やましたさんちの玉手箱
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年末年始に歯が痛い

昨年12月も後半になり、なんとなく慌ただしい気分の時、上奥歯の歯茎が腫れて痛い。
その下部分は入れ歯なので、そこもなんだか痛いように感じる。
しばらくご無沙汰の歯医者に予約の電話を入れる。
翌日朝1番が空いていた。
本当は半年に1回は検診が必要なのに1年以上行っていないので、敷居が高いのだが、クリスマスディナーと新年の北海道お節を控えていて、食べられなくては大損だ。
仕方なく高い敷居をまたぐことに。

歯科医院に行く朝、部分入れ歯をはめてみて「えっ、痛くない?」確かに3日前くらいから何か挟まったように痛かったのに痛くない。
そのまま行って診てもらう。
歯肉に当たった痕跡はないらしい。左上の歯茎は腫れていて奥歯がグラグラしている様子。
「疲労のせいもあります」と言われた。

昔、全く痛みのない歯と痛みのある歯が、本当は「入れ替わっていた」という経験をしている。
神経の関係で違う歯が痛むこともあるのを知っていたので、今回も左上の歯の痛みに影響されたのか、と納得し、抗生物質の局所注射と投薬を受けて5日後予約して帰宅。
昼食に入れ歯をはめてみて「ウン? 今度は痛い。下奥歯に当たっている」とびっくり。
少し緩んでいたので、締めなおしてもらったのが良くなかったのか。

これでは今夜から入れ歯なしで食事することになるが、もともと入れ歯なしでも食べられたので、「まあ、いいか」と納得させる。
また予約を取り直すのは面倒だし、歯科医の前で口を開けたら「痛みがなくなる」かもしれないし、しばらく様子を見よう。
新年に向かって口中の掃除をしてくれることになっているのだから、その時にしっかり診てもらうことにしよう。
ともかく歯医者は嫌いなので…。

2日後、左奥の歯茎の痛みも抗生物質の注射と服薬のせいか、治まってきたので入れ歯をはめてみた。
痛くない。噛める。良かった。クリスマスディナーに間に合いそう。
口内の神経は、すごく敏感なんだなあ。
ともかく疲労には要注意。
でも、私の疲労のバロメーター「口内炎」は出来ていないけれど…。
歯痛もバロメーターなのかな。

5日後、再診。歯のお掃除をしてもらう。
本来なら半年に1回の検診とお掃除が必要なのだが、歯医者嫌いは根深いものがあり、なかなか足が向かない。
昔の歯医者のイメージから脱却できていないせいだと思う。
痛かったし、歯に響くあの音がまだ体に残っているせいか、どうしても治療用椅子に座って横にされると、反射的に体が強張ってしまう。
途中で気が付いて力を抜くが、自然にまた強張る。

歯の掃除といえど超音波のジェット水は沁みるし、歯の着色を削る時には歯に響くし、やはり好きにはなれそうもない。
治療用の機械は進歩が著しく、音も痛みもあまり感じられないようにはなっているはず。
だから若い人たちの中には、歯医者嫌いは少ないのかも知れないが、高年齢の人には歯医者は身震いするほど嫌いな人が多い。
昔の記憶は中々消せないものだ。

近年の歯医者は、「歯科・小児歯科・予防歯科」まで幅広く、子どもから年配者まで口中のケアをしている。
無痛治療・虫歯治療・歯石除去&ブラークコントロール・口腔内クリーニング・フッ素塗布・入れ歯作成・等々。
なんでもあり、相談次第できめ細かく対応してくれるようだ。

サーヤも「歯を白くしたい」と相談して、かなり安く白くしてもらった。
リサーチした歯科は美容専門で高価だったらしく、すっかりこの歯医者がお気に入り。
薦められてジャックも私も転院したほど。
年内に残りの口内クリーニングはフッ素を塗ってもらって終了、新年は綺麗な歯で迎えられた。
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