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ただいま黒い髪が大ブーム

9/24NHKのあさイチから

最近、街中で黒い髪の女性が増えているらしい。
電車内でも何処でも、今までの若い人は男女共に、ヘアカラーをしていない人は少なかった。
女学生でさえ茶髪の子を見かけるほど、ヘアカラーは普通になっていたと思う。

その髪に変化があったのは、この春辺りからのようだ。
「バイバイ茶髪・こんにちわ黒髪」とでも言うのか、理由は様々な様子だ。
秋に入ってきて加速したようで、「大人の雰囲気・落ち着いた感じ・清楚な印象」と可愛いから大人の女性へと変身。

カラーリングは、加齢のしらが隠しでなくとも面倒だ。
少しすると、髪の根元は黒くなり、カラーリング中ではないお洒落とはかけ離れたヘアスタイルになってしまう。
美容院代もかなりになるし、自分でのヘアケアもお洒落のためとはいえ大変ではある。

いっそ面倒くさいからと、地毛のカラーに戻す為に黒く染めたら、全く印象が変わって、交際中の彼からプロポーズされた女性まで現れた。
有働さん、思わず「プロポーズされるのなら、黒くしたい!」と発言したくらい。
そう、明るい茶髪の彼女と、黒い髪の彼女では、全く印象が変わってしまったのだ。
ちょっといたずらっ子のような明るさが影を潜め、落ち着いた女性らしさが表に出てきている。

この黒髪ブームの発端に居たのが「壇蜜」さん。
彼女の黒髪は、肌を白く滑らかに見せていて、しかも色っぽい大人の女性そのもの。
ヘアケアにお金が掛からない分、肌に磨きをかけることは出来そう。

髪の色は、メラニンによるもので、そのメラニンには「ユーメラニン・黒~茶褐色」と、「フェオメラニン・赤褐色~黄色」の2種類あるらしい。
色の濃淡はユーメラニンにより決定されるし、赤みや黄みはフェオメラニンが影響している。
ヘアカラー剤を使用すれば、どのような髪色も自由自在だが、実際の髪色は遺伝的なもので自分では左右できない。

日本人の髪は、昔ながらの言い方をすれば「烏の濡れ羽色」と言われる、艶のある真っ黒とされていた。
しかし、本来この黒髪は少なく、実際には黒に近い茶色、こげ茶色、濃い栗色などが多いとされている。
「黒髪」とひとくくりにはできない程、実に様々な髪色があるらしい。

実際にユフィは「ヘアカラー変遷」でも書いたように、昔友人達に「ブリーチしているの?」と言われたくらい、栗色に近い髪だった。
クセッ毛ではなかったが、ストレートと言うほどでもなく、自然に先がカールするタイプ。
白髪染めしたユフィの髪
サーヤは、ジャックの家系の濃い太いストレートな髪質で、美容院でヘアカラーしてもらっていても真っ黒に見える。
サーヤの髪

近年のテレビなどでの時代劇では、地毛に鬘を合わせて髪を結い上げるから、茶髪の日本髪が出現したりする。
しかし、理論的に言えば、昔の人の中にも茶色っぽい髪の人は居た訳で、不思議でも何でも無いことになる。
平安時代は、長くてまっすぐの「黒髪」が美人の基本だったらしいが、カールして茶色の髪質の女性は苦労したことだろう。
実際にNHKの大河ドラマ「平清盛」の中にも、この髪質で悩むお姫様が登場していたし…。

この間、BSチャンネルで昔の「眠り狂四郎」を見かけたが、異人との合いの子の狂四郎は茶髪の髷姿で、異様といえば異様な感じだった。
女性の茶髪の日本髪より、武士の浪人髷の茶色がなんとも変な感じがしたのだが、それがこの話の根本なのだから仕方ない。

この髪の色は、天然に見られる基本形として、「金髪、赤毛、栗毛、黒髪」があり、その人物の出身・民族に由来するらしい。
黒髪は、東アジア、南アジア、中東、地中海沿岸、アフリカ、太平洋諸島、アメリカ先住民、などの殆どの民族で主に見られる髪色だそうだ。
非常に多くのユーメラニンが含まれていて、栗色とほぼ同様とされているらしい。
ただ、個人や民族に由来する髪質に違いがあって、アジア系の人たちは直毛の黒髪を持ち、アフリカ系の人たちは縮れた黒髪を持っている。

栗毛・ブルーネットは、黒髪に続いてあらゆる地域で見られる髪色。
金髪・ブロンドは、比較的珍しい髪色で、大部分は白人のものとされている。
かの有名な「マリリン・モンローの金髪」は、カラーリングの髪色だったことは有名な話。
「赤毛のアン」でお馴染の赤毛・レッドシュは、さらに珍しい髪色らしい。

さて、黒髪ブームに戻ると、この黒髪に似合う化粧法までがテレビでの内容になっている。
黒い髪に似合う肌色は、明るめのファンデーションで白い肌に見せる工夫が大切。
小麦色の肌では、暗くなってしまうからのようだ。

眉は黒くひくと重たい印象になるので、やはり明るめの茶系で整える。
目は切れ長を強調して、アイラインを目じりの1cmだけに入れ、目じりから少し長めに引くと印象的に仕上がるらしい。

茶髪から髪を黒く染める際、色合いを髪質や肌色と合わせて選ぶ必要はあるらしい。
もともとの髪色に近くしておけば、後からの手間は要らない訳。
やはり面倒でも、専門的な知識のある美容院で、自分にもっとも似合う黒髪を見つけることが重要とのことだった。
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