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ベンガル猫のアムールが我が家にやってきた

新しい子、どんな子にする?

2017年1月9日にアメリカンショートヘアのマサムネ君が旅立った。
マサムネ君が居ないことに慣れてきた4月中旬、ジャック父が「マサムネを思い出しちゃうから新しい子が欲しい」と呟いた。
ちょうどゴールデンウィークが目前に迫ってきた頃。新しい子を迎えるならサーヤが一日中家に居られる連休が良いなと思ったので「よし、新しい子を迎えよう」

それで、家族会議。
で、どこからどんな子を探すことにする?
家族それぞれのコメントが以下の通り。
「やはり猫がいい、高齢夫婦には犬の散歩とかが大変だから」
「アメリカンショートヘアは避けたい、マサムネ君と比べたり思い出したりしてしまうから」
「ペットショップと保健所とかは抵抗がある(狭いケージに入っている子を見るのが苦手)、ブリーダーを探そう」
「過去のペット経歴からメスは気が強く扱いづらいので、オスにしよう」
「種類はロシアンブルーか、茶色のアメリカンショートヘアあたり」(マサムネは黒銀なので種類は同じでも印象が違うだろうという考え)

「購入者はサーヤ」(マサムネは祖母が購入、サーヤはペットを買ったことはない)

というわけで、ネットで子猫とブリーダー探し。
色々な子猫を探していく中、ユフィ母が「ベンガルも検索して」と言うので検索してみた。
この時、サーヤは猫の種類は疎くて「ベンガルってどんな猫だっけ…」と思っていたが、ユフィ母は「ねこあるき」という番組でベンガル猫を見て気に入っていたとのこと。

しかし…
「ベンガルって高いな!」
20~25万円するのがほとんどなのである。まぁ金額は置いといて、まずは家族みんなが写真の子を見て気に入らないと進まない。
そしてやっと「あ、この子いいね」と指差したのがネットに載っていたこの写真である。

さて気になるプロフィールと値段は…?
2016年12月15日生まれ。
もう5か月近くでだいぶ大きくなっている。(ネットで売り出し中の子はほとんどが1~3か月)
値段はワクチン二回接種代込で約11万円(初期は約9万円)。
安い!!
ちょっと成長しているから値下げしたのかと思ったが、そうではなくこのブリーダーとしてのポリシーがあるのだと後にわかる。

多くのブリーダーは東京都23区外か地方ばかりだったが、この子はなんと同じ江東区で車10分という近くだった。
写真で気に入ったし、安いし、近いしで、これはご縁があるかも…と早速ブリーダーの所に電話をかける。

近年の法改正で、犬猫の譲渡には必ず対面することになっているらしい。
もちろん、まず対面させていただくつもりだったので、家族三人で見に行く。
このブリーダーの所で販売しているのはベンガル猫三兄妹の三匹のみ。他にもラクドールやアメリカンショートヘア(茶系)も専門で扱っているが、いま子猫はいないようだ。
他の二匹はすでに引き取りが決まっていて、ちょうどこの子だけが残っていたのである。

対面してみると、仮名「レッド君」はビビり性格のようで目を見開いて身をすくめている様子。懐くのに時間かかるかな、大丈夫かなーと思いつつ、引き取りを決定。

レッド君は三段階の大きなケージに入っていたが、この時ケージから出されて面倒を見てくれてるという大人ベンガル猫とじゃれて遊びまわっていた。
時々ケージから出されて広いリビングで沢山の猫と交流している様子から、環境の良い状態で育ってきているのがわかり安心した。

ブリーダーにも色んな人がおり、ゲージに入れっぱなしの劣悪な環境の所もあったりするので、ブリーダー選びは慎重にしたかったのだ。
このブリーダーさんのお手製ホームページをじっくり読んだところ、猫の飼い方や注意方法などを具体的に説明しており、おすすめの砂トイレやフードなども紹介していたので、信用できると思っていた。
ここでレッド君が11万円という安価で販売していた理由も書かれており、本当に猫を思いやっての良心価格ということがわかった。
対面してそれがよくわかったので、安心して引き取ることを決められた。

ブリーダーさんが記念撮影をとおっしゃってくれたので、レッド君をユフィ母に抱かせてもらい、パチリ。

ジャック父とサーヤの膝には、ブリーダーさんの所で飼われているラクドール。すごく人懐っこくて始終甘えられていたジャック父はでれでれ。
当のレッド君はビクビクして、この直後に逃げ出した。うーむ、懐かせるのに頑張らなくては!

さて、ブリーダーさんと相談して、レッド君を引き取る日を決める。
レッド君の性格もあるので、引き取るまでの準備期間などが必要ということもあった。(知らない環境に慣れさせるための対応があるらしい)

レッド君の引き取り日までに猫を飼う環境を整えねば。
ここで大活躍したのがアマゾン。多くの猫グッズを1.2日で届けてくれるから助かった。

まずケージ。
ブリーダーさんの説明にもあったが、子猫を新しい環境に慣れさせるために基本的にゲージ生活から始めないといけないのもあるが、動物病院で預けることを考慮するとケージに慣れさせる方がストレスが少ないという理由もあるようだ。
それに、うちはマンションの高階層にあるので、うっかりベランダや玄関から脱走して落下したら大変である。ベランダに出たり、来客時に脱走することのないようケージに一時避難させる方法をとりたかったのもある。


次は猫トイレとマット。
後々色んな方法に使えるようにと、システムトイレというものを購入した。
ブリーダーさんにどんなトイレを買ったのか確認され、教えたところ「グッド」とのこと。
今回購入した猫トイレはこれである。


お皿とかも用意したし、残るは一番の大物。
それはキャットタワーである。
ベンガルは運動量の多い猫であるため、走り回ったり上り下りできる環境が必要とのこと。
マサムネ君が居た時は古い一軒家だったので、広いし階段の上り下りはあるので、キャットタワーは不要だったのだ。
しかしマンション生活だとやはり必要なので、ジャック父が奮闘して組み立てた。



完成。引越したばかりのマンション、ちょうど一角にスペースが空いていたので何だかインテリアみたいになって、すぐに馴染んだ。

引き取り日までには名前を決めないと…と家族会議して、ジャック父提案の「アムール」に決定。
サーヤは「リオ」(リオ五輪の年生まれなので)、「ヤマト」(ヤマトタケルより)など考えたが、イマイチと両親に却下された…。

ついに引き取り当日。
サーヤとユフィ母が迎えに行き、ジャック父は自宅待機。
まずは契約書の説明を受けて、サイン。

この子は「ブラウンスポテッドタビー」という毛色らしい。
販売価格は99,000円で、ワクチン接種代二回分は別料金。


当たり前のことだが、こうして契約書として目の前にすると身が引き締まる思いだね。
避妊・去勢手術が義務化されているので、該当年齢に達したら近くの動物病院でお世話になろう。
健康診断書やワクチン接種の証明書もいただく。すでに二回接種しているので、次回は一年後だそうだ。



さて、いよいよアムール君を引き取り、リュックに入れてタクシーで帰宅。
さすがにパニックになって、最初は「ニャーニャー」と焦ったように鳴く。
タクシーに乗ったころは「ギャーオギャーオ」と怒ったかのように鳴く。
マンションに着いた頃は「ヒーンヒーン…」と情けない声になり、なんとも感情豊か。

帰宅し、まずはトイレを用意する。
慣れている匂いがあると良いとのことなので、ブリーダーの所で使用していた猫砂を一部持ち帰っているので、トイレ本体に入れて新しい猫砂と混ぜておく。



さて、リュックを開けてアムール君とコンニチワ。


この子、思っていたより鼻筋がスラリと長くてハンサム君である。
知らない環境にびっくりして硬直気味のアムール君。
いらっしゃい、今日からここが君の家だよ。

すぐにでも遊びたい気分だが、まずは新しい環境に慣れさせることから…と我慢してすぐにケージに入れてしばらく様子見。

まずは、すぐにご飯を食べてくれるだろうか…と食べなれているメーカのドライフードをあげてみたところ、食欲旺盛ですぐに食べたので安心。
ウンチがなかなか出てこなくて心配したが、翌日の夜にでっかいウンコをしてくれてまた安心。やはり緊張してすぐに出なかったようだ。

アムール君は父親ゆずりのビビり性格のようで、しばらくはケージから出してもベッドの下に隠れていたり警戒していたが、思ったより早く私たちに慣れてきた。

順応性が早い子というのもあるが、せっかちなサーヤが時々強引に触ったり膝の上に乗せたりしたので、慣れざるを得なかったというか。
その効果もあったのか、サーヤがご飯担当ということもあってか、先にサーヤに懐いてくれて膝の上に乗ることも多くて「してやったり」とニヤニヤである。

サーヤは仕事で家族では一番アムールと接する時間が少ないのだが、サーヤがトイレに入ったり、着替えに部屋にドアを閉めたりするとニャーニャー鳴いてドアの前で待ち伏せたりする。
そんな好いてくれているのかい?(ニヤニヤ)

おやつの「ちゅ~る(1歳までの子猫用)」が大好きで、ユフィ母から食べさせてもらったり、ユフィ母のひざの上にもくつろぐようになったり、わずか数週間でだらしない寝姿も披露してくれたり、すっかり家族の一員になった。




というわけで、新しい家族アムールが我が家にやってきました。
今後もアムールの記事を家族が書いていくのでよろしくね!

おまけ。
アムール君は5か月で我が家に来たため、それより小さいころの写真がなくて、ブリーダーさんにお願いしてみたら、いただけました。
きゃわいぃぃ!!


三兄妹。右端がアムール君。
うちに来てからも思ったが、この子っていつもカメラ目線なので写真写りがめっちゃいいんだよね。
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