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6月の花は紫陽花ばかりじゃない

紫の玉の花 巨大な葱坊主だね

去年の6月のこと、スーパーの花売り場で見つけた紫の不思議な花。
葉は無く細長い茎の先に、まあるく小花がついている。
良く見ると、まだ咲いていないちっちゃな蕾が奥に見えていて、全部開くと『まん丸な状態になるのだろう』と思わせる雰囲気。


仏壇に飾るには異な花かな、とは思ったけれど「面白いし、薄紫色は母の好きな色だし、花持ちもよさそうだし、安いし」で購入。
1本100円の日があるから、仏壇の生花は火曜日に買うことにしているのだ。

茎は長くて40㎝以上ありそう、少し短めに切らないと仏壇用の花瓶から落ちそうなので、安定感を考えて半分以上切った。
仏壇の花としては珍しいかも知れないが、違和感は無い。


横から見れば蕾のある登頂部分は見えないから、とっても綺麗。
真上から写すと「禿げ」て居るみたいなのがご愛嬌。


日に日に蕾は開いて、まん丸な毬のようになって来た。


もちろん調べましたよ、ネットで

ヒガンバナ科ネギ属の球根植物(多年草)で、一般名は「アリウム・ギガンテウム(Alliumgiganteum)」、学名は「Allium giganteum(アリウム・ギガンテウム)」らしい。

分類名は「植物界被子植物単子葉類キジカクシ目ヒガンバナ科ネギ属」で葱の仲間。
別名が「ハナネギ(花葱)、アリューム、アリアム(いずれも、Allium)、ギガンジューム(Giganteum)」なんだって…。

ついでに『花言葉』は、「深い悲しみ」「正しい主張」とか。
他にも「繁栄」何百も小花が集まっているので分かるような…。
「幸運」「謙遜」というものもあった。

要するに巨大な『葱坊主』じゃない
不思議な花だな、と思ったけれど、「ネギボウズ」なら見たことはあるし不思議でもなんでもないし…。

でも綺麗に小花が揃って咲くのは同じ、葱の花をつくづく眺めた訳でもないし、田舎と違って見るチャンスは少ないから、ネギボウズがどのようなものかを知っていただけ。
改めてよく見ると、本当にそっくり、色が白いのと小さいことだけ

原産地は中央アジアやヒマラヤなんだって、ヒマラヤの地に、草丈が80~120cmにもなる剣状の葉をつけた球状の花が咲いていたら、見事だろうなと思う。

ネットで見ると、花壇や公園に植えられて居るらしく、子供と背比べしても断然花の頭の方が高い。
専門用語では、聚繖花序=散形花序(球状)と言うらしいのだが、読み方も分からないよね。

ひとつひとつの小花は、花弁と雄蕊から成っていて、花びらは6枚の径0.5cmが数百個も集合していて、花序径は10~20cmにもなるらしいから、見事だろうな。
色は紫だけみたいで、個々には青みが強かったり、ピンクがかっていたり、濃かったり薄かったりするようだ。

花茎の長いものは切花用で、短いものは花壇用なのだそうな。
ネットの写真では「綺麗に丸くなった花が並んでいる」写真もあって、観てみたい。
説明に「畑にある葱坊主にカラースプレーを吹き付けたような花で、花火が広がったようにも見えます。 玉ねぎのような球根ができますが、食べられるかどうか不明です。」とある。

食べられないでしょ、ただ玉ねぎ状態の球根から葱坊主が出て咲くのは納得。
ガーデン用にアマゾンでも売っているみたい。
広い庭なら素敵だろうけれど、ベランダの花壇ではちょっと無理だよね。

しばらくネットの写真で楽しんだ。
今日、5月の終わりに同じ花売り場で、火曜日の百円均一で『大きな葱坊主』を見た。


そういえば去年の夏、百均で見つけた「丸い樹脂のネギボウズの花」可愛らしいので5色買ったっけ。
これ、まさに「アリウム・ギガンテウム」だよね。
小花の一つ一つがちゃんと玉になっていて、見栄えも良いし彩りも良い。
本物は紫だけだけど、ね。
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