やましたさんちの玉手箱
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初秋は繊細な蔓の葉と実 むかご

山芋の実・むかごは美味しいって食欲の秋!

初秋から秋深くなるまで、家の塀などに絡まったハート型の葉をつけた蔓性の植物が見られる。
始めは実には気付かなかったのだが、良く見ると小さな茶色の実が葉の付け根に付いているのに気付いた。

この絵では、まだ若いのか、葉も小さくてもちろん実も目立つほどではない。
なんとなく優雅な雰囲気もあり、この額の掛った壁には秋風が吹いているような「清新」な感じが漂っているような…。
こういうのを「自画自賛」と言うのだが、自分の絵の紹介なのだからお許しいただきたい。

この蔓のしなり具合と、葉が上から下へとだんだん小さくなるバランスの関係が、やはり自然の造形の巧みさで、なんとも美しいと思うのだ。
ユフィの葉の描き方の特徴である、白く葉脈を残す方法は、この絵では小さすぎて確認が難しい。

しかし、拡大写真も味気ないから、全体的な雰囲気で見てもらうことに…。
色彩は緑のグラデーションもあまり差はないし、実のむかごも茶色で変化が乏しいから、特筆するような描き方の説明が出来ないのだ。

むかごとは、春から夏に伸びた山芋の蔓に秋頃に付き始める山芋の実なのだそうな。
むかごを炊き込みご飯などにすると ほくほくとした芋の滋味深い味わいが楽しめるとあった。
「むかご」で検索してみたら、なぜだか「レシピ」ばかりのがヒットしてしまうのだ。

もっと植物的なことが欲しいのに…。
でも、このむかごを土に植えると3年くらいで山芋に育つのだそうで、我が家のお隣やお向かいの塀には毎秋伸びてくるから、食べるばかりではなくベランダ菜園で育てるのも一興かもしれない。

ともかく、レシピをいくつか紹介しよう。
素揚げにして塩を振るおつまみから、炊き込みご飯というのは我が家でも試し済み。
ホクホク感があって、とても楽しい食感なのだが、何しろ塀に成った実だから量が少ない。
かき揚げも良いらしいのだが、そんなに量が…。

でも、サイトでも売っているし、当然八百屋にも立派な大きさの栽培ものが出ている。
とはいえ、自然に成った実を食べることに意義がある、と思うから買ってまでは…。
栄養価も高くて、滋養食としても只今ひそかにブームなのだそうだ。

ちなみに写真は、お向かいのお宅の塀から垂れていたヤマイモの蔓で、10月に入っていたからむかごはかなり大きくなっている。
 

ついでだから、山芋の育て方まで見てしまった。
ヤマイモ科の多年草で、秋も深まると葉が黄色に染まるらしいのだが、むかごを採った後の葉がどうなるのかは知らないという、食い意地の張ったユフィらしいこと。

山中では、紅葉の時季に山に入り、この黄色の葉の蔓の根元を掘って「ヤマイモ・自然薯」を収穫するのだそうな。
細長く曲がっているので、掘るのが大変だとはよく聞く話だ。

ヤマイモの育て方は、①芋を種芋として植える ②受粉させる ③むかごを植える の3つあるらしい。
一番簡単なのは、むかごを植えること

秋冬に植えると次の春5月には芽が出て、夏に一気に伸びて9月には実が付くらしい。
だとすると、絵の蔓は9月下旬頃のものなのかも…。
病害虫に強いので「グリーンカーテン」にもぴったりで、しかも小さいけれどむかごも採れるらしい。

プランターでむかご収穫は簡単なようだが、ヤマイモは深く伸びるので色々と工夫も必要とか。
ベランダ菜園に「ヤマイモ」が断然候補に上がってきたから、今年は食べるのではなく、蒔くための「むかご採り」しなくっちゃ。
買ってまではしたくない、と言うユフィは「貧乏性」なのかな。
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