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昔と今のディズニーの違い 「アナと雪の女王」

アナと雪の女王 MovieNEX [Blu-ray]
ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社 (2014-07-16)
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サーヤはディズニーは好きなのですが、それは第1期黄金期の作品です。「リトルマーメイド」あたりから絵柄もストーリーもガラリと変わったので離れてしまいました。
え、第1期黄金期とは何かって?これ知らない人多いんですよね、周囲の人に「私は第1期の作品が好きだった」というと「そんなのあるの?」と返されます。
まぁこれについては、今度またあらためて記事にしますので、今は「アナと雪の女王」について。

というわけで、私は第1期黄金期を過ぎたディズニー作品には興味を持たず、それ以降ので観たことがあるのは「リトルマーメイド」と「美女と野獣」だけ。というか、これを見て「悪くないけど、これは違う」と感じて離れてしまった作品だったのですが。
特に3Dになったあたりからは、完全に「もうディズニーじゃない」と卒業してしまいました。

しかし最近の「塔の上のラプンツェル」あたりから何となく気になりだし、今回の「アナと雪の女王」はかなり興味引かれるものを感じていました。
これも後でわかったのですがディズニー経営陣の理由がありました。これも後の記事で。

「アナと雪の女王」に強い興味を持ったのは、まずテーマですね。やはり私にとってのディズニーは「クラシックなおとぎ話」と「可愛らしい動物の物語」なので、「雪の女王」という有名なおとぎ話を使い、王族の姉妹を主人公としたところにかつてのディズニーを思わせる懐かしいものを感じたのです。
悲劇のプリンセスあってこそのディズニーですから。

そこで、日本公開の映画として「ハリーポッターと賢者の石」を超えて興行歴代3位まで上がってきたということで「これは観なければなるまい」と久々に「美女と野獣」以来のディズニー映画を観に行きました。
実際、現時点で歴代1~6位の作品は全て映画館で観てきてますしね。ほとんど映画館に行かないサーヤが、です。
ちなみに現時点の歴代1~6位は
1位 「千と千尋の神隠し」
2位 「タニタニック」
3位 「アナと雪の女王」 
←NEW!
4位 「ハリーポッターと賢者の石」
5位 「ハウルの動く城」
6位 「もののけ姫」


評判によると日本語吹き替えの出来が素晴らしいようです。雪の女王となったエルサ役の松たか子の歌は世界中でも「日本語の歌と響きがステキだ」と絶賛されているようです。
また妹の王女アナ役の神田沙也加の歌も高評価で、ディズニー映画の吹き替え版の中でも史上最高の出来だそうです。
これが話題になって日本語吹き替え版を観に行く人が多かったらしいですね。

でもサーヤは外国作品なら字幕主義者(笑)なので、字幕版を観に行きました。
長らくディズニー作品から離れていたこともあって、今回初めて3D作品を観たわけですが「おおお、すごいリアルで美しい」と思いました。
…でも、やはり第1期黄金期の絵柄が好きだった自分には「うーん…キャラたちは愛嬌はあるが、やはり顔立ちとかがキレイじゃないし可愛くない…(異様に目が大きいのがちょっとコワイ)、男もやはりゴツイ感じで第1期黄金期みたいなイケメンさがないなぁ…」と思ってしまいました。まぁそれも観続けていくうちに慣れていきます。

まず、目を見張ったのはストーリーのテンポが良く、ミュージカルとして上手く組み合わせているところでしたね。
姉妹の幼少期と、姉のエルサがなぜ自分の魔法を恐れて妹を拒むようになったのかが、短くまとめられており、違和感なくミュージカルに仕上げているのに「見事」の一言。

またキャラが生き生きとしており、キャラ作りもしっかりしているのが好感でした。「リトルマーメイド」や「美女と野獣」にはそのへんが物足りなかったので。かなり感情移入しやすかったですね。
幼少期の展開があったので、姉妹が正反対の性格に育ち、すれ違ってしまった経緯も納得できます。それぞれの考え方や気持ちがよく理解できるのが良いですね。

そしてエルサが王国を逃げ出して雪山で孤独になりながらも「私は自由だ」と弾けていく様子を、ミュージカルや映像で全体的に表現されるのですが、ここが一番の見せ場だと思います。音楽と歌と映像が本当に素晴らしく、最初の作品の「ファンタジア」を思い出させるものでした。



サーヤは基本的にストーリー重視なので、最後までしっかりまとまっていたのが良かったですね。
「シンデレラ」や「眠れる森の美女」など原作に忠実な第1期黄金期を観てきた私には、今回のテーマが「凍りついた魔法を解かすのは真実の愛」なら…とある程度予想していたのですが、「そうきたか!」というクライマックスでこれも良いと思いました。
だって、最初のキャストに二人の姉妹と二人の男…となれば、映画を見る前から予想しますよね、これが良い意味で期待を裏切ってくれました。

そして、テーマ的には昔の懐かしいディズニーを思い出させてくれたものの、「やはりこれが今のディズニーというか、今の時代なんだな」と思わされました。
というのは、女が強い、という内容になっていたからです。第1期黄金期は悲劇のヒロインを王子様が勇敢に助け出してくれたものですが、いまや逆転したというか…(笑)
二人の男よりも、アナ王女の方が最も男らしく勇敢でした…それが物語を盛り上げてくれていましたね。
エルサ女王も古典的に悲劇のヒロインなのですが、襲撃者と戦うシーンもあったし…いえ一貫して悲劇のヒロインではありましたが、やはり彼女も強いなーと。
女が強くなってきた、と今の日本に感じていましたが、米国もそうらしいですね(笑)

今回の「アナと雪の女王」は本当に面白く良い出来で、とても久々にディズニー作品を楽しめました。オススメです。

さて、ディズニー映画の気になる次回作は「Big Hero 6」でなんと主人公が日本人!なので気になるところ。
予告編を観てみましたが、とてもコミカルで可愛らしく、傑作の予感がします。



ちなみに、今回の映画は初めて品川プリンスシネマで鑑賞してきましたが、そこで「品川プリンスシネマ カフェ・ド・シネマ」で開幕までの時間つぶしをしてきました。
映画館の中にあるのでドドールくらいのものかと思っていましたが、意外と良い喫茶店だったのでご紹介。

店内はこの画像に見えるスペースの倍以上あり、余裕があります。喫煙・禁煙に分かれており、ここは禁煙スペース。
さすが品川プリンスホテルの一部だけあって、店員は丁寧な応対で好感をもてました。

もちろん、映画館の中だからケーキとかは期待してなかったのですが、メニューを見てみるとなかなか美味しそうではないか。
そこに新作メニューとして、チーズケーキ・柚子・胡椒・味噌(!)を使った「挑戦的なケーキです」とあるのだから「面白い、受けてたったろうじゃないか」と注文。

…これが、意外と美味しかった…。
今度、品川プリンスシネマで鑑賞することがあったら、またここに来てみようと思いました。
ここもオススメです☆
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