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お歳暮に頂いた貴重な冷凍大福 「霧の森大福」

小さな抹茶味でクリーム入り

この和菓子は、昨年暮れの頂き物のおすそ分け。
お隣から「珍しいので」と頂いたので、お正月に食べようと冷凍庫に。
期待していなかったのだけど、冷凍で大福?

お歳暮として贈るのだから、すごく貴重な和菓子なのかも…。
この段階では、ものすごく大フィーバーしている大福だとは知らなかった。
「スイーツの話」には、ケーキやチョコレートはあっても、和菓子がなかったのだから…。
8個入りの大福

正月の2日、おやつにお茶と和菓子も良いかも、と朝から解凍。
4時間以上とのことなので、4時頃にお茶にしてびっくり。
ものすごい緑色が濃くて、しかも中にはあんこと一緒にクリームが入っている。

食感も普通の大福とは違い、餅というよりは歯切れが良いのが面白い。
白玉粉と餅の中間かな?、という感じだ。
とても小さいけれど、美味しさは充分に伝わってくる。
和紙で包まれた大福

小さいから、2個3個と食べたいかと言うと、1個でも充分に味に存在感がある。
抹茶の風味が、とても濃いからだと思う。
そして、なにより漉し餡の甘さとクリームのハーモニーがなかなかなのものなのだ。
抹茶たっぷり中身はあんことクリーム

8個入りで、ジャックは例によって敬遠したから、サーヤと二人で4日間楽しむことになる。
で、包装紙の「愛媛県四国」「霧の森大福」でリサーチ。
なんだかズラリと関連のものが並んだけれど、どうも旧新宮村の第3セクターの話から始まるとても大変な事業らしい。

苦労話は「スイーツ」には、似合わないから「ゴメンナサイ」とパスしてしまって、大福の話に…。
愛媛県新宮村は、お茶どころとして有名とのこと。
この大福に使用した「新宮わきの茶」は、30年間無農薬の栽培茶

大規模な茶畑ではなく、各戸が固有に持つ茶畑はとても小さなもので、それが無農薬には適していたらしい。
無農薬の栽培は、手が掛かる代わりに『香り』が抜群に良くなるそう。
香気全国一とされるお茶の秘密だとか。

更に「かぶせ茶」と呼ばれるものを、大福には使用しているらしい。
茶摘の10日ほど前から、黒い紗の布を掛けて日光を遮って作る、とても手の掛かったお茶らしい。
遮られた日の光を求めて茶葉は鮮やかな緑になり、えぐみや苦味は押さえられ、菓子に最適な抹茶が出来るのだとか。

そして、この「抹茶大福」は四重構造になっているらしい。
真ん中はクリームを包んだ漉し餡、抹茶を練りこんだ餅でくるみ、更に抹茶をまぶしてある。
それも手作業で、1個ずつ抹茶を丁寧にまぶすと、たっぷりと抹茶がまぶされる。

1個50グラムという小さな大福。
ちょうど良いバランスで、味わえるようになっているとのこと。
1個で充分なのは、納得の味わいだ。
愛媛県人なら知らない人はいないといわれる『霧の森大福』は、県下でも数えるほどの店でしか販売していないもの。

完売も多く、ネット店では通常抽選販売のみの受付なんだって!
あらあ、大変な『抹茶大福』だなぁ。
次には愛媛県に旅行しても、食べられないかも…。

まだ、1個ずつ残っているから、味わって味わって食べないとねぇ。
お隣の奥さんに、丁寧にお礼を言わなくっちゃ、と改めて思った。
最初にネットりサーチしていたら、もっと美味しく食べられたのかなぁ。

価格は1個が157円、8個入りで1.050円だけど、手に入れるための時間や苦労を思ったら、感謝して頂かないとバチが当たりそう…。
誰だかわからない送り主様、ご馳走様でした
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