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四国のみかんが大集合<その2>

またまた名前入りのおすそ分け

前回、たっぷりと楽しませてくれた四国からのお土産のおすそ分け。
4月の終わりごろに、更に頂きました6個。
その内の2つは「せとか」という前回と同じものなので、母の仏前に1つ供えて報告。

最初のときは遠慮して詳しくお聞きしないまま、疑問だらけだったので、今回は根掘り葉掘りの質問攻めに…。
お隣はお子さん3人で、真ん中がお嬢さん。
「子供が四国に行っているもので…」(長男さんが就職か?)
「娘が…。でも夏には帰って来ますので」(就職ではないらしい、勉学か?)
「引越しやなにやかやで、出かけていて留守に…」(あ、納得。旅行ではないんだ

「そういえば、Aちゃんを最近お見かけしなかったので…」
(男のお子さん達も見かけないけれど…、詳しくは聞けないし…)
ジャック曰く、「普通の主婦は、しっかり聞くぞ」だって。

食べ方の説明は、とても詳しく教えてくださる。
外皮が剥きにくいものもあるが、切れ目を入れれば剥きやすいとか、「赤」と書いてあるものはまだらに赤いとか、ともかく今回も「名前」が貼ってあってわかり易い。

前と同様に玄関の靴入れの上に並べておいた。
帰宅したジャックとサーヤが声を上げるのに、「また、頂いたの」とユフィ。
5種類のみかん
続けてAちゃんが四国に行っていることも伝える。
「何で行っているのか、なぜすぐ帰京するのか」疑問はみんな同じ。
詮索は置いておき、まずは朝食時にスタート。

「不知火・しらぬい」
不知火
5月の連休中なので、サーヤが休みで朝食は全員別々で、飛び飛びの味見になったが、まずは大きなしわしわの『不知火』から。
デコポンのような形なのに果皮はなぜかしわしわで、旬が過ぎたような風情が気になる。

軟らかくて剥きにくいのだが、中身の実はしっかりと詰まった感じ。
薄皮が非常に薄くて柔らかいので剥きやすく、実は鮮やかなオレンジ色で、とっても甘い。
香りも非常によく、剥いている内から甘いオレンジの香りが漂ったらしい。

ジューシーで甘いので、「ものすごく食べ応えがある」とサーヤ。
ユフィは、朝食の定番・ヨーグルトに合わせたが、甘味がヨーグルトの酸味にはぴったりで大満足だった。
「見かけは悪いのに、びっくりの美味しさ」と言うのが感想。
不知火の剝いた実 ヨーグルトと合わせて 
清美とデコポンの交配種で、甘味が強く薄皮・袋ごと食べられるのが人気。
デコポンは熊本果実連の登録商標で、正式名は『不知火』だとか。
糖度13度以上、クエン酸1%以下が『デコポン』として流通し、12~4月まで店頭に並ぶ、とのこと。

不知火で充分に美味しいし、これ以上甘くなくても良いと思うのだが…。
今まで食べたデコポンは、こんなに甘くは無かったように思う。
本場物だから美味しいのかな?


「タロッコ」
タロッコ
奥さんの説明にあった「赤いオレンジ」は、「不知火」に続いて大きい。
3人揃ったお茶の時間に、みんなで食べようと剥いてみた。
一応果皮に切れ目を入れて剥き、一房ずつに分けようとしたが薄皮が硬く、しかもぴったり密着していて分けにくい。

これは完全にオレンジカットの果皮ごと切り分ける食べ方が相応しかったのだ。
確かに真っ赤ではなくて、ところどころ赤いという感じは、美味しそうではないが珍しい。
タロッコのカットした実 タロッコの剝いた実
味は可もなし不可もなし、適当に甘くて酸っぱくて、しっかりとオレンジの風味だ。
不知火が酸味が少なく甘すぎたので、オレンジ好きの人には最適かも…。
食べた後口がさっぱりするし、家族3人で満足できる量でもある。

赤いオレンジというと、有名な「ブラッドオレンジ」がある。
イタリア原産のオレンジで、ジュースに加工することの多いものらしい。
そして、「ブラッドオレンジ」のリサーチで「タロッコ」を発見。
イタリア産で、やはりジュースとして人気のものらしいが、生のままの状態で四国産なら、すごく珍しいオレンジなのかも知れない。


「カラマンダリン」
カラマンダリン
温州みかんとキングマンダリンの交配で、樹になっている期間が長いため果汁が濃い。みかんのように食べられ、香りが高い。
初夏に食べられる希少なみかんで、南津海・なつみという別名もあり、4月下旬から6月上旬の樹上完熟らしく、最近人気になったニューフェイスらしい。
甘味が強くコクがあって、濃厚な味わい。

みかんのようには、食べられなかった。
果皮は硬くて剥きにくいし、果肉は非常にジューシーというか、果汁が多くて指先からポタポタと滴って大騒ぎになったし、しかも濃いのでベッタベタ。
オレンジカットのほうが食べやすいと思う。
カラマンダリンのカラマンダリンとヨーグルト
甘味と酸味は程ほどで、確かに濃厚な味わいかも…。
サーヤは少ししか食べなかった。
果汁の多すぎるのも食べにくいかしれない。
近くのスーパーで「マンダリンオレンジ」として売っていたが、袋には「カラマンダリン」と表記されていて、1袋だけ残っていたから人気なのだろう。


「アンコール」
アンコール
キングマンダリンと地中海マンダリンの交雑種で、カリフォルニア生まれ。
日本には1969年に導入されたらしい。
濃いオレンジ色の果肉は、糖度が13~15度と高く、コクがあり、種が多い。
果肉は剥きやすく、袋ごと食べられる。
『アンコール』の命名は、そのままもう一度食べたくなるから、とのこと。

大きさは一番小さいし、果皮がとても薄くて剥きやすい。
薄皮も薄くそのまま口に入れられ、食べやすいのだが種が多いのが難点。
でも種が多いと書かれているし、文句は言えない。
アンコールの剝いた実 アンコールの実
包丁で果皮に切れ目を入れた時から、ものすごく甘いオレンジの香りが立った。
小さいのに、重いような感じもした。
確かに甘いしコクもあるし、小さいが食べ応えは充分だ。


「せとか」
せとか
柑橘類の中でも最高レベルのコクと甘味を誇る「せとか」は、ずっしりと重いのが特徴。
薄い皮に包まれた果肉はジューシーで、オレンジカットで食べるのもお勧めらしい。
業界ナンバー1人気の「清美タンゴール」と「アンコールオレンジ」に、「マーコットオレンジ」を掛け合わせた新品種。

プルプル感+とろける甘さ+食べやすさ、というそれぞれの特徴が活きているとのこと。
生産量が少ないから高価なのだとか。

2つも頂いちゃったから、心して食べなくっちゃ、ね。
普通のみかん位の大きさで、果皮が薄いことは見ただけでも分かる。
中身の房の形も分かるくらいだ。

オレンジカットにしたが、果皮が薄いので簡単に剥けるから食べやすい。
味は甘くて濃厚、しかもコクもあり、小さいが半分でも充分食べ応えがある。
流石に高価なだけのことはあるし、もう1個残っているからジャックにも食べさせよう。
せとかのカットせとかの剝いた実


 四国のみかんが大集合<その1>
 四国のみかんが大集合<その3>
 四国のみかんが大集合<その4>
 四国のみかんが大集合<その5>
 初秋の四国みかんはジュースとマーマレード
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