やましたさんちの玉手箱
ユフィの記事
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葡萄頂いたけれど食べきれな~い

10月に入って嬉しい贈り物

秋は収穫の季節、美味しい果物もたくさん出回るから食いしん坊の我が家はルンルン。
そんな時、届いたずっしりと重い箱。
中身は「大粒の葡萄が4種類」も…。


「ピオーネ」「サニールージュ」「巨峰」「シャインマスカット」と箱の横に明記されていた。
1粒が皆大きいし、それぞれに味わいが違っていて食べ応えは充分。
毎朝の食卓に上ったし、おやつでも頂いたがなかなか減らない。
その内に生き生きとしていた粒が、少しずつ萎れ気味に…。



「美味しい内に食べなくっちゃ」と少し焦る。
そして「葡萄を自宅で干して作るホシブドウ」の記事を見つける。
当然「やってみよう」と思った。
「食べ切れなくて萎れては勿体無いし、贈り主にも失礼」

そしてやってみました「自家製干しブドウ」を…。
頭の中では「美味しい大粒の干しブドウ」が出来上がる期待でワクワクなのだが…。

房を切り分けて麻紐で結び、洗濯用のハンガーを利用して吊るしてみた。
ベランダに出しておくこと1ヶ月以上。
なにしろ小鳥は飛んで来ないから、食べられる心配は無い。


これが世田谷のベランダの場合は、絶対に鳥が集まるから干しブドウ作りは出来ない。
みんな食べられてしまって、良い餌を上げたことになるのだから。
ベランダ菜園では、ミニトマトは見事に食い荒らされたのだから…。


しかし、ユフィの目論見は見事に失敗した。
なかなか葡萄の実は乾かないし、萎んでくれないのだ。
水分がたっぷりで大きく膨らんだままの状態で、なかなかドライにはならない。

ユフィの頭の中では、美味しく乾いたブドウの実がイメージとして出来上がっていたのだが、全くの失敗。
生乾き状態の一粒を試食してみて、「埃っぽい味」にガッカリ。

さらに追い討ちをかけたのが台風の風と雨。
流石に物干しでは駄目だろうと、軒先に移しておいたのだが、見事に落ちちゃった。
一粒ずつ麻糸の先に残ったのが、なんとも寂しい限り…。


もちろん食べる気にもならないし、ジャックやサーヤには笑われるし…。
何故失敗したか?
「水分が多すぎた結果」なのだろう。
小粒の甲州ブドウならともかく、天日干しでホシブドウは無理だよね。

マンション暮らしに慣れない我が家。
9月に毎年送っていただく「すだち」のおすそ分けに、何処まで配るべきか悩み、「両隣と真上の部屋3軒」に少しずつ差し上げた。

結果、上からは「手作りの麹の食品」を、左隣からは実家からの「梨」を、右隣からは頂き物の「ケーキのおすそ分け」が届いた。
ジャック曰く「変なことするより、葡萄もおすそ分けしたほうが有意義」と言う。

全くその通りだし、美味しいものは美味しく食べなきゃ勿体無いよね。
ただ、「種類が違うから悩みそうだな」。
食いしんぼうのユフィ、全部味わってみたいんだもの…。
ま、いいか。
来年になって届いたら心配すればいいんだし、ね
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