やましたさんちの玉手箱
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鳥取産 砂丘長いも いただきました

保険屋さんのお土産は長芋三本

ジャックが医療保険に入ることに。
契約のときは、いつものFさんが来てくれて済ませたが、日本生命はとてもきめ細かく、何日か後でもう一人の社員と共に確認に来ることに…。
日本で一番安心・安全の保険だと聞いているし、保険金が下りなかったという噂を聞かないから、少し高いけれど、このところ毎年のように家族での契約が続いている。

Fさんに限らず、保険屋さんが契約時に訪れるときは、必ず手土産を用意してきてくれるのが習慣のようで、母の保険屋さんはお菓子の「ナポナ」に決まっていたっけ。
Fさんの場合は季節毎に変わるのだが、ジャック契約の際は「水羊羹」と自宅栽培の葉野菜だった。

「ほうれん草」「みずな」「レタス」「サラダ野菜」の4種類を、綺麗に洗って種類ごとに新聞紙や袋に入れて持参だったから、大荷物で玄関に現れた
もちろん美味しく頂ました、ご馳走様。

今回は「契約の確認に上司と共に訪問」で、Fさん長いダンボール箱を持って、玄関で立っているから、ちょっと不思議…。
目配せするので、台所へ入っていただくと、「長芋なの、今回は色が良くなくて…」と差し出してくれたのが、『砂丘長いも』だったのだ。
外箱 長いも3本

主婦にとっては、野菜などのお土産は、とっても助かるし嬉しい
きっと自家用に取り寄せしているものなのかな、とありがたく頂戴した。
お隣の『四国のみかん』のお返しにぴったりで、新聞紙に1本ずつ包んで冷蔵庫に保管。

何年も前に、サーヤに購入してもらったこの冷蔵庫は、野菜室の扉部分に、長い野菜・長ネギや大根を立てて入れられるようになっている優れもの。
かなりの長さまで入れられるので、とても便利なのだ。
冷蔵庫の野菜室

2本は冷蔵庫に収納し、1本は早速今夜の食卓に。
80㎝くらいはあるだろうか、半分だけ切ってすりおろし、「とろろ」に仕上げた。
本来なら毛根は炎で焼きり、皮ごとすり鉢の側面でするのが本式なのだが、ガス台の火で毛根を焼くのは数が多いだけに大変だし、皮ごとおろすのは更に手間暇が掛かっておおごとだ。

手っ取り早くピーラーで皮と毛根は剝き、おろし器で擦ってから小型のすり鉢に移し、出汁を加えながらすりこぎですって仕上げた。
すり器でするすりこ木でする

サーヤが3歳くらいの頃、大きなすり鉢でとろろをするのが大好きだっけ…。
今回は出汁もインスタントの昆布出汁を薄めたもの、なんだかものすごく手抜きのとろろ汁が出来上がる。
とろろご飯

ところが、この味が抜群だった
味が濃くて、口元が痒くなってくるくらいの粘り具合。
スーパーで購入の長芋では味わえない程の美味しさに、Fさんに感謝したくらい。

『自然食品 自然いろ』とパンフレットにも書かれているから、皮の色は白っぽい茶色でも、中は真っ白でとても綺麗。
Fさんが「今回は色が悪くて…」と言っていらしたのは、皮色ではなくて中の芋の色合いのことだったのかな。
ご心配なく、真っ白な綺麗な中身でしたから…。
パンフレット

『楽しい砂丘長いも 料理法あれこれ』パンフが付いてきたので、ともかく読んでみる。
「自然食品で、疲労回復、精力増強、消化促進、便秘予防、高血圧防止、栄養価も高く、でんぶん、ジアスターゼ、ブドウ糖が多く含まれていている」
「芋の粘り気は、ミューミンというたんぱく質で、体内に入ると急速に良質な糖とたんぱく質に分解され吸収される」らしい。

とても素晴らしい大地からの贈り物。
古くから鳥取県の砂丘で栽培される長いもで、長さ70~90㎝、根径4~5cmで、食味は長いもの中では粘りが弱くカロリーも低く、軽く加熱した食感がサクサクしているのが特徴らしい。

由来は二説あり、江戸時代に奥羽地方から移入した説と、明治時代に埼玉県の栽培ムカゴを貰い受けたのが始まりという説とがあるらしい。
出荷時期に旬はない様子で、保存期間は5~9月は15日間、それ以外の季節は30日間、新聞紙に包んで風通しの良い場所で保存とのこと。
夏場は冷蔵で30日間、と書いてあるから、ユフィの保存方法で間違ってはいないようだ。

粘りが弱いというが、とろろ汁の味わいは市販品とは違って濃かったし、とても美味しかった。
調理法として、奈良漬・煮物・とろろ汁・お好み焼・月見とろろ・海苔巻き・たたき・梅あえ
・刺身・酢の物・磯部揚げ・コロッケ、等々が記されている。
我が家ではサーヤお好みの輪切りのステーキ風と、月見、千切り、天ぷらにした。

かなり細いので、ステーキ風は見栄えが良くなかったが、シャリシャリの歯触りは爽やかだったし、少し焦げ目が付くくらいが楽しい。
天ぷらは、海苔を細く切りすぎてぬるぬると滑って巻き辛かったし、衣も付けにくく、ちょっと揚げすぎになったかも…。
小さく切った芋に、海苔を全面巻きつけての磯部揚げが、ベストだったのだろう。
磯部揚げ

サーヤは「コロッケ」を所望しているが、面倒くさそうなので、どうしようかな?
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