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正装に思う 振袖が似合わない!

昨年の国民栄誉賞の吉田沙保里選手の振袖姿に、「なんだかなあ」と感じた人は多かったと思う。
日本人の正装だから仕様がないけれど、160cmないらしい意外に小柄で筋肉質な彼女には、「赤い振袖は全く似合わなかった」と思った。
せめて黒地のものなら締まって見えたはずなのに。
赤い振袖しか持っていなかったのか、貸衣装でもよかったろうに。
全国の人が注目している瞬間なのだから、もっと気を配る人が身の回りにはいなかったのだろうか。

と、思っていたら「紅白歌合戦」の審査員でも振袖姿だった。
しかも多分紺地のもの。
赤よりは似合っていたとは思うが、振袖自体が似合わないのだろう、と思った。
正月番組でドレス姿を見たが、深い青でデザインも良く、似合っていたのだから…。
同じ振り袖姿でもなでしこジャパンの澤穂希選手は、ヘアスタイルも水色の振袖も決まっていて、とても綺麗だったと思う。

なにしろ吉田選手の場合は、和服には興味があまりない娘が「いくら正装だってあの振袖はどうなの?」と言ったくらいだから、
私の独りよがりではないと思いたい。

未婚の女性の正装は振袖だが、これが皇族となると違うらしい。
直接伺ったので間違いはないと思う。
皇族の場合には、結婚してもお子様ができるまでは「振袖姿は許されている」そうだ。
だから秩父宮妃の華子様は、振袖を今でもお召しになっても良いらしい。
私が伺ったお方は三笠宮「髭の殿下」の妃殿下信子様からで、「振袖を沢山持って来たたのに、全く着ることがなかったの、でも娘が二人だから着てもらえるわ」とおっしゃっていらした。

こんな話は、今書いていて思い出したけれど、まったく忘れていたこと。
吉田選手の振り袖から、話は広がりましたね。
ちなみに我が家の娘は、成人式と卒業パーティの2回しか着なかった。
親戚の結婚式に着て行きたがるが、すごく派手なので止めている。
それこそ、園遊会のときにでもどうぞ。
そんな機会はないでしょうが。
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