やましたさんちの玉手箱
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賢い(?)歌舞伎座の楽しみ方 歌舞伎座のオススメ

観劇の内容の方はユフィ母が「歌舞伎座 鳳凰祭三月大歌舞伎を観劇」に書いているので、ここでは割愛します。
今回の記事はサーヤが体験して発見した歌舞伎座の楽しみ方、オススメを紹介します。
この記事で、歌舞伎座の館内より食べ物の写真が目立つのは気のせいです、慌しくて館内を撮るヒマがなかっただけなのです。
歌舞伎座にはもちろん、観劇をするために来ました。
歌舞伎座に食べに来たわけではありません。

さて、ユフィ母が招待券を貰ったというので、腰痛で渋る私を説き伏せて歌舞伎座にやってきました。
歌舞伎座外観
まだ肌寒い3月2日であいにくの雨なので暗い景観になってしまいました。
なぜかユフィ母と二人で出かけると、雨遭遇率が高いんだよね。やましたさん家は全員晴れ男・女なのに…組み合わせが悪いのか?

さて、早めに到着したものの昼の部がまだ終わっていないので入れず。
チケットがなくても入れる5階へ行ってみます。屋上庭園があるのですが、…わりと普通の庭園で来るほどのものでもないかも。
こちらには小さな土産店がありますが、なかなか面白い品揃えです。歌舞伎イラストのTシャツがあるのですが、これが洒落たデザインで意外と可愛い。
祖母の仏壇に供えるため、ジャック父への土産のために花みくじ付き金平糖買いました。
金平糖

時間的に余裕がなかったので、歌舞伎座ギャラリーと甘味処には行けませんでしたが、この5階で面白いもの見つけたんですよ。
スタジオ外観

ここは「スタジオアリス銀座歌舞伎座」で、京都の舞妓・芸者変身のように、本物そっくりのメイクをして衣装を着て撮影してもらえるところです。
歌舞伎メイクなので、たぶん日本人であれば誰でもそれらしく変身できるんじゃないかな。基本的に真っ白に塗るので、素顔の面影がなくなりますし…。
舞妓変身をしたことのあるサーヤはちょっと興味ありなので、いつかの機会に試してみようかな…。
なにしろ歌舞伎ですからね、高齢者の役者ばかりの歌舞伎ですからね、自分が老けていようが全然問題ない(むしろハクがつく)のが嬉しいところなのですよ?

ちなみに、通常衣装と季節限定があるようです。
え、変身だなんて恥ずかしい?時間がない?じゃあ、こちらをお試ししてみては?
あちこちのイベントや地域でよく見かけるハリボテに顔を覗き込ませることで即席変身できるものがありますね。これがここにもあります。
ハリボテ
遠目は平面の写真ハリボテかと思ったのですが、よく見ると半分立体的になっていて割とリアルです。カメラマンと協力しながら顔をうまくはめこめば、わりと本物っぽく見えるかも。
若い女性二人組がキャッキャとこれを使って撮影を楽しんでいました。(これの他にもう1体あります)

今度は地下2階のフロア「木挽町広場」に行きます。歌舞伎風のテナント・露店が沢山並んでいます。
こちらは地下鉄(日比谷線・都営浅草線)と繋がっていて、5階同様に誰でも入れます。
買い物でも楽しもう…と思ったが、混雑がすごくて出店の数も多く、もう開幕まであまり時間がなかったので一回り歩くだけにして、お弁当を買いにいきます。

ユフィ母は翌日のジャックのお弁当用も兼ねて、自分の分を歌舞伎座の道路向かいにある弁当屋で買ってきています。
それがこちら。
ユフィの弁当

サーヤは地下2階「木挽町広場」にある「やぐら」という店でお弁当を買いました。(エスカレータの目の前にあります)
本当は2千円の「座幕の内弁当」弁当を狙っていたのですが、売り切れなので千円の「江戸風幕の内弁当」にしました。
それがこれです。
やぐら弁当外観
やぐら弁当中身
お弁当は座席で食べることができます。(もちろん休憩中に)
で、休憩中に食べてみましたら…これが美味しい!ユフィ母もつまんでみて「これは美味しい、懐石料理みたいな味がする」とのこと。
ちなみにユフィ母が買ってきた弁当はふつーの味でした…。
これオススメです、お弁当は歌舞伎座の地下2階「やぐら」にてお買い求めください。
ちなみに誰でも入れるフロアなので、歌舞伎座に用はなくても近くを通りかかったら買いに行くことできますヨ!

さて、昼の部が終わったころを見計らってチケットを持って入場します。
入り口から入ると、鮮やかな朱色の絨毯が出迎えてくれます。鳳凰の模様かな?
朱色の絨毯と模様

入場したら、すぐにコインロッカーに行きましょう。座席ではやはり荷物がかさばります。旧館より幅が広くなったようですが、映画館と同じくらいかまだ狭いかも。
コインロッカーのフロアが地下1階にあるので、コートや大きな荷物、お弁当を入れておきます。後で休憩時間になった時にお弁当だけ取りに行き、また鍵をかけてきました。(一回の開け閉めに100円)

せっかくなので、開幕まであと30分ですが喫茶室に行きます。
高いチケット(今回は招待券だが)で入場したのだから、館内しかない店とかは利用しておきたいものです。
というわけで1階奥の喫茶室「楓」に行き、ケーキとお茶を注文します。

事前にリサーチしておきました。
歌舞伎座ならではの名物、「草履風ケーキ」です。
草履ケーキ
ほんとに草履のデザインだわ。模様が細かくてなかなか凝ってます。鼻緒の部分はソースになってるみたい。美味しかったです。

ユフィ母はチーズケーキです。
チーズケーキ
一口いただきましたが、これも美味しかった。コクがあってこってりしてるけど、ほんのりチーズの甘さがあってさっくり食べられたようです。
さすが歌舞伎座、お弁当といいケーキといいレベルが高いです。
ちなみに開幕時間が迫っている中、ケーキ食べて間に合うのかなと心配しましたが、席に着いて間もなくケーキとお茶が置かれたので10分程度で済みました。館内の店だけあって手際が良いですね。
ただ、あまり広くない店内なのですぐに満席になったりします。ご注意ください。

館内にはレストランが三つあるのですが、短い休憩時間にさっと食べられるよう、予約制で効率よくできるようになってるみたいです。
電話やネットで数日前に予約できますが、当日の館内で「お食事、予約まだあります」と呼びかけていたので、当日に予約もできるみたいですね。
でも満席で食べられないのは悲しいから、事前予約はしておきましょう。

入り口から2階は吹き抜けになっていて、広々した感じです。
吹き抜け

私たちは2階の席なので、階段を上がって座席に向います。この2階フロアは吹き抜け周りを長椅子が囲んでいるので、休憩時間にそこでお弁当を食べている人も沢山いました。
2階フロア

開幕直前にトイレに行って来たのですが、あまり並ばずに済ませられました。1階以外の各階それぞれあり、男性トイレより女性トイレの方が多くのスペースをとっているので混雑しないみたいです。
ただ、各階での男女トイレの場所がそれぞれ異なるので、事前に確認しておきましょう。(車椅子専用のトイレは1階にあります)

二階席からの眺めはこんな感じです。二階席でもかなり後ろの方なので、全体的にはかなりの後列になります。
目の上にある天井は三階席があります。
舞台風景
気になる花道ですが、この場所からだと半分ほど見えるというところです。
二階席でも最前列あたりならけっこう見えると思います。

一回目の休憩は30分間、二回目は20分です。
なので、一回目にお弁当を座席で食べて済ませ(各階に自販機あります)、二回目は3階の土産コーナーに行ってみます。
職場に土産を配ろうと思って、1階の土産コーナーと迷いましたが、3階で済ませることにしました。結果、こちらで正解だったみたいです。

1階は人形焼や歌舞伎座グッズなどが中心のようですが、3階は甘味などの食品中心なので、職場にお菓子を配るパターンとしてはこちらが良いです。
ちょうど配りたい人数が12名なので、「俳風お好み焼き 4種類12枚セット」を買いました。
お好み焼きせんべいに見えますが、ほんのり甘く軽いクッキーみたいな触感で、美味しかったです。見た目とのギャップがありますね。
せんべいの箱せんべいの中身
他に歌舞伎座イラスト入りの「抹茶カステラ12個入り」も良かったのですが、配る先に抹茶が苦手な方がいるので除外しました。

家族用に(ユフィ母にねだられて)「くずもち」を買いました。
一箱で2~3人前なのでちょうどいいです。ジャック父の休暇が不定期なので家族がそろってお茶できるまで賞味期限もつか?と店員に聞いてみましたが、密封されているので1ヶ月くらい持つようです。
くずもち外箱盛り付けくずもち
自宅で食べてみたとき、意外と固くて歯ごたえがあってビックリ。家族三人、無我夢中になってもぐもぐもぐ…「くずもちって、こんなんだっけ?」と疑問に思う私にユフィ母が「本物の葛餅だからよ」と回答。えっ、どういうこと…詳しくはユフィ母が別記事に書いてくれました。
こちら→「「くずもち」 葛餅と久寿餅は全くの別物

そして、歌舞伎座に来たらこれだけは食べておかねば!
歌舞伎座名物の「二色団子入り御存知目出鯛焼き」どこかなと思ったらこのフロアにあって、なんと長々と行列が!ここはユフィ母にまかせて、自分は職場や家族への土産買いに行っていましたが、戻ってきた母が一言。
「もう売り切れてた」
………(涙)。なので、代わりに残っていた「アンドーナツ」を買ってきて、それを食べました。衣がさくさく、アンコがしっとりして美味しかったです。
あんどーなつ

というわけで、夜の部(16時半開幕)の歌舞伎座には1時間以上まえに到着するも、最低限の買い物(弁当・土産)を買って、弁当を食べて、トイレ行って、ロッカー整理するだけで意外と時間をとられてしまいますので、かなり慌しかったです。
2回の休憩時間のうち、1回が食事でつぶれてしまうと、館内でお土産を買ったりする余裕があまりありません。
しかも夜の部は終了時間には、館内の土産店がすべて閉まってしまい、地下2階木挽町広場の店も大半が閉店するのでサッサと帰るしかなくなります…。

歌舞伎座を十分に楽しむには(観劇ももちろんですが)、昼の部がいいです。
そして2回の休憩時間を有効に活用するとしたら、以下のバターンのどれかに決めておいた方が良いです。
その1 館内のレストランかお弁当で食事する。1階か3階どちらかの土産を買う。
その2 館内では食事をとらず、1階と3階で土産をじっくり買い、甘味も食べる。
その3 館内の土産はあきらめ、鯛焼きを買い、館内の喫茶とレストランで楽しむ。

私たちの場合は「その1」のパターンに加えて喫茶店も楽しみましたが、土産を買う時間が厳しかったです。

たぶん、最も有効かつ優雅に楽しめるのは「その3」だと思います。
土産は地下2階の木挽町広場でも似たようなものは買えますし、鯛焼き・草履ケーキ・レストランは館内限定なのでこれを優先することで「歌舞伎座のいいものを味わった」感覚が得られると思います。
昼の部なら、終了後に5階や地下2階の土産店でゆっくり買い物ができます。夜の部なら開幕より2.3時間くらい前に行ったほうがいいでしょう。

あ、最後に座席の空調について。
この日は3月2日の雨で肌寒いですが、座席はあまり暖かくなかったです。2階座席はすぐ上の天井に大きなエアコンがあり。なぜか送風か冷風だったのでちょっと涼しいかな~って感じです。(人が密集しているので暑くならないよう調整かもしれませんが)
だから、冬に行く時は厚着していくか、コートをロッカーに入れずにひざにかけるといいと思います。夏の方は行っていないのでわかりませんが。

と言うわけで、今回は土産も十分に回りきれず、狙っていた2千円の「座幕の内弁当」弁当一番狙いだった鯛焼きも食べられなかったのでそこが無念だなぁ…と思っていましたが。
ユフィ母によると、招待券を送ってくれた方が「機会がありましたら、また送ります」…とのことなので、リベンジの機会があるかも(゚∀゚)!(自分で高い金払って行く気はない)
その時は必ず鯛焼きをゲットしてみせます…!

繰り返し言いますが。
歌舞伎座に食べに来たわけではありません。(なんて説得力のない一言)


歌舞伎座の記事はこちらにも書いています。
 歌舞伎座 鳳凰祭三月大歌舞伎を観劇
 歌舞伎座 鳳凰祭四月大歌舞伎を観劇
 さらに賢い(?)歌舞伎座の楽しみ方 さらなる歌舞伎座のオススメ (←今回の記事のリベンジ編)
 團と菊 歌舞伎座新しくなった と言うけれど
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 八月の納涼歌舞伎は三部制
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