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2015年のお節は板前魂の慶

和洋風 五段重 早割りの10月に見て決定

一昨年気に入った味の「北海道・匠膳」は、昨年は売り切れだったから、早めにリサーチする。
注文する気満々の10月末のリサーチでは、まだ売り出されていなかった。
ここで売り出し開始まで待てばよかったのに、他にはどんなお節が出ているのか、見たくてのリサーチの続きで「板前魂」を見つけた。

なんだか凄いネーミングだけれど、内容が和洋だし、五段で1万5千円は安いかも…。
女優の岡江久美子が強くおススメというのも「いいかも…」と思う。
前回の森久美子のテレビコマーシャルで衝動買いしたことは、すっかり失念していた。

「全て森久美子好み」のお節で、60代の夫婦と30代の娘には「?」の味わいだった…。
美味しいものは知っていても、自分の好みでまとめ上げられていたことが問題だった。
今回は、和風三段に洋風二段で、3人の調理師がまとめ上げている様子。

失敗の味わいは少ないだろうし、何よりもリサーチした10月の26日が締切日
飛行機などの「早割り」と同じで、安いのも納得したから早々に頼んでしまう。
後から確認したところ、980円の割引で別に急がなくとも良かったのかも…。
二段・三段・六段などの様々な種類が家族数に合わせてあるらしく、価格も安いような気がする。

とにかく早めにお節を注文してしまったので、なんだか拍子抜けした11月~12月になった。
年末に、メールで連絡があって、12月30日の午後4時から6時に届くとのこと。
便利な時代になったもの、1万5千円を用意して待つ。
宅配の冷凍便で到着、昨年は電話注文で現金払いだったから間違えてしまったが、サーヤが注文時に支払い済みだった。
ダンボール

当日5時過ぎに届き、早速ダンボールをあけて和紙に包まれた五段重を取り出す。
千代紙細工の平たい四角のお重で、昨年までの白木重とは全く趣が違っている。
なんだか安ッぽいが、実際安いのだから仕方がない。
和紙の風呂敷包み
千代紙細工

冷凍なので、自然に解凍するために空けて置いた冷蔵庫の中に納める。
冷蔵庫に

解凍と保存の方法が説明書で同封されていて、『注意事項』としてレンジの解凍は「味が変わるので不可」とあった。
これが美味しく食べるのを邪魔するとは思わなかった
『解凍するのはレンジは不可、だが食べる際にオーブン・レンジは必要』だったのだが後の祭り。

ユフィの悪い癖で、備え付けられた説明書などをしっかり読むことがない。
威張って言うことではないが、多くの枚数を読み込まずに失敗するのは日常茶飯事。
我が家には、食に関してのアレルギーを持つものはいないから、「原材料、原産地のアレルゲン、添加物の表示」などはスルーしてしまう。

各重の「おしながき」は食べるときに必要だから、椅子の脇のポケットに入れたけれど、『加熱が必要なお料理」のチラシは全く見なかったのだ。
「伊勢えびのテルミドール」は、オーブンやフライパンで焼くことで美味しくなるものなのに…。
解凍したままで食した結果は「いうまでもない」状態で【御免なさい】

壱と弐の重から始めて、元日は参の重までの和の味から始める。
元日はゆっくりブランチ気分なので、夕食と合わせて食事は2回。
壱の重
壱の重 写真撮り忘れてのチラシ

我が家は母が岩手で、雑煮は澄まし汁とお汁粉の『二膳増に』なのだが、ジャックとサーヤからクレームが付いて、今年から朝は澄まし汁のお雑煮、夕はお汁粉と別々にする。
確かに、お重を食べてからの「二膳雑煮」はお腹にはキツイかもしれない。

さてお重の味わいは、全てが組み込まれていて味は程ほど、この価格でこの種類と味は良いかもという結論に。
栗の味が何種類かあって、「さつまいもの干支」が今年は羊の形、「毎年違うのなら楽しみかも」とはサーヤの言葉。
弐の重サツマイモの羊

「金糸紅白結び」や「湯葉細巻き」など、解凍がまだ充分でなかったものもあり、元日の朝に台所に早めに出すべきだったのかも知れない。
酢の物なども彩りや味わいに工夫がしてあり、食べる楽しみもある。
参の重

二日目も朝はブランチ、夕食と二回なので、洋食のお重は夕食に回して、朝は壱弐参の重の残り物を盛り合わせ、煮しめなどを添えて済ませた。
そして、伊勢えびのテルミドールで失敗するのだが、サーヤは「美味しい」と言った
四の重
ジャックは海老は食べないから、サーヤが満足ならよいのだが、ユフィ自身が不満足。
「なんだ?これ」
まさか説明書を見なかったことでの失敗とは、このときはまだ気が付いていない。

もう一つ「ベーコンとほうれん草のキッシュ」もオーブンで温めたかったが…。
次の昼食に残ったキッシュを焼いたが、香りも良くなったし美味しかったから、次には失敗はしないだろう。
五の重

全体的には合格なのだが、和風の味わいに比べて洋風の味に「テリーヌ」が多くて味は違っていても変化がないのが今ひとつ。
一昨年の「匠」のパテやテリーヌの方が美味しかったように思う。

ジャックは海老とホタテが苦手なので、食べないものが多かったのだが、クラッカーに塗っていただく「明太子とクリームチーズのディップ」は気に入った様子。
我が家の定番料理の「明太子のポテトサラダ」はマヨネーズ味だが、クリームチーズとのディップは簡単だから取り入れが可能。
冷凍してあったフランスパンをトーストしてプラスしたので充分堪能できたかも…。

2013年「国際食肉コンテスト 金賞」のあらびきウインナーが別添えで付いてきたので、お湯で温めて辛子を添えて一緒に食べた。
ウインナーはあまり食べないジャックも食べていたから、しっかりした食べ応えでこれは美味しい。
袋入りウインナー ゆでたウインナー

三人の「板長」「シェフ」「マイスター」の総合力は、どうだったのかな。
「おせち料理の専門店」が売りの味わいは、ジャックとサーヤは「良いかも」で、ユフィは「少し疑問ありでスッキリしない」感じ。
伊勢えびを焼いていたら変わっていたのかも知れないが、来年のお節にまた悩むのかなぁ?
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