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東陽町の「エクラデジュール」

NHK・BSの『スイーツマジック』で知る

きっかけはNHK・BSの『スイーツマジック』に登場した中山シェフの存在から。
この番組に出るくらいの力量なら、ケーキやパンの味は折り紙付きの筈。
すぐに検索して、場所を確認。

豊洲のお気に入りだったケーキ屋が急に無くなり、ちょっとショックだったので渡りに舟だった訳だ。
で、この近辺では「トップの位置」に居ることも確認、まずは味を見ないと…の思い強し。

「エクラデジュール」とは「きらめく日々」を意味する造語なのだそう。
『フランス菓子らしい濃くてしっかりとした味わいを貫きつつ、ジューシーさとみずみずしさによって日本人の口に合う食べやすさを実現させたバランスの良い菓子作りを信条に』しているらしい。

フランスで修行後、帰国後も数々の賞を受け、4年前に東陽町に店をオープン。
そう、フランスの菓子は甘さも深さも濃いのが特徴、日本人にあわせた味わいは大切、期待感はどんどん高まるのだ。

探して2回目にたどり着く

しっかりと頭に入れたはずの店の位置。
6月始めに区役所に用事があって出かけた際、ずいぶん探したのにみつからない。
でも、とっても安くて新鮮なスーパーを見つけたので、しっかり買い物したので気分は上々。

帰宅後確認したら、区役所より1本手前の道だったみたい。
7月に入って東陽町の美容室に出かけるので、念のため検索。
水曜日で定休日だった。
サーヤの誕生日で丁度良いチャンスだったのに…。

定休日では仕方がないから、次のチャンスは『サーヤのボーナスで焼肉を食べに行く日』に変更。
東陽3丁目の『牛8』というお店、バス停で2つ離れているが近いのだ。

一人で先行して店で待ち合わせの予定、3丁目で違う方向のバスに乗り換えて目指す店へ。
角を曲がるとかなり先のビルの1階に、ほの暗い中輝く明かりが見える。
他には店らしい灯りが見えないので、多分間違いなく「エクラデジュール」だろう。

それほど広い店構えではないが、奥に深い造りになっていて数人の人が作業している様子が伺える。
ショーケースの中には、とても美しいケーキが並んでいるのだが、夕方6時近いので残り少ない。

迷った、これから焼肉食べるのだから…

グラスケーキと呼ぶのか、丸い小さなグラスに盛られたケーキが多い。
ショートケーキもグラスに入っていて、目新しい雰囲気だ。
売れ筋からなくなるのだろうから、少なくなっているケーキをチョイスするべきなのだが、なにしろこれから焼肉を食べに行くのだから、ケーキは帰宅後になる。

サッパリタイプがベストだろうとちっちゃなフルーツたっぷりの「タルトレットフリュイ」を選び、もう一つは残り少ない売れ筋だろう「ベイクドチーズケーキ」と、ジャック用に「オペラ」。

パンも評判らしいので、胡麻風味の「セザム」とフルーツを挟んだ「オランジェリー」をチョイスする。
その時、バケットが4本残っていて自慢の味とあったのだが、また区役所に来る時にしようと止めた。

とても美しい品の良い店員さんで、ゆっくりきっちり箱詰めをしてくれる。


店内に3人接客係りが居るし、奥には数人が働いている様子。
流行っている店なのは、雰囲気からも伺える

「クリスマスケーキの注文は直に来店したほうが良いのかも…」と思った。
お店の評価が物凄く良いのも、今改めて感じている。

なにしろ2回目なのですぐに店は分かったし、夕方で混んでもいなかったから、夕食の待ち合わせまで時間は充分。
バス停2つ分は歩こうと決め、店前から真っ直ぐに脇道を東陽3丁目まで歩く。

途中でフランス料理店など見つけたりして楽しんだ。
夕風が気持ちよく、暑くなくてよかった…。
バス停で降りた二人と出会えて「牛8」へ。
ともかく変わった焼肉屋で、洋風のレストランみたい、料理も変化に富んでいて飽きない。

牛肉を堪能して、タクシーで帰宅後、ケーキタイム

ジャックはケーキはパス、女性二人は「本当はいけないデザート時間」を満喫。
何時のようにケーキは半々、ブラックコーヒーで大満足。

「ベイクドチーズケーキ」は、しっかりとしたチーズが濃厚で就寝前に食べるには罪悪感もあったが、味は抜群。
小さいので半分ずつだと、ほんの3口くらいで終わってしまう。
チーズの風味が、ブラックコーヒーでも消えない。


「タルトレットフリュイ」は、小さなベリーがいっぱいで、半分に分けるのが難しい。
赤くて小さな実が沢山付いた「レッドカラント」や、黒くて存在感のある「ブラックベリー」など、様々な味わいが楽しい。


甘酸っぱい風味がサッパリしていて、罪悪感が少し薄れる。
罪悪って言っても、食べた本人の身体に悪いというだけなのだから、美味しけりゃ良いか。

オペラは、次の日曜日のティータイムに、ジャックの分を少しずつ奪って食べた。
申し分の無い味わい、流石は評判通り。
最近のケーキの価格って、家族分買ったら1日の食費出るよねぇ。
すいません、所帯臭くなってしまって…。

パンは朝食でゆっくり味わう

さて、月曜日の朝食にパンを軽く焼いて味わう。
まずは「オランジェリー」、ずっしりと重く菓子パンの雰囲気ではない。
硬そうなのでジャックには真ん中の部分を薄切りにしてトーストした。

ナッツがぎっしりと混ぜ込んであり、オレンジピールの香りと甘味が強い
ただしユフィの味覚障害はまだ完治していないので、キチンとした味は表現が難しい。
甘みが強く感じられて、せっかくのナッツの味わいが隠れてしまっている。


「美味しいけど、硬いね」がサーヤの感想。
「硬くて新しい入れ歯でうまく噛めない」がジャック。
菓子パン風の柔らかい味で無いと、我が家は無理かな…。
フランスパン系の味がお気に入りのユフィも、考えてしまった。

胡麻たっぷりの「セザム」の方が、重くて硬そうな気がするのだが、明日の朝食でなんと言う意見が出るか、楽しみでもあり、心配でもある…。
サッと軽くトーストしたが、切り分けてびっくり。


なにしろ胡麻の量が半端でないのだ。
白胡麻と黒胡麻がびっしり、表面だけでなく中や皮裏まで物凄い量。
食べる度にボロボロこぼれるので、食べ難いかも…。
味わいは申し分ないが、次にはもっとシンプルなパンにしよう…。

なんと言ってもこぼれた大量の胡麻がもったいない!!
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