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和服の電話アンケート

勧誘の電話もいろいろある

パソコンに向かっているときに電話。ずっと座りっぱなしなので、電話のベルは立ち上がる良いきっかけにはなる。
0120は勧誘なので出ないで席に戻るのだが、見慣れない番号なで迷った末に出てみた。
「和服のアンケートに1分だけ」とのこと。

出た以上は仕方が無いからと、気分転換に乗ってみた。
「慶弔には和服と洋服とどちらで」ウーン、3対7くらいかな母の葬儀や仲人は和服だったし。

「最近和服を着たのは何時」これは「なし」。
「訪問着、無地、小紋、紬の内、一番多く着るのは」最近は着ていないけど、お稽古事によく着たのは小紋かな。

それだけでサッと終了、1分くらいだったかも、珍しい。
何か勧誘があるかと思っていたのに…。
どこから電話番号を探し出した? 「以前にお世話になった」と言っていたっけ、記憶には無いのだが…。

そういえば、和服はずいぶん長い間着ていない。
母の葬儀以来、その前は仲人の時だったし、お茶会にも最近はロングスカートが多いし…。
裾を気にしないで座ったり立ったりできるから、とても重宝だ。

着付けも全部自分でできるのにね。
太ったせいもあるけれど、面倒くさいのも本音。
母の和服は似合わないので、形見分けで皆にもらってもらった。

母は紬が好みで沢山箪笥に入っていたが、ユフィに紬は全く似合わない。
親子でも趣味も似合うものも違うのは当然だけど、かなりの親不孝者かも知れないとは思う。

和服は購入するときには高いのに、売るときには二束三文。
売るのなら洋服や小物に作り変えたほうが良いように思う。
手間ひまはかかるが、まったく新しく生まれ変わるから。

近年のファッションの多様化なら、目新しくて素敵なものになる可能性は大きい。
特に紬などはスーツやベスト+パンツなどには最適。
そう思って取っておいた反物も、結局使わなかったけれどね。

サーヤも私以上に紬は似合わないと思うし、小紋などはなおさら似合わない。
「箪笥の肥やし」とよく言うけれど、活用法がなければ全くその通りだ。

後日談

はがきが届いた。
アンケート協力のお礼に「お買い上げの10%引きチケット」とのこと。そうだと思っていた。
当選したのではなく、全員に送付したのだろう。
和服に興味のある人への宣伝なのだから…。

そして次の日、朝8時に電話、「10%チケット」の件。
朝から勧誘はマナー違反も甚だしい、夕方に多いのも迷惑だけど。 0120には出ないのに、携帯電話の番号だったので油断した。

「昔は着ていました。現在は全く着ていません」でおしまいに。
あちらもすぐ切った。
もう、アンケートには一切答えないぞ!
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