花が終わったら捨てよう、と、まあ待ち構えていたことでもあります、見た目も良くないし、代わりに置きたい新しい鉢も起きたい、と。ところが、いざ最後、と思われた花がしぼんできた、と思うと緑の蕾が出てくる、という繰り返し。辛抱比べのようになって、この日になりました。この様子だと、母の日まで持ちそうな様子、カレンダーとのにらめっこの毎日なのです。


21年4月、ビバホームにはカーネーションの鉢植えが並んでいる。

 21年4月10日、いよいよ捨てようか、と思ってよく見たら、また緑の花芽が付いているのを発見、まだまだ窓際の場所を明け渡す気は無いようです。
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