やましたさんちの玉手箱
ユフィの記事
連載
01 眼が変? 目医者さがしが始まる
02 早くさっぱりして明るくなりましょう
03 洗顔法も教えてもらいました
04 紹介状先の病院で検査
05 ジャック付き添いで手術説明
06 手術前1週間・目薬の説明
07 手術日は目薬が大変
08 次の日眼帯がとれ、まぶしい
09 左目はどうしますか?
10 4週間後の左目の手術は
11 白内障の手術で保険金が出る?
12 めがねは外歩き用と老眼用
13 炎症が起こって目薬が大変
14 炎症の次はドライアイ
15 とても敏感で目薬が合わない
16 眼科での話し あれこれ
17 術後6ヶ月 目薬と味覚と脳の話
18 7月半ばの検診は無事終える
19 そして8月の定期健診は
20 目薬が切れての定期健診は10月末
21 ジャックの左目が後発白内障だって
22 後発白内障・見えない! ちょっと悲しい…
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ユフィの白内障手術日記

15 とても敏感で目薬が合わない

敏感=繊細ということではない?

目薬を替えて、少し落ち着いた状態での2週間後、予約の検診に行く。
術後の状態に変化は無く「とても綺麗」とのことで、ホッとする。
現在の目薬は、「目の保護のためのジクアスとムコスタ」と、「炎症のためのブロナック」の
3つだ。

1日に4回の点眼はなんとか慣れてきたが、慣れると怖いのがうっかり忘れること。
10分以上間をあけての点眼なので、何か家事をしながらとか、調理をしながらだと、忘れることもある。
ムコスタは1回1本の薬なので、忘れると本数が合わなくなってしまう。
白い白濁の目薬で、さすと眼前が濁ってしまうから、いつも最後にしているせいだ。

涙腺を下って喉に薬が来るととても苦いので、気分的には嬉しくはないが、ドライアイには良く効くらしいので、我慢している。
佐々木先生がかなり悩んだのは、人によっては気分的に楽ではないからだろうが、それでも決定した目薬なのだから、効果は大きいのだろう。
しっかりと、4週間分のジクアスとムコスタが出た
ジクアス4週間分
ムコスタ4週間分
状態が落ち着いてきているので、「炎症の薬・ブロナック」を止めることになる。
替わりに「ブラニタン」という軟膏薬が出ることに。
ビタミンB2の薬で、両目1日1回寝る前にガラス棒で下まぶたの裏にさす薬。
説明書に「ゴロゴロするとき」に使用すると書かれている。
とても効果の高い薬で、直接ビタミンB2を塗るのだから、気に入ってずっと使用している患者さんもいるらしい。
ブラニタン軟膏

これで落ち着くか、と気分的にも楽になったのだが、そうは問屋が下ろさなかったのだ。
早速、その夜の寝る前に「ブラタニン」を下まぶたに塗る。
少なくて良いとのこと、多すぎると翌朝の目の周りが大変なことにもなるといわれていたので、「そりゃ多ければ良い」と言うものでもないだろうと、少しにしておいたから、朝はなんと
も無かったのだ。

ただ、風邪をひいたわけでもないのに、鼻水がどんどん出てうっとおしい。
1日中ティッシュで鼻水と闘っている、と言う感じになる。
その上、ムコスタの苦味を喉奥ですごく感じるので、ガラガラうがいがしたい気分になる。

その夜、軟膏を塗るためのガラス棒の先が下まぶたに触れた時、痒みを感じて「アレッ」と言う気持ちになった。
冷たいガラス棒がこすった時の痒みを掻いたような快感が、「変だな」という異常感にも思えたのだ。

次の日も鼻水は止まらないし、うっすらと目は赤いようだし、何よりも眼を開けていると「辛
い」感じが増し
ている。
我慢しようかと思って、昼食後サーヤのベッドで横になったのだが、1時間ほど昼寝した後も辛い感じは残っている。

「我慢している場合ではないかも…」と買い物がてら、午後3時の診療にあわせて眼科に。
受付の女性は産休間近で、一昨日「お大事に」と挨拶したばかりなので、不思議そうな顔に…。
「何かあればすぐ来てください」と言われてはいたけれど、前回・前々回の炎症とドライアイに続いて3回目なので、なんだか気がひける思いだ。
それでも大事になる前に処方や治療をしたほうが、お互いに良いのだから、別に気がひける位で我慢は必要ないはず。

1時間ほどで診てもらったら、「アラ、目の中心に傷が出来ている」とのこと。
2日前には無かったのに、両目共にしっかりと瞳の黒い真ん中に白い傷が広がっている。
炎症ではなく傷なのだそうで、「何か思い当たることはない?」とのこと。
別に何もしていないし、就寝中に目をこすったとか、気づかない内に何かしたとか、そんなことではないようなのだ。

しばらく考えていた佐々木先生が「ユフィさんは、とても敏感なのね」とおっしゃった。
あまり人に言われたことのない言葉で、体質に関しても初めてのように思う。
そういえば、2回目の歌舞伎観劇でものすごく疲れたときも、はっきりとはしないけれど目薬が原因だったようだし、ユフィは目薬に関しては敏感性ということ?

「まだ良いほうよ。合う薬もあるのだから」
「全く薬がすべて合わない人もいるし、反対になんでも良いという人もいるし」
人それぞれだろうけれど、何しろ60年以上生きてきて、これまで薬が合わなかったことなど無かったのだから、今回の薬との相性は何なのか?

それだけ「目が弱かった」ということなのだろうが、加齢での少し早い白内障手術で判明して、良かったのかも知れない。
他の患者さんたちのように、80歳過ぎてからの手術では、本人も家族もいろいろと大変だろうから…。
ボケていたら、目薬だって1日何回もでは忘れたり、面倒くさくなったり、適切な治療は難しくなったろう。

とにもかくにも、軟膏のフラビタンをさしてからの異常なので、この薬を止めることに…。
替わりに「タリビット眼軟膏」を塗ることになる。
この薬は、初めて佐々木眼科に掛かった時の炎症でも使用しているし、白内障手術の前にも使用していて、何も障害が無かった薬だ。
タリビット軟膏

帰宅後、早速夕方の目薬の時間の最後に『タリビット』を使用。
驚いたのは、辛かった両目が「すーっ」と楽になったことだ。
「すごい! 合う薬と合わない薬とでは、こんなに違ってしまうんだ」が実感として迫ってきた。
翌朝、普通の状態で起床し、眼は辛い感じがしない。
午後になって、「少し辛くなってきたかな?」と言うくらいなので、「よかったあ」とホッとする。

通常、白内障の手術後に、パソコンに向かって仕事を直ぐ始める人は少ないみたい。
年齢的なこともあるだろうが、ユフィの場合は「パソコンでパート」しているから、「そのせいで眼を酷使しているのよね」と佐々木先生に言われた。
普通の主婦なら、パソコンに向かっても1日に30分とか1時間程度だろうから、パートではあるけれど「職業病」に入るのかも知れない。

パソコン画面の見方や、時々休むこと、まばたきして涙を目全体に行き渡らせること、などの指導も受けて、気をつけなくてはと改めて思った。

帰宅したジャックに「目が敏感で薬が難しいんだって」と報告。
「へっ 敏感?」と鼻で笑われてしまったが、今までのユフィとは違うのだから、大事にしな
いと後悔するよ。
もっとも、敏感なのは目薬にだけで、決して体質や性格が「繊細」な訳ではありませんが…。
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