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国営昭和記念公園でとってもハードな花巡り

GWに別件で立川駅に行くことになり、ついでに…と国営昭和記念公園にも行ってきました。
立川は初めてだし、別件は昼過ぎには終わるし、せっかくだから何か立川の名物でも…と「そうだ、国営昭和記念公園に行こう」と立ち寄ったのですが、あれは立ち寄れるなんてレベルではない、ピクニックかハイキングに行くつもりの装備で行かなきゃならなかったですね。

まずは、国営昭和記念公園の簡単な説明から。
ここは東京ドーム39個分の広大な公園です。山を切り崩したわけでもないし、なぜ東京都にこんな大きな土地が…というと、かつて立川基地…米軍基地があったんですね。
昭和天皇在位50周年記念事業の一環として、この跡地を公園にしたことで生まれました。だから名称が昭和記念公園なのですね。
ここは震災や火災発生時の避難所にもなっているようです。

…とは知らないまま、単に公園があって春の花が沢山見られるようだから見てみようと、思い立ったのですね。
で、行ってみました。

サーヤ、晴れ女です。基本的に自分が行くところいつも晴れています。なぜかユフィ母との二人旅だと雨率が高いですが。
で、この日最高気温27度。まだ春のうちとは思えない夏レベルの暑さです。

立川駅から歩いて10分近く、やっと公園の入口に入ります。
有料だからチケット売り場とかあるはず…と思うも、全く見当たらず。建物は見えるが、昭和記念記念館らしい。
どうやら、あのなだらかな丘の向こう側らしい…遠いな。てくてく歩いていきます。


わき道「そよぎの丘」があったので、ちょいとはいって野の花を眺めてみます。
このような広い原っぱは自宅周辺にはなかなかないので、そこに咲く花々を見るのは貴重ですね。



さて、丘の上に登ると大きな橋があります。まだ門に着かないのだろうか?
てくてく歩きます。
やっと見開けたところに出た…と思うが、まだチケット売り場の門は見当たらず。
…もしかして、はーるーかー向こうの、中央にちんまりと見えるのが、門…?

…遠い…遠すぎる…(汗)

自分、多摩動物公園くらいのレベルかなと思っていたんですよ。ぜんぜん比較になりませんね、とにかく広い、広すぎます…。
多摩動物公園=60ヘクタール
昭和記念公園=180ヘクタール(3倍!)


やっと門にたどり着いて、やっと公園内に入れますが、入口にたどり着くまでがけっこう大変なのに、公園内を徒歩で回るのは無理過ぎる…と思ってサイクルレンタル場に行きますが長い行列が。同じこと考える人多数ですね。

GWの祝日なので自転車は全て出払っています。返却されるのを待ち続けて…約1時間…(汗)。
太陽がジリジリジリと暑いし、なかなか自転車は返却されてこないしで、諦めて歩くか園内バスに乗ろうかと思いましたが、やはり一番効率よく園内を回れるのは自転車なので頑張って待ち続けます。

やっと自転車をゲットして走り出します。
これが、もう、そーうーかーいー♪

思っていたより緑に囲まれている自転車道を風を切って走るので、気持ちいいです。歩道道は走ってはいけない決まりですが、あちこちにパーキングがあるのでそこで停めて歩いて回れば良いのです。

さて、自転車道を時計回りで走りながら、時々パーキングで停めて散策してみます。
「水鳥の池」。けっこう広い池で、ボートなどで楽しめるようです。


一人でボートに乗ってもなんか寂しいので眺めるのみにして、近辺の花を観賞します。
札がなかったので何の花かはわかりませんが、さまざまな彩の花が咲きあふれていました。


黒い花ってめずらしい!これは初めて見た気がする。

こちらは札を見つけて「白額」とあったので、これかな?とネットを「白額」で検索すると、蜘蛛の画像がいっぱい出てくる。ぎゃああぁ~~~!(白額高蜘蛛ってのがいるんですね…)

どうやら白額は紫陽花の一種で、隣にあったのを見間違えたらしい。けっきょく、この花の名前わかりません…。蘭の一種かなとは思うのですが。

さて、少し進めて行くと「花木園」があります。
獣道みたいな散歩道がたくさんあり、ここではツツジが見ごろでした。


藤の花もあったのですが、枯れていました。もう旬を過ぎてしまっていましたね。
開けた場所に行くと、小花に囲まれた広場になっており、池も見えていて居心地の良い休憩地という感じでした。


散策してパーキング行って、自転車乗って、またパーキングで降りて…が少し面倒になってくる頃。
これでもまだ全体の1/5も行ってない…ふう…がんばれ!
さて、次は花が最もみられる場所として知られている「渓流広場」に行きます。

これは風景的にかなり和みます。この渓流は延々と続いているようで、ゆったりと渓流を見ながら散策ができそうな場所です。
ここはチューリップ畑でもあるのですが、ほとんど枯れていますね(涙)。チューリップって首がポッキリ落ちる感じで枯れていくので、大半は花なしの茎が残っているだけでした。
それでもアングルに工夫し、間近で見なければ(笑)、まだ様々な彩のチューリップが楽しめます。


ここを少し先に歩いていくと「原っぱ西花畑」があります。
こっちは何の花があるかな…と思ってなだらかな丘を上がっていくと、一面に広がっているのはポピー畑!
うおぉ~絶景じゃ~!


…ハンパなく、広いね…広い…実は、この森林の向こうには「原っぱ東花畑」があって、同じくらいの規模らしいです…そっちは時間切れで見れませんでしたが。

なお、このあたりでチューリップソフトクリーム(期間限定)が販売されているのですが、売り切れていたので普通のソフトクリームで…。

ところでこの公園では車椅子の方がけっこう見受けられました。バリアフリーが進んでいるので身障者にも楽しめる場所になっていますね。
あと、犬連れもけっこう居ました。この公園は連れ込み自由のようですね。(糞などの始末はきちんとしましょう)
公園の入口横にはドッグランがあり、沢山の犬と飼い主が向っていっていました。

さて、ここらでやっとこ全体の1/3あたりまで進んだのですが、この時点ですでに疲れちゃいました。なかなかハードですね…。
全体をしっかり見て回るのは無理だと思ったので、あとは自転車散策を楽しみつつ「日本庭園」を見て終わりにしようと思いました。
「こもれびの丘」や「花の丘」も気になりましたが、そこまでの体力・気力はなさそうだ…。

というわけで、ゆったり自転車を楽しみながら、最後に「日本庭園」へ行きます。
天気が良かったこともあり、池が鏡面のようになっていて美しかったです。
は~やはり日本人、心が落ち着くわ~…。



ここでは牡丹が見ごろになっていました。
牡丹って花の形や色などは違っていても、葉はほとんど同じなんですね。



この公園では、サーヤと同じように花を写真に撮っていた人多数でしたが、牡丹は特に皆さんがパシャパシャと撮影に専念してましたね。さすがの存在感です。

この日本庭園には盆栽展もあり、そこも見て回りました。
大小の本格的な盆栽が置かれていて、見応えたっぷりです。


右はなんとチューリップの盆栽!洋風植物の盆栽もありなんですねぇ。

さっきソフトクリーム食べたばかりですが、やはりこの空気を味わうと、日本茶を所望したくなります。
ってことで、いただきました、抹茶セット。

数年ぶりにいただく抹茶セットはとても懐かしくて美味しかったです。(サーヤは短大で茶道部に入っていた)
よく見ると、和菓子は藤の花のデザインみたいですね。他の季節だとそれぞれのデザインの和菓子になるかも…季節ごとに訪れる予定のある方はお試しあれ!

この日本庭園で、やっと公園の1/2を回り、あとは半周部分というところですが…もうそんな気力ないし(すでに3時間経ってる)、またの機会にしてまっすぐ帰ることにします。
…日本庭園って、公園の一番向こう側、端っこにあるんですよね。そこから入口へ自転車で帰るだけでもヒイコラです(汗)。

この公園の散策のアドバイスの一つとして、ピクニック・ハイキングの装備で行くのは当然として、自転車散策の場合はメガネかサングラス推奨です。
なぜかって、虫が飛んでいるのでバシバシ顔にあたってくるんですよね(汗)。目に入ったら大変なので必ず目を保護しましょう。

帰り際に「疲れてるけど、翌日はみどりの日(昭和の日)だし、昭和天皇記念館を見ていこうか」…と思ったら、閉館時間…残念。

ちょっと公園へ春の花巡りに…のつもりが、思わぬ冒険になっちゃいました。
この1日だけでもうGW連休分楽しんできた気分です。もうお腹一杯、どこにも行きたくないや…。

予想以上に見応えたっぷりの公園でしたので、機会があったらぜひ訪れてみてください。
四季すべて色々楽しめるようです。「桜の園」もあるし、菜の花→桜→チューリップ→ポピーの春の花リレーが名物らしい。
夏は「レインボープール」が開放されるようなので、自然界の開放感+清涼には良さそうです。また花火大会も行われるらしい。
秋は一面のポピー畑のようにコスモス畑が楽しめ、黄色く染まったイチョウの木々も見事らしい。
冬はクリスマスイルミネーション、シャンパングラスツリーがあるとのこと、いつでも楽しめそうですね!
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