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「ゴントラン シェリエ」 渋谷店 初めての味

通院の帰途 かねてから評判のパン屋にトライ

我が家の朝食はパン中心。
ジャックは一人で早朝に「パン・スープ・コーヒー・バナナ」を摂って出勤するから、食べやすい小さなパンが好み。
サーヤとユフィは、平日の朝は一緒に摂るので、美味しいパンに紅茶が望ましいし、それにミルミルとヤクルトがセットになる。

購入はサーヤの役目で、元々は夕食後の食器片付けの免除代だったのだが…。
週一回のケーキから、火曜日~金曜日までの朝食用パンに変更してからかなり経つ。
フランスはブルターニュのパン「ヴァン ドゥ リュド」が、かなり長く続いていたが、最近は少し飽きてきたので「神戸屋」のパンと隔週くらいの割合だった。

夏が過ぎて秋を迎えた頃、腰痛から来た「両膝痛」が悪化して、渋谷の整形外科に通院した結果、宮益坂を上った「治療院のリハビリ」を紹介されて、通うことになる。
その宮益坂の登り口にできていたのが『ゴントラン シェリエ』と言う訳。

ネットなどの評判が良いのは把握していたようだが、わざわざ帰宅方向と反対側の店まで買いに行くことは、考えてもいなかったらしい。
仕事帰りに寄るには、確かにかなり不便ではある。
週3回の治療に月水金を選択したので、帰りに寄ってみたことから始まったのだが、噂に違わずとっても美味しい

『ゴントラン シェリエ』のパンは、パリで人気の伝統的なパンと日本独特の素材を融合させた「伝統と革新の詰まったパン」だそうで、パンから始まる“食”のスタイルを提案しているのだとか。

フランスで国民的人気を誇るブーランジェ・パティシエ(パン・菓子職人)である、ゴントラン シェリエ氏は、世界各国を巡り、フランスパンを伝える伝道師。
現在パリ、日本をはじめシンガポール、韓国などに店舗を構え、世界中にパンの魅力と可能性を発信中だとか。

フランスのパンや食材に日本で巡り合った味を加えることで、ゴントランの味を提案していきたいという氏の方向性は、日本の嗜好に合っているみたいだ。

パリやシンガポールに多くの店舗があり、日本にも渋谷、新宿、日本橋、仙台と店を構えており、食文化を融合させた、新しいパン食文化で世界中の人々を魅了しているらしい。
そうなると、シンガポールや韓国のパンの味にも興味はわくのだが…。

紹介はホームページからの抜粋だが、要するにフランスの製パン技術と日本人好みの味わいを提供しているということ。
能書きはともかく、美味しく食べられるなら大歓迎の食いしん坊母娘、まずは評判のクロワッサンから食べることに…。

他店との違いは袋にあり、白い紙袋に一つずつ入っているのが珍しい。
紙袋には、黒い小さな字で店名が入っていて、要するにフランス風なのかかな? 
大きめで切ってあるパン類は、他店と同様のパッケージのようだ。
紙袋

大きなフンワリと焼きあがったクロワッサン、文句なしに美味しい。
一緒に食べた日本風「小さなクリームパン」は、甘さ控えめでまあまあかな。
続けて4週間のパンの数々、写真で紹介するが、フランス系のパンはいずれもすごく美味しく、それ以外のパンはそれなりと言うのが感想。
レシート

まだ、バケットは食べていないのだが、フランスの有名なパン屋なら一番最初に味わうべきだよね?
ただ実際にお店で購入する立場になったら、様々な種類のパンの中で迷う気持ちはよく理解はできるのだが…。
クロワッサン
3 クロワッサン 180円 層が薄く軽くて大きめ

ショコラダマンド 
4 ショコラダマンド 330円 甘すぎないチョコ入りのデニッシュ

イカスミプチ
5 イカスミプチ 150円 黒胡麻プチバケット シーフードに合う 朝食向きではない

クイニーアマン
7 クイニーアマン 240円 ブルターニュ地方のバター入り菓子パン 


8 ハニーブレット 1/2 170円 蜂蜜入り

クロッカン
9 クロッカン 260円 デニッシュ系 カリッとした歯ごたえ

味噌入り
10 味噌セーグル1/2 220円 ライ麦入り 味噌とは合うのかな?

ヴェノワ
11 ヴェノワ クランベリー 230円 チーズと木の実入り ウィーン風

かぼちゃ
12 かぼちゃのデニッシュ 320円

マロン
13 マロンノア 380円 栗とくるみたっぷりの田舎風パン これ美味しい

カカオプチ
14 パンオカカオプチ 150円

クランベリー
15 クランベリー 270円 そば粉のパン 木の実・ベリーたっぷり 粒アーモンド入り


16 ブリオッシュ小豆あん 210円 小さくて ケシの実いっぱい 餡が甘すぎず良い

バナナ風味
17 バナナ 270円 そば粉パンのバナナ風味 バナナがミスマッチかなあ

リンゴとオレンジのパイ
18 ショソン オ ポム 260円 リンゴ・オレンジのパイ 中身ぎっしり

そして、希望したパケットをサーヤが購入してきてくれた。
とても長くて、ほんのりまだ温かく香ばしい香りもする焼きたて。
長い紙袋に入っているが、混んだ車内では持ち運びもちょっと邪魔になるかもしれない。

温かいから紙袋入りのようで、別に袋がついていた。
香りのある焼きたてを味わうべきだったのに、つい他のパンを先に食べてしまって、バケットを後回しにしたのが、とっても残念な結果に。
硬くなってしまったのだ、トホホ…。
バケット1本
19 バケット トラディション 300円 伝統・伝承の味 
長い紙袋切って袋に

「トラディション」の意味は、伝統・伝承の味と言う意味だとか、要するに本物の味だということ。
本物のバケットが手に入ったのだから、今度の日曜日には皆の大好きな『ブルスケッタ』を作ってみるつもり。

何十年も昔のこと、パリで食べたパケットの美味しかったこと。
その土地の味わいは、「その土地の気候に合っているから美味しい」ので、フランスパンはフランスで食する味わい以上にはならない、と今でも思ってはいる。
カルタワモン
20 パンオアギュームカルタワモン 280円 独特の香りと味わい

クロックムッシュ
21 クロックムッシュ 340円  フランスの軽食用定番 チーズ入で美味しい

パン オ ショコラ
22 パン オ ショコラ 260円 チョコレートが少ないとサーヤ不満

でも、次にバケットを買ってきてくれたら、夕食前でもなんでも、「ともかく焼きたての味を満喫したい」というのが、ユフィの現在の思いではある。
本当は、月水金と週3回リハビリに通うのだから、週3回買ってきてくれると、最高に美味しい状態のパンが味わえて、言うことなしなのだけれど、ね…。
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