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舌炎 絶縁で 舌宴 舌好調

 去年の梅雨明けは随分早くて、七月上旬には真夏日が続くありさまでした。ちょっと食欲落ちてきたなあ、と思い始めた頃、夕食の時、食べ初めて妙に舌にしみたのです。ユフィに“今日の料理ちょっと味付け濃くない、舌にしみるんだけど”と言ったら“いつもと同じだけど、あなたの舌がおかしいんじゃない”とのこと。その晩はそのままご飯済ませたんだけど、翌朝、出かける前にコーヒー飲もうとしたら、また舌にしみたのです。こりゃおかしい、と鏡で見てみました。舌の先が割れている、というか、裂けているというか、普通じゃありません。これでしみるんだ、と納得したわけではありませんが、どうすることもできず、数日は食事の時しみるの我慢していました。
 ちょうど数日後に、毎月処方箋もらいにいつもの医院に行くので、先生に診てもらうことにしていました。で、その日、先生“舌炎ですね、耳鼻咽喉科へ行くのがいいでしょう”とのことで、それからまた数日、仕事休みの日に下北沢の耳鼻科へ。

 駅から見えるところにあったあじさか耳鼻咽喉科へ。耳鼻科へ行くのは初めて。先生、縁なし眼鏡で少し小柄、肌少し浅黒くて、髪短くスポーツマン風、てきぱきもの言う先生で、なんとなく耳鼻科のイメージよりは外科の感じ、といっても私、外科にかかった事は無いんだけれど。
 舌の奥まで覗いて、舌を入念に触診して“舌がんだとか、舌の中に突起があるとかは全く無いので、悪いものはありませんから心配いりません”とのこと。
 亜鉛物質がいいと思いますので薬を二種類出します、とりあえず二週間分で様子見ましょう。で、薬局へ行ってこの日は終わり。
 もらった薬は『プロマックD錠75』(一般名 ポラプレジンクロ腔内崩壊錠)で、胃粘膜を保護修復する薬、胃潰瘍の部位に付着し浸透して、胃潰瘍の治癒を促します。との説明書。
 もう一つは『ツムラ柴朴湯エキス顆粒』説明がいろいろ書いてありますが、要はのどや食道の異物症状を改善する、とあります。なにか、薬の説明をよく読むと、今何が体に良くないのかが説明されているようで、却って心配になります。

 そして再診、あまり変化なし。追加20日分の薬で、先生“改善するようなら、再診の必要ありません”とのこと。そして、薬がなくなるか、と言う頃に舌の裂けはなくなりました。

 そして今年なのです。ある晩再び、突然に舌先にしみる感覚。“また来た”です。夏のおかずって、谷中しょうが、だったり、なすの輪切りを焼いたものにおろししょうが載せてしょう油かけたり、同じくヤッコにしょうが、みょうがかけたり、時には肉のしょうが焼きあったり、熱々でマーボ豆腐だったり、刺し身にわさびだったり、サラダにかけるドレッシングもまたしみる。けっこう味のしみるもの多いです。なにも食えないじゃないか。早く直さないと、食事おいしくありません。
 でも、不思議だね、ビールもお酒も舌にしみることはないんだ。

裂けた舌
あまりお見せしたいものじゃない事は分かってるけれど、見なくちゃ分かんないってこともあると思ってユフィに撮ってもらった。チョモランマのクレバスのよう、とは言わないけれど、我が家の前の私道の舗装ていどの裂け目ではある。

 奇しくも、去年と一日違いの日に再び耳鼻科へ。先生カルテ観ながら舌見聞して“うん、見た記憶のある舌だ”と。で、去年と同じ薬処方。
 私“先生、これ毎年こうなるってことですかね”と訪ねました。先生の説明では、夏暑くなってきて、食欲なくなったり、気が付かないうちに胃腸が炎症起こしたりしているので、舌に現われてくるのかもしれません、とのことでした。

 要するに、暑さに負けずにしっかり食事をとって、舌の宴会を行い、舌が絶好調でいられるようにしましょう、ということと、理解したことです。
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