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ボクシングの殿堂 後楽園ホール 久しぶりの観戦

 ジャックのボクシング観戦はけっこう古い。初めに見たのは、出版社入社時で、当時ネクラボクシングジム(メルボルンオリンピック代表で元・日本フライ級チャンピオン、東洋太平洋バンタム級チャンピオンだった米倉健司が興したジム)のトレーナーをしていた男が営業部にいて、ジム主催の試合にはよく、後楽園ホールに観戦に行っていた。ということは、結構ボクシングに興味があったわけですね。

 次の機会は、この出版社でのユフィの同僚(ワシの同僚でもある)であるNさんの息子、正太郎君。サーヤと同じ年でおとなしそうな子だったんだけれど、何を思ったか、輪島功一ボクシングジム(元世界ウェルター級チャンピオン)に所属。後楽園ホールでのデビュー戦を観戦。リングに上がったときのこのときの母親のセリフ“うちの子、なんてカッコ良いんだろう”は未だに忘れられない。このときは判定負け。試合後控え室に飛んでいった母、しばらくして帰ってきて“オレ、やめねえよ”だって。
 ということで、正太郎の試合に毎回つきあうことに。4回戦の選手にファイトマネーなんかありません。そこで、ナニガシカノお金、熨斗袋に入れて主催者に届けると「激励賞」として、試合前に場内にアナウンスしてくれるのです。もちろん、毎回ジャックの会社の名前で紹介されました。
 戦績、確か7戦・3勝4敗だったと思う。

 最近では実家の姉の娘婿の会社の関係で、何回か観戦。このとき、この姉が熱烈なるボクシングファンだったことを知る事になります。もちろん、毎回同行。

 そして今回、仕事先のドクターが連盟の仕事をしている関係でチケットを頂くことに。医局の秘書さんと、ボクシング談義をしていたので、ドクター宛のチケットをいただくことになった訳です。久しぶりの観戦。
後楽園ホール ロビー大場政男のグラブ
ホールのロビー 歴代チャンピオンのベルトやグラブが展示

 もちろん姉誘いました。もちろん喜んでやってきました。おつまみも持ってきました。姉は生ビール、私はハイボール、何しに来たのかわかりません。試合は『東日本新人王・予選』。全て4回戦です。今まで、もちろんタイトルマッチも見てきましたが、この4回戦という試合、両者とも駆け引きなんてありません。とにかく、4ラウンドのうちで、はやくポイントを取ったほうが有利、と、初めから猛烈に打ち合うところが、とても面白いのです。
 もうひとつ、選手の応援がすごい、家族はもちろん、ジムの関係者、友人、町内会が、赤コーナーと青コーナーに分かれて応援合戦です。一発当たるごとに大騒ぎ。こっちもつられて、つまみとハイボールに手が行かなくなります。
試合の様子全景
試合の様子試合2
リング際の打ち合い
リング際の打ち合い 直後に青コーナーのKO勝ちに

勝利者インタビュー
勝利者はタレントの新人王みたいなお嬢さんから、インタビューのご褒美が受けられます。もちろんこんなことは初めてみたいで、聞いてる事と関係ないこと勝手にしゃべってるのがいました。

 この日は47キロ級のミニマム級という、中学生の喧嘩みたいな試合から、72キロというミドル級の試合まで10数試合の内、KO2試合、TKO2試合。タイトルマッチと違って無理に試合を続行させることがなく、早めにタオルが投げ込まれるTKOや、一回のダウンでKOとなる試合もありました。まあ、この中から日本チャンピオンが生まれるかもしれないし、世界に挑戦する選手も出てくるかもしれません。11月の決勝まで、戦いが続き、私と姉の観戦も続く事になりそうです。

 後日二回目の予選の案内を姉にしたところ“日頃のむしゃくしゃ(同居の嫁と、居候の孫とで)がすっ飛んで、久しぶりにあんなすっきりした日はなかったよ、もちろんまた行く”とのことでした。

 日頃、なにか鬱屈している人がいたら、是非、後楽園ホールに足を運んでください。
試合のパンフレット 対戦表
これは二度目の観戦の対戦表

袴田シート
袴田シートと呼ばれる観戦シートが一番前にあります。これは先に『袴田事件』といわれる袴田巌氏が冤罪で釈放される前、ボクシング界あげて、冤罪を訴え、袴田さんがいつでも観に来られるように、と作られたシート。
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