やましたさんちの玉手箱
ユフィの記事
読切
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大変だー!鼻血が止まらない

鼻血のせいで朝食がすごいことになる
お盆にいっぱいの食事と薬・サプリメント

それはある日の夕食後に始まった。
一通り食べ終わった、と言ってもサーヤとユフィだけ、ジャックはのんびりと晩酌中。
このところ春にしては寒い日が続き、鼻水が出て気になってはいた。
この時も鼻水だと思って、ティッシュを手にして鼻をかんだ瞬間、ドバーッと言う感じで鼻血が…。

初めての経験であせったこともあるけれど、ともかくティッシュの山がすぐに積みあがった。
サーヤとジャックもなす術もなく、ただ見ているだけの30分くらい。
片付けもできないくらいの緊張した時間だった。

なんとか落ち着いてサーヤは片付けに立ったが、私はともかくも安静第一と思い、枕元にティッシュの箱を置いて早々に就寝。
一夜は無事に明け、次の日は何事もなく進み、ホッとしたのも1日だけ。
次の夕食後に、またもや同じ症状に…。

「鼻はかまないで」「くしゃみもしないで」とサーヤがうるさい。
食事が終わってからだからまだ良いのだが、毎食後この騒ぎではたまらない、と思ったのだろう。
「明日は医者に行け」と、とてもうるさい。

私だって「これは尋常ではないかも…」とは思ったので、まずは鼻血が治まってから、血圧を測ってみた。
ユフィの血圧測定は朝だけ。
ジャックは律儀に朝晩計っているし、キチンと1ヶ月の表に記入もしている。
朝1回でも、このところの暖かさで血圧は下がっていたから、血圧ではないと思ったが確認は必要。

案の定、血圧には異常なし。
血圧と鼻血の関係について心配したのは、友人が「低血圧からいきなりの鼻血出血で高血圧症に変わってしまった」という話を聞いていたからだ。非常にショックな出来事があり、帰宅した直後の大出血だったらしい。
ユフィにはショックな出来事の覚えもなく、何か急な運動とか生活の変化もない。
要するに「何がなんだか分からない状態」なのだ。
ともかく、いつもの血圧安定の薬をもらっている医院へ行くことに。
しかし、間の悪いことに定休日の水曜。

仕方なく、ネットでリサーチして、近くの耳鼻科を探して、場所の確認のために電話を入れた。
口コミでは非常に評判の良い耳鼻科で、女医さんらしい。
電話口で、受付の女性に「鼻血」の件を聞かれるままに詳しく話す。
その度に医師に相談していた様子で、「大学病院へ」と言われてしまった。
年齢と高血圧症と言うことで、やはり血圧を疑ったようだ。
場所確認の電話で、近くの大学病院検診を勧められたユフィ。
にわかに心配になってしまう。

午前中も遅めの時間帯だし、大学病院へ行くのなら、耳鼻科で通院している「JR病院」の方が安心かも、と思い電話する。
11時までに来てください、とのことで、中耳炎の手術後の検査だけの通院でも、非常に混んでいるのは承知していた為、行くのが躊躇われた。

1日様子を見て、と思っていたら、今度はトイレ掃除の下を向いている時に出血。
汚さないで済んだので、間が良いというか何と言うか、ともかく鼻にティッシュを詰めて病院へ。
血圧でお世話になっている医院へ行き、診断してもらって「血圧ではない」と言われてホッとはする。

耳鼻科を勧められ、下北沢の駅近くなので、いつもは徒歩なのだが念のため電車で行く。
すごく近代的な病院で混んでいた。
説明しなくても、鼻にティッシュを詰めて来ているのだから鼻血以外にはない。

最新の医療設備でいろいろ調べた結果、パソコンに映し出されたのは『ドクドクと脈打つ鼻の奥の血管の小さな傷』。
鼻から喉に通じる血管の壁で、普通の人は脈打っていないらしい。
常人とは違う体質なのだそうだ。
「鼻奥に傷が付いているなら、傷をふさぐ手当もできるが、脈打つ血管はいじれない」とのこと。

それはそうだ。危なくて触れないだろうことは、素人でも分かる。
で、気休めの薬が1週間分出た。
漢方薬の「ツムラ黄連解毒エキス」朝昼晩3回食事前に服用。
葛根湯はJRの耳鼻科で、沢山処方してもらうので、漢方薬には慣れてはいる。

葛根湯は青い袋だが、黄色い袋で15という数字入り。
これが苦い。忘れそうになるし、大変だが仕方がない。
5日後、再診に耳鼻科へ。
ちょっと喉の奥を見ただけで言われた。
「やはり脈打ってますね、人とは違うと思ってください。気休めでも漢方続けましょう。血圧安定にも効果があります」

そして、1ヵ月分の黄連解毒エキスが出た。
まあ、確かに1日置きの鼻血が少しは間遠にはなってきている。
全く出ないと言う訳ではないので、手近に脱脂綿を置いているし、出かける時にもしっかり準備を整えている。

次の日に置き薬のオカコーさんが来て、「粘膜にはビタミンCが効きます」とビタミンCを置いていった。
という訳で、朝食がすごく大変な状態になってしまった。

いつものパン、紅茶、酢ドリンク、果物、ヨーグルト、ヤクルト400、というメニューに、サプリメントのブルーベリーアイ、グルコサミン、抑圧剤というのが今までで、それもかなり大変だったのに、黄連解毒エキスとビタミンCが加わることに。

なにしろ朝が良い、と言う健康薬品たち。
ビタミンCに関しては、これから暑くなるのでアイスティーに入れれば良いからグッドかも知れないが、黄連解毒エキスを三度三度の食事前には忘れがちになるのが問題。

つい最近では、買い物から帰ったとたんに、玄関で鼻血ブーッになったけれど、ここ1週間は鼻血は出ていない。
クシャミも鼻をかむのも気をつけているが、気が気ではないのは確か。
体質では仕方がないので、気長に付き合っていくことにする、か。

ちなみに、外出時は脱脂綿と捨ても良いタオルを用意し、バッグに潜ませて出かける毎日だ。
鼻がムズムズすると、それっとティシュの箱を持ってくる毎日、いつまで続くのだろうか、トホホ…。


5月に鼻血で大騒ぎしてから9ヶ月

9ヶ月の間に通院は4回、最初の2回こそ1週間後と1ヵ月後に行った。
鼻血の回数は格段に減って、落ち着いてきたとき、医師の言葉が「気休め程度だけど、効いているのかな」だった。

なにしろ、医師も初めて見たという鼻奥の血管の脈打ち状態。
初めての症状には医師も参ったみたいで、『おまじないでも気休めでも、やってみるか』だった様子。
そう、気持ちの持ちようということはあるのだから…。

ということで、ツムラの黄蓮解毒湯エキス顆粒を処方されて、2ヶ月は毎日3回服薬。
血流に効果があるとの漢方薬、「高血圧にも効く」と医師は言っていたけれど、よくは分らない。
鼻血がすっかり落ち着いたので、1日の朝のみにして1ヶ月分が3ヶ月分になった。
薬局での会話で、「先生が1日に1回で良い、とおっしゃるのなら…」と渋々ながら認めてくれる。
漢方薬と塗り薬

効果を出す為には、「1日3回が望ましい」のだけど、なにしろ薬剤師も知らなかった症状なので何も言えない。
1月末の診察で、「鼻の中が乾いているのかな?」「花粉症は無い?」との問診。
「あまり鼻の中はいじらないように気をつけています」と答えた。

時々は鼻をティッシュでかんで、少しでも血がにじんだら、もう怖いのでいじらないようにしている。
鼻の中に軟膏の薬を塗られ、機械での吸引処置も受けてから、薬局で投薬を受ける。
すごく混んでいて、風邪なのか、花粉症なのか、「ともかく大変だよなぁ」と同情。
明細書

今回は「医療明細書」に、なんだかいっぱい書き込みがあるけれど、何なのかは分らない。
あのものすごい量の鼻血は現在は出ていないのが、ユフィには有り難いこと。
白内障の手術前の精密検査で、一応は「鼻血と鼻奥の脈拍の件」は報告しておいた。

手術中に興奮して血圧が上昇し、鼻血が大量出血でもしたら『おおごと』には違いない。
右目は無事手術完了したので、2月末の左目の手術が終えるまでは「気は抜けない」けれど…。
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