やましたさんちの玉手箱
ユフィの記事
読切
01 台風接近の中、覚悟のディズニーランド
02 足は棒状態 早くホテルに行きたい
03 ディズニーシーは大人向け?
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若くない母娘のディズニーリゾート小旅行

01 台風接近の中、覚悟のディズニーランド

サーヤが言う「お母さんと一緒だと、どうして雨?」
ユフィだって知らない、そんなこと…。
北海道の旭山動物園も、伊勢神宮も雨が降った…。

サーヤが行きたくてユフィも同意して、楽しみにしていたのに雨が付いて離れなかった旅行。
今回のディズニーもサーヤの希望で、「30周年祝いの年」だとかでユフィは20年ぶりの2度目。
春頃から予定していたのだが、一泊でディズニーのランドとシーを両方楽しむためのホテルの確保が大変。
30周年のカタログ

夏休みは3ヶ月前から予約でいっぱい。
子供達の休み中に、全国から遊びに来るのだから仕方がない。
それにシーズン中はホテルがものすごく高い。

都内からの小旅行に、1泊何万円も出す気はサラサラなかったのも理由の一つ。
やっと取った予約が、10月24日(木)25日(金)の平日、土日で疲れをとろうという作戦。
夏に弱いユフィは、爽やかな秋の気候の予約で満足だったのに、台風を忘れていた。

今年は異常気象で台風も多いから、シーズンは終わりなのに、まだ来るという台風27号。何日も前から気象情報をチェックし、落ち着かないことはなはだしい。
中国方向にずれることを願うも、しっかりと本州方向に向かってくる。

前日になり、仕方なく雨用の仕度を整え、ゴム引きのレインコートを用意した。
しっかりとコートに防水スプレーをかけ、新しく購入した2人分のスニーカーにもかけて、傘は持たないつもり。
だって、ランドの中をウロウロと歩き回り、あちこちに入る訳だから、「さしたりたたんだり忙しいだろう」と思った訳。

当日の朝、メイクをしないユフィにサーヤが「私もメイクやめた」と言う。
雨は降るらしいし、フードを被るのにメイクは必要ないだろう、が私の気持ち。
必要云々ではなく、メイク用品を持って行きたくない『ズボラ』な理由。

ホテルだから一応アメニティはあるはず、最小限度の仕度で出掛けたいだけなのだ。
なるべく早く出て、午前中の早い時間帯でランドに入りたいサーヤ。
渋々仕度して、8時過ぎには家を出たが、ラッシュタイムなのを忘れていた。

何回も私鉄・地下鉄を乗り換えて、駅構内を歩いて、やっとディズニーランドの駅に着く。
この間、1時間ちょっとくらいかな。
電車に乗っているより、歩いたり待ったりの時間のほうが長かったような…。
ということで、帰りは埼京線で舞浜駅から渋谷駅に直帰の方法を取ったのだが、乗換えの駅までの歩きが長くて参った。

とにもかくにも、ホテルに行ってチェックインして、荷物を預けてからランドに入る予定。
ホテル行きのバス乗り場を探していたら、なんと舞浜駅前で各ホテルのチェックインが可能な案内所が!
ネットでは出ていなかったし、行かなければ分らないし、聞かなければ更に分らない。
ホテル案内所
舞浜駅の改札口を出て、左側にある円形の建物がホテル案内所

一番混んでいるホテルの長い列で待ち、荷物を預けてチェックインを済ませ、部屋のカードももらったので楽だった。
さて、サーヤの手配で獲得してあったチケットは、月日がかなり前。
この交換を、窓口で割増金を支払ってしなければならない。

細かいことはサーヤが書くから後回しにして、割引の話。
この窓口で「45歳以上の方は割引になります」とお姉さんが言う。
「何か生年月日の分るもの・書類やカードはお持ちではありませんか」とのこと。

ディズニーランドに遊びに来るのに、保険証などは置いてきているし…。
押し問答の末「私がいくつに見えます?」と、究極の質問。
結局、「今回だけ、ご自分で生年月日を言っていただけますか」で決着。

割引料金で入園したけれど、何があるか分らないのだから、「保険証は何処へ行くにも持参すべきだ」と思った。
翌日のシーの窓口でも同じ問答がされたが、こちらは簡単に「生年月日申告」で通れた。

サーヤの同僚に、年10回以上はディズニーに通う人がいて、「60代の母と行くから、雨らしいし、良いアトラクションを教えて」と頼んでいたらしく、サーヤが地図にしっかりと赤丸を記入。
この地図を見ながら周ることになる。

小雨の中、まずは夕食の予約を取るためにレストランへ。
でも満席で予約できず、諦めてランドを回ったが、なにしろ歳なので足が心配。
防水スプレーのお陰で、2人とも足元はまったく心配がないのがありがたい。

しかし、老若男女様々な人たちが来ていたけれど、首をかしげるようなカップルもいた。
台風接近の小雨の中、背中丸出しのドレスに10センチ以上あるハイヒールの女性にビックリ!
それも傘なしで、彼に捕まって歩いていたけど、何考えているのか? 何も考えてないよね!

あとは、ハロウィーンの期間中だからか、シンデレラや白雪姫の仮装の子供の多いこと。
しかも半袖のドレスが多いから、当日は肌寒かったし、風邪でもひいたら大変。
ケープくらい着せればよいのに、と余計なお世話。
つくづく年寄り臭いよね、感想が…。

車椅子の人が多く、ビニール製のカヴァーをかぶってゾロゾロ。
サーヤが見た人は、『点滴を受けながら移動ベッドで周っていたし…』と言う。
それは多分、急病になって救急車まで行く途中の人だろう、とユフィ。
「そりゃそうだ。点滴受けながら遊ぶ人はいない。それとも死ぬ直前にどうしても見たかったとか?」
そんな訳はないでしょ!

修学旅行の生徒も多く、こちらもビニール製のレインコート姿でウロウロ。
そして、ベビーカーにカヴァーしての家族連れも多い。
なにしろ30周年記念の園内、カーニバルがすごいらしく、雨なのに歩道に何か敷いて場所取りしている。
雨の中のカーニバル
ミッキーのパレード

午前と午後の2回、しっかりと見ごたえのあるカーニバルを見た。
「シンデレラ・白雪姫・人魚姫などのヒロイン達」は、白い肌の外国のお姉さんなので、まったく違和感がない。
白雪姫
ピンクドレスの白人キャラ
プリンセスズ
とっても綺麗で「よく集めたな」が感想。
子供なら「うわぁ、綺麗。本物だぁ」なんだろうけれど、ユフィは「アルバイトかな、就職かな」と野暮なこと。

雨は午前中で、午後からは降らなかったから、一応ユフィなりに楽しむことは楽しんだ。
昼食はパン、これがとても美味しくて、「買って帰ろうか」と思ったくらい。
おやつは「チョコ味のポップコーン」、この味の屋台まで歩いて行って食べたが、美味しかった。
味はいろいろあり、地図にも記入されていて、「キャラメル」「ブラックペッパー」が人気なのか屋台が多い。
『ディズニーランドは頑張っているね』がサーヤの感想。
食いしんぼの意見だね。

人の集う場所には、鳩や雀がいるし、池や芝生には鴨が居る。
蒸気船に乗ったときには、丈高く茂った木々の間に「オナガ」を久しぶりに見たから、このディズニーランドは自然が豊かで住みやすいのか。
サーヤは「飼っているの?」と言っていたけれど…。どうかね?
芝生の上で休んでいる鴨

木々は丈高く茂り、楓類(メープル)が多いのか、黄や赤に紅葉し始めていた。
この木も30年経っている訳ですよね、きっと。
20年前の記憶は、まったくと言ってないのだから…。

その理由は、全く園内を見て歩いていないから。
この年の小学3年生のとき、ガールスカウトの皆とディズニーランドへ。
入ってすぐ、待ち合わせ時間と場所確認してサーヤは居なくなった。

迷子センターに行ったら、「この年になると、自分では迷子になったとは思っていない」と言われ、仕方なく待ち合わせ場所で夕方4時までずっーと座って待っただけの1日。
全くと言うほど何も見ても居ない、ただただ待つだけの1日だったのだ。

20年後、60代でのディズニーランドは、楽しいのかどうかは正直言って分らない。
ただ、サーヤにくっついてウロウロしていただけだが、『ファストパス』なるものを充分に活用し、沢山アトラクションは見たし乗った。

20年前には多分、ながーい行列に並ぶしかなかっただろうに、現在は指定時間内に行けば早く入れる仕組み。
思ったほどには並ばなかったのだが、広いランド内をあっちこっち歩いて周ってグロッキー寸前。
このためではなかったのだけれど、「ジム」での運動が5~6回だけど効いていたのかも…。

靴はつま先の上がった躓きにくいタイプで、0.5サイズ大きいのにしたから、痛くはない。
ただ疲れて足は棒になりつつあり、夕食を長い行列のレストランで待つか、どうするか、頭も体もパニックで考えられなくなったので、連載「02」に続くにすることに…。

翌日買ったジャック用お土産の写真でも見てください。
ディズニーらしいでしょ、美味しかったし、缶があとで有効利用できるし、ね。
小さな缶入りナッツ4個
ミッキーのクッキー缶
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