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下北沢に新開店のヘルシースィートのポップコーン

日曜日の下北沢は各店の行列がすごーい

ユフィが下北沢に買い物に出掛けるのは、大体平日の午前中が多い。
昼過ぎると若い人たちで混み始めるからだし、夕方や夜は出掛ける気にもならない。
若い人ばかりではなく、なんだかざわざわと人が多くて落ち着かないからだ。

この日、日曜日の午後3時過ぎ、下北沢へ出掛けたのは「マサムネのエサ」のため。
マサムネが大好きなレトルトのエサと、おやつが無くなりそうで、ダイエー系列の「グルメシティ」に、その為だけに行くことに…。

近所の小さなスーパーやコンビニの缶詰ではなく、ある特定のものが大好物なのだから仕方が無い。
我が家では、午後4時が「おやつの時間・コーヒータイム」なので、その時間までには帰るつもりで出た。

出る前に「おやつが何も無いから、ついでに買ってくる?」とサーヤに問いかけて、手を出したら千円札をくれた
「やったね、これで連休2日間のおやつを買ってこよう」
とても楽しい気分で出掛けたが、下北沢はいつもの午前中とは違って、休日の午後の凄い賑わい。

まだ1年は経っていないと思う「カレー専門店」には、2列の行列が出来ている。
様々な種類のカレーが食べられる店内と、持ち帰りの「カレーパン」4種類を売るショーウィンドウの前と…。
気が付いてはいたのだが、毎週月曜日が「カレー曜日」の我が家では、カレーはあまり興味を惹かないのだ。

そして、その先に新開店した店が左右に3店舗ある。
「たこ焼き」から店替えした新商品の店、この日は暑かったからパフェ系の店、何年も前から行列が出来ている「つけ麺」の店にも行列が…。

そして、千円札を持って嬉しいユフィのお目当ての「ポップコーンの店・クラップ」
とても可愛らしい女性が二人、左右の行列の合間に客も無くて手持ち無沙汰な様子だったのは、スーパーに行く前に見たときのこと。

買う気満々のユフィが30分後覗いたときは、2組の客がいて、ユフィが並んだら後ろに外国人の家族連れが並んだ。

透明なカップ状の入れ物の小は300円、大は500円、前に注文していたお客が2種類混ぜてもらっていたので、ユフィも「この秋限定のマロングラッセ」と定番の「キャラメル」を頼んで550円。
ハーフハーフのポップコーン パンフレット

前のお客も日本語ではない言葉を話していたし、後ろのお客は完全に外国人だし、みんな2種類で「ハーフハーフ」で頼んでいたから、日本人客は少ないのかな?

帰宅後、コーヒータイムで食べたとき、「ポップコーンって日本では馴染みが無いのかな?」と言うと、サーヤが「遊園地とか映画館で食べるくらいだよね」と言った。
そう、今までも通る度に客が居なくて「気の毒」に思っていたけれど、ポップコーンってアメリカが発祥の「お手軽イメージ」で、お茶の時間のお茶菓子という感じではない。

てっきり「ハンバーガー」と同様に、「アメリカ系のチェーン店か」と思ったら、なんと純粋な『日本産ポップコーン』なのだとか。
頂いてきたパンフレットに、『若きイタリアンシェフのセンスが光る』と出ていた。
小林秀晃氏は、東横線学芸大学近くのイタリアン「Lesson」のシェフで、素材にこだわりを持つイタリアンの店らしい。

オイルを全く使用しない熱風で仕上げたポップコーンで、「ナチュラルでヘルシー」が売り物。
バターや塩も天然素材にこだわっている新製法なのだとか。
コーンは全米一番のネプラスカ州産、バターは佐渡の逸品、塩・ソルトはシチリア産の天然干し、というこだわりのポップコーンだ。
パンフのポップコーン紹介

フレーバーには、レギュラーとシーズンがあるようだ。
「キャラメル「「チェダーチーズ」「コーヒー」「焦がしバター」「ティラミス」「マロングラッセ」等々、店先のガラスケースに並べられている。

福岡2店、広島3店、横浜1店、そして東京進出が下北沢と言うことみたい。
要するに知られていない「新顔の味・ナチュラルポップコーン」ということになる。
ユフィも何か気にはなっていて、「買いたいけれど高そうだし、一人で食べるのもなんだかね…」だったのだが、日曜日でジャックも休みだし、サーヤの驕りだから、と思い切った次第、って550円で思い切るのはとても淋しい話だけれど…。

食べた感想は「軽くて美味しい」が女性2人の言葉だった。
ジャックが「ポップコーンか」と渋い反応だったのに、「ウイスキーのつまみになる」と2階から茶筒を持って降りてきて詰めたから、サーヤと笑ってしまった。

ジャックのようなおじさんも納得の味わいなら、徐々に人気が出るかもしれない
なにしろ下北沢は店舗の交代がとても早くて、落ち着かない街なので、『何時まで持つか?』『人気に火はつくか?』が興味深いところ。
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