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今年の正月は 掛け軸の牡丹の写しの絵

薄紅の牡丹は母お気に入り


上の画像は昔、母の好きだった「牡丹の掛け軸」の絵。
リフォームしたときに、大きな床の間は小さく作り変えたから、幅広の掛け軸は掛けられない。
母のお気に入りの「牡丹の絵」は、淡い薄紅のとても大きなもの。
表装をし直して、壁掛け用に額絵にしてしまった。

絵を習い始めて、描いた絵の中から選んで、「日本画風」に書き直していた頃のこと。
気づいたのが、母のお気に入りの「牡丹」を、小さく作り直した床の間用に、色紙に描くこと。
色紙のための掛け軸は、挟むだけの糸通しの付いた簡便なタイプ。

伯母が「ちぎり絵」を趣味にしていたので、何枚かプレゼントしてくれていたし、季節ごとの色紙も買っては楽しんでいたから、グッドアイディアと思えたのだ。
まずは、大きな絵をコピーしなければならない。

大きすぎるので、分けて何回かで縮小コピーした。
両方を比べれば分るのだが、構図が違っている。
開いた花と蕾の位置は、先生と相談した結果のこと。

色紙の小さな牡丹の絵

大きな掛け軸の絵と、四角の小さな色紙の絵では、構図に違いが出るのは当然のこと。
全く分らないから、ひとつひとつ先生と相談しながらの作成になる。
縮小コピーを組み合わせて、色紙の中での構図を考え、色紙に移した下絵に沿っての色塗りと進む。

本来なら、葉は緑にするのが絵なのだが、元々が掛け軸の絵なので純然たる『日本画』なのだ。
葉は墨色を使用していて、蕾と花は鮮やかな色合いになっている。
先生は、「そのままの色調が望ましい」と言うので、色調は古い日本画のままで描くことにした。
墨色の葉は、色紙では薄墨色にして、花を際立たせている。

掛け軸の絵はかなり古びて暗い印象の絵なのだが、なるべく明るくしたいので、先生と相談しながらの色塗りになる。
大きなガラス張りの額を教室に持ち込む訳には行かず、写真での確認をしながらになった。
色紙では、かなり明るい色になっているのだが、先生の今までの経験も加味されたものになっている。

白と薄紅の柔らかい花びらの印象は、元絵の描き方を参考に、白はより白く、ピンクの部分は濃くしたり薄くしたり、お手本があるから描きやすいかも知れなかった
地色は黄土色の薄いものにしたのだが、出来上がりを見ると、もう少し濃い目でも良かったかもしれない。

白が際立つには、濃い目の地色が望ましいのだから…。
その分、蕾と茎の白緑色が際立って綺麗に見えてはいるのだが、花も蕾も両方が目立つのは難しいかもしれない。

花芯部分では、花びらの色合いを濃くして、白い筋を入れてある。
花びらの先は白く濃く塗っていて、日本画風では塗り重ねで表現できる。
花芯は、濃い黄色の雄しべと五弁の雌しべで、不思議な形になっているが、実際の牡丹の花もこの通りなのだ。

母は喜んでくれて、牡丹の季節には、床の間の色紙賭けに掛けていた。
『冬牡丹』という種類もあり、新春にはふさわしいかも、と仕舞い込んでいたのを出してきた一枚。
2階の壁に掛けっ放しの額絵も、ガラスをはずすのが大変そうなので、そのまま写真に撮る。

その違いをじっくりと見てください。

色紙の小さな牡丹の絵
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