やましたさんちの玉手箱
ジャックの記事
連載
01 陶器のある散歩道 絞り染めのある旧東海道 常滑から有松まで
02 一番早い春 指宿の菜の花
03  水の都の本場は 松江だ 夏でも冬でも水は心だ
04 宇和島へ みかんを味に行く
05 春はタンゴに乗って 北近畿たんご鉄道
06 雪の壁を見に行く 立山・黒部 アルペンルート プラス さくらえびとほたるいか
07 花燃ゆ 萩の町 または夏みかんの里
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日本感覚旅行

06 雪の壁を見に行く 立山・黒部 アルペンルート プラス さくらえびとほたるいか

 桜前線の北上と共に、雪の国からも春のニュースが届けられるようになります。富山県と長野県境の北アルプスを貫く全長90キロの立山黒部アルペンルートの開通の知らせも、代表的なものです。4月10日には富山県側のケーブルカーのの立山駅から弥陀ヶ原までの部分が開通しました。

 昨年、このニュースを見ていて、“ここ、行って見たいな”と言ったら、ユフィも“そうね”と。近年出不精になっている二人が、衆議一決することはめったにないのですが、珍しく一致。したからには、行程決めなければいけません。五月の連休は避けて、行くことに。私たちは、仕事で地方に行くことが度々で、旅程は自分たちで決めることが多く、この時も自己流で決定。

 まず、行きは上越新幹線・越後湯沢から北越急行・ほくほく線で富山まで、そうです、車中の一杯を楽しむための3時間半です。帰りは富山空港から飛行機と決めました。泊まりは富山駅近くの「APAホテル」。ここはビジネスホテルですが、温泉の大浴場があって、まことに快適。このホテル、そういえば最近、新橋にニューオープン、なんと露天の大浴場があると書いてありました。

 アルペンルート制覇する前に、その威容を見ることに。市役所の展望台へ。地上70メートル、入場無料で、屋上に出られます。写真で見るより、はるかに眼前に雪の山並みが迫ります。出かける前に、ぜひ、お勧めです。
富山県庁屋上からの立山連峰

 電鉄富山でケーブルカーの駅・立山へ。すでに観光客でいっぱいです。ところが、大部分の人たちはツアーの人たち。並ぶ人たちの横に「一般」という案内。なんと、フツーに来た私たちが、優先なのでした。
 ケーブルカーで美女平へ。ここでも、バスが並ぶ駅前に「一般」のあんない。ここでも、フツーの私たちが優先なのです。“へえー”でした。迷わず、バスの一番前に。でも、途中はガスがかかって、眺望よからず心配しましたが、室堂に着いたときは快晴、雪の壁を見ることになりました。
富山電鉄富山駅
電鉄富山駅
ケーブルカー
乗り場に入ってきたケーブルカー

大谷ウォーク
積雪表示版室堂のレストハウスを望む
雪の壁を見た後は 三々五々

 これからは、まあ、『雪の壁を見に来たようなもの』なので、報告することはほとんどありません。お昼も、食堂は混んでるし、「お焼き」みたいなもの、売ってたので、ここはもちろんビール買って、おしまい。
 何かを見に行く、というのはこんなものなのでしょう。でも、富山の五月は、「さくらえび」「ほたるいか」「ゲンゲ(幻魚)の干物」など、おいしい魚介類いっぱい。お酒はもちろん「立山」です。
 駅周辺の料理屋で堪能しました。

 翌日は、海産物のお土産を買おうと、氷見へ。なんか、こっちの方がメインのような気もするけど。
 富山から、少し離れた高岡へ。ここから、ローカル線のひとつ「氷見線」で氷見へ。
 列車はなんと、「忍者ハットリくん列車」。作者の藤子不二雄(A)さんが、氷見の生まれとかで、全身、ハットリくんのラッピングの列車が走っています。
 途中、駅に止まると、近くの保育園なのでしょう、10名くらいの園児が、列車を見にやってきていました。私たちに手を振ってくれます。ジャック、この手、苦手なのですが、手を振り返しました。
忍者ハットリくん列車列車内もハットリくん
列車の周りも、天井も、ハットリくん

 氷見港には遊覧船あり。海上からの立山の雪景色もまたいいものです。日本一と言われる定置網を見たりして帰港。
氷見港からの立山連峰
氷見の定置網

 お昼は氷見の町で取ることに。しかし、通りには人気があまりありません。それらしいお店も見当たりません。仕方ない、高岡まで戻ろうか、と駅の近くまで来て、横道をのぞいたら、お店あり。和食の料理屋さんみたい。入りました。さくらえび、ほたるいか、はもちろん、お刺し身盛り合わせ、などなど。私、密かに“勘定、これは1万円届かないくらいかな”と思っていました。後で聞いたのですが、ユフィは7千円位じゃないかと、東京じゃないからと。で、お勘定。5千円台、大満足。
 でも、今みたいに何でもかんでも、写真とって、サイトに載せるなんてことやってない頃なので、お店の名前も、写真もありません。これだけいろいろ食って、なにも証拠がないというのも、私たちにとっては、とても珍しいことでした。
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