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かりゆしウエアを有楽町へ探しに行く

今どき、アロハシャツなんて、もう古い」という惹句とともに、この夏、かりゆしウエアの記事やネット広告をよく見かけます。
 かりゆしウエア(どんなものかはネット検索にまかせるとして)は沖縄の特産であるシャツ
。独特の風合いや色・柄で最近人気が出ています。直接に見かけることはまだあまりありませんが、朝のドラマ「ちむどんどん」で沖縄が舞台とされていることも、影響されているのかもしれません。以前、沖縄サミットが行われたとき、各国首脳が着用されたのが報道されて以来、「市民権」を得た、ともいわれています。

 ジャックも昔、初めて沖縄に行ったとき、国際通りのはずれにある三越で、かりゆしウエアを買ったことがあります。ということは、沖縄にかりゆし有り、ということは知っていたのだと思うのです。ただ、いま思い出しても、どんなものだったかさっぱり覚えていません。今年の夏、もう一度買ってみようか、と思ったのだが、ネットで見るかりゆしは、勿論、モデル着用、涼し気な出で立ち、老人にあんなものが着られるか、勿論躊躇です。
 しかし、例えば、沖縄で主要な会議ある時など、結構な年配者が、一応、かりゆしに腕を通しているのを見ます。また、玉城デニー知事が会見するときにも、落ちついたシャツ姿を見せる時があります。これは、チャレンジして見る価値があるかもしれない、と思って、有楽町にでかけました。

 地下鉄千代田線・有楽町駅出口から上がって、すぐのところにあるのが「わしたショップ」沖縄県のアンテナショップ。私が探そうとしたのは、無地でポイントで柄のあるもの、あるいは、いつも着るものを探すときにはモスグリーンが好みなので、そのどちらか。地下の売り場にはかなりのシャツが並んでいます。ところが、真っ先に目についたのが、茶色というか、赤銅色というか、並んだシャツの中で一点だけ、茶系のものが目についたのです。Mサイズがあったので手に取ったが、どうも小さい。Lサイズも見たが、これも小さいようだ、売り場のお姉さんに相談“探してきます”と言ってしばし中座。持ってきてくれたのはXLサイズ。羽織ってみたらちょうどいい。お姉さんの話だと、かりゆしは小さめに出来ている、と言うことです。
 うちなんちゅは、やまとんちゅ、に比べて、全体に小柄なのかもしれません。あのカンムリワシこと、ボクシングの具志堅さんは、ジムに入ったときとても小柄で、当時最も軽いクラスがフライ級だったのですが、それにも達せずに、モスキート級(蚊)に登録されたといいます。

 親切なお姉さんのお陰で、いい買い物。気分良くなって、沖縄ガラスも探すことに。沖縄ガラスも名産、沖縄へ旅行に行くと、必ず、と言っていいほど、ガラス工房に連れて行ってくれます。らしいのは、透明ガラスに、青やオレンジを吹き付けたような物が多いようです。私が選んだのは、切子細工風の黒のグラス、大きめのぐい呑み風沖縄名産の泡盛にぴったりかもしれません。私が、日本最南端の波照間島へ行ったときに、島の名産『泡波』を飲みました。島に醸造所があります、ただ、瓶が再生出来ないので、島外に持ち出しが禁じられていたのですが、今も泡波は幻の酒状態のようです。いつ入荷するのかお店にもわからない、昔と違って、一升瓶からいくつかの大きさのものが作られているようですが、大きいものは1万円を超えるそうです。まあ、波照間島からは船で石垣島へ、そこからの航空便では値段もしかり、です。かりゆしが8.250円グラスが3.200円、島らっきょも買ってきました。

 
茶色のかりゆしは珍しいみたい。


襟元にあるメーカーのロゴ。 

タッグ。


琉球ガラスの一品。泡盛が似合う。


愛用いている沖縄土産の茶碗類、やちむん通りで買った、やちむん焼き、こんな大きさ。

 冒頭で言ったアロハシャツですが、これも初めてハワイへ行ったときに、土産で買ってきました。赤と青という色柄。しばらく着ていました。今から着心地を考えると、アロハは素肌に着るせいか、体にまとわりついて、ひらひらする感じなのに対して、かりゆしは、体から独立しているような感じ、しゃきっとした感じです。
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